Arm Development Studio 2019.0 リリース! ~ コンパイルとデバッグ機能がますます向上 ~

Arm Development Studio の初めてのアップデート版 2019.0 がリリースされました! (無償評価版のお申し込みはこちらから) 本バージョンでは、初期バージョンである 2018.0 を基に、最新の Arm IP および関連技術のサポートが拡張されました。Development Studio は、Arm の主力ツールチェイン製品であり、初期のシステム アーキテクチャの調査段階から、最終的な性能の最適化の段階まで、すべての開発サイクルのニーズを満たせる製品です。

Arm や他のベンダーが提供しているソフトウェア パック (英語) に対応しており、6,000 以上のデバイスを手厚くサポートしています。既存の DS-5 や Keil MDK プロジェクトは最新の Development Studio 環境に簡単に移行できますが、開発者にとっての利便性を考慮し、Development Studio でも MDK μVision IDE をお使いいただけるようになっています。

また、ユーザーの生産性向上のために、最新のデバッグ ハードウェア製品である DSTREAM-PT に対応したほか、単純なマイクロコントローラーから高度なヘテロジニアス デバイスまで、より多くの標準デバイスを新たにサポートしました。

バージョン 2019.0 の新機能

Development Studio は Arm が提供するツールチェインですので、最新の Arm IP をいち早くサポートします。

最高のパフォーマンスを得られるように、コンパイラーとアセンブラーは適切な命令を生成、デバッグ ツールは仮想プラットフォーム、Fast Model や Cycle Model ベースのプラットフォーム、物理ハードウェア、エミュレーター、FPGA、最終シリコンなど種類を問わず、最新の CPU を搭載したプラットフォームに接続することができます。

コンパイラーは、最新版であるバージョン 6.12 が同梱されています。Arm コンパイラー 6.12 の新機能などの詳細に関しては、別の記事「Arm コンパイラー新バージョン 6.12 ~ セキュリティー機能と性能が向上 ~」で紹介しています。

プロジェクトによって特定のバージョンのコンパイラーを使う必要があるケースがあることを考慮し、過去のバージョンのコンパイラーを Slilver Edition 以上のエディションでサポート、Gold Edition では機能安全対応版をサポートしています。インストール時に特定のバージョンのコンパイラーを設定する方法については、こちらのページ (英語) をご覧ください。

デバッグ機能も拡張され、DSTREAM-PT デバッグ トレース ユニットを新たにサポートしました。DSTREAM-PT は Arm が開発したプローブ製品の中でも最も高性能な第二世代のユニットです。高速なデバッグおよび高帯域幅のトレース (最大 32 ビット幅のトレース ポート) を提供し、マルチコア デバイスの徹底した解析を実施可能です。トレース情報は、Streamline パフォーマンス アナライザーに読み込むことができるため、コード実行を視覚的に確認することができます。詳細については、「より高速なデバッグと解析を実現! Arm の第二世代デバッグ プローブ DSTREAM-PT 登場」をご参照ください。

DSTREAM および ULINK ファミリー製品のその他のデバッグ プローブも、もちろん引き続きサポートされます。

すべてのデバッグ設定は、DSTREAM-PT に自動的に対応するように更新されました。さらに、 STMicroelectronics 社の STM32MP1 プラットフォームや、Cortex-A7 と Cortex-M4 の両方の CPU が搭載されたヘテロジニアスなデバイスなど、新しいデバイスに対応するように新規設定が追加されました。

最新のデバッグ IP もサポートされます。Arm の次世代のデバッグおよびトレース技術である CoreSight SoC-600 により、従来の JTAG とシリアル ワイヤ インターフェイスをはるかに超えるデバッグ インターフェイスの実装が可能になりました。Arm は、物理リンクに依存しない標準化されたトランスポート プロトコル CoreSight Wire Protocol (CSWP) を提供します。Development Studio 2019.0 では、IO ドライバーとオンターゲット デバッグ エージェントを介して、CSWP プロトコルが実装されたターゲット システムに接続することができるため、USB や PCIe 等のインターフェイスを介して、システムのデバッグを行うことができます。ホストやターゲットのリファレンス実装を含む CSWP 上の情報は、Arm GitHub (英語) で提供されています。

グラフィックスの開発者にとっても、Development Studio の機能は役に立ちます。Graphics Debugger を使用すると、Android アプリケーションをフレームごとに解析することができます。デバイスに Mali GPU が含まれている場合は、Streamline パフォーマンス アナライザーを使用して、システム全体のパフォーマンスを可視化することも可能です。

早速バージョン 2019.0 を試してみよう!

Arm Development Studio バージョン 2019.0 は無料で 30 日間ご評価いただくことが可能です。お申し込みページはこちらから。また、製品の詳細に関しては、こちらのページをご覧ください。


この記事は、Arm 社の Software Tools Blog に公開されている「Enhanced compilation and debugging with Arm Development Studio 2019.0」の日本語参考訳です。

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