InstallShield (インストールシールド)

すべてのインストールで、一貫性の高い優れたユーザー・エクスペリエンスを実現

ソフトウェアの第一印象を最高なものにします。10 万を超えるアプリケーション製作者に採用されており、MSI/EXE インストーラの開発、ユニバーサル Windows プラットフォーム・アプリ・パッケージの作成、アプリの仮想化に利用されています。アジャイル型の開発チーム/従来型の開発チームが、スタンドアロン製品や複雑なスイート製品の作成に、Windows Store や Nano Server に導入して利用しています。

お知らせ 脆弱性 (CVE-2016-2542) に関する InstallShield の Hotfix が提供されています。

InstallShield 2023 R2 リリース

2023年 12月に InstallShield 2023 R2 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能の他、複数の機能強化とバグ修正が含まれています。詳細は製品のリリースノート (PDF) をご参照ください。

  • カスタム署名ツールを使用した署名のサポート
  • SAB ビルド中に前提条件をダウンロードするためのコマンド ラインのサポート
  • タスク スケジュールを作成する機能

2021年 9月に InstallShield 2021 がリリースされました。このリリースからライセンス モデルおよびエディションの構成が変更となりました。新規ライセンスの販売については、サブスクリプション ライセンスのみとなっています。

サブスクリプション ライセンス 永久ライセンス(メンテナンス パック)
購入対象 新規購入 既存メンテナンス パック保有ユーザー
※メンテナンス パックを更新することで、継続利用可
Editions ・InstallShield
・InstallShield Premier
※ InstallShield Edition が従来の Professional と同等。Express の提供は無し
・Express
・Professional
・Premier
ライセンス タイプ InstallShield
・ノードロック ライセンス

InstallShield Premier
・ノードロック ライセンス
・コンカレント ライセンス

ライセンス サーバーは、Cloud License Server かローカル ライセンス サーバー (英語版のみ) のどちらかを選択可能
Express/Professional/Premier
・ノードロック ライセンス

Professional/Premier
・コンカレント ライセンス

ライセンス サーバーは、ローカル ライセンス サーバーのみ
Standalone Build (SAB) ライセンス数 InstallShield
・2 ライセンス

InstallShield Premier
・ノードロック:5 SAB ライセンス
・コンカレント:無制限 (最大 99 ライセンス)
Professional
・ノードロック/コンカレント:1 ライセンス

Premier
・ノードロック:5 ライセンス
・コンカレント:3 ライセンス
契約期間 3 年 1 年
バージョン利用 ノードロック ライセンス:
購入時のバージョン + メンテナンス期間中にリリースされたすべての新しいバージョン

コンカレント ライセンス:
IS2021 以降のサポート バージョンすべて

サブスクリプション期間を過ぎると、InstallShield が利用不可。継続利用にはサブスクリプション更新が必要
購入時のバージョン + メンテナンス期間中にリリースされたすべての新しいバージョン。
契約期間中に提供されたバージョンは、パーペチュアル ライセンス (永久ライセンス) として利用が可能。
TEC-World サポート 15 インシデント / 3 年 5 インシデント / 年

旧バージョンのリリース情報

InstallShield 2023 R1 リリース

2022年 6月に InstallShield 2023 R1 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能の他、複数の機能強化とバグ修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • スイート/アドバンスト UI プロジェクトにおける Windows パッケージ マネージャー パッケージのサポート
  • スイート/アドバンスト UI プロジェクトに新しく導入された、アプリのアップデート確認機能
  • InstallShield 2023 R1 の Visual Studio 2022 との統合

InstallShield 2022 R2 リリース

2022年 12月に InstallShield 2022 R2 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能の他、複数の機能強化とバグ修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • 前提条件エディターの [Windows パッケージ マネージャー] タブで追加パラメーターを指定できる機能
  • [前提条件設定] ダイアログ ボックスの追加された新しい ARM および ARM64 オプション
  • 新規/アップデートされた Setup.exe コマンドライン パラメーター
  • パッシブ モードのインストールをサポートする [ビルド] タブの新しい設定

InstallShield 2022 リリース

2022年 7月に InstallShield 2022 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能の他、複数の機能強化とバグ修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • MSIX でカスタム宣言をサポート
  • Visual Studio 2022 の統合をサポート
  • 連鎖 MSI のマイナー アップグレードをサポート
  • MSI の検証

InstallShield 2021 リリース

2021年 9月に InstallShield 2021 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能の他、複数の機能強化とバグ修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • Cloud License Server (CLS) を使ったライセンシング
  • 前提条件における Windows Package Manager のサポート
  • MSIX アップデート向けのアプリ インストーラー ファイルのサポート
  • シンプルでモダンなインストーラー
  • Windows 11 のサポート

InstallShield 2020 R3 SP1 リリース

2021年 6月に InstallShield 2020 R3 SP1 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能の他、複数の機能強化とバグ修正が含まれています。詳細は製品のリリースノート (PDF) をご参照ください。

  • InstallShield 前提条件で MSIX パッケージおよびバンドルをサポート

InstallShield 2020 R3 リリース

2020年 11月に InstallShield 2020 R3 がリリースされました。このリリースでは、新しい機能が Premier / Professional Edition に追加されています。また、各 Editionでバグ修正も含まれています。詳細は製品のリリースノート (PDF) をご参照ください。

  • InstallShield Azure DevOps ビルドの拡張 : Azure DevOps パイプラインで InstallShield プロジェクトをビルドするネイティブ拡張が追加されました。
  • [ファイルとフォルダー]ビューのショートカットオプション - サービスのサポート : 基本のMSIプロジェクトの[ファイルとフォルダー]ビューでショートカットを作成できるオプションが追加されました。
  • MSIX フォント : MSIX プロジェクトで「Windows 共通フォント」宣言がサポートされ、カスタム フォントをインストールし、システム上の他のアプリケーションと共有できるようになりました。

InstallShield 2020 R2 リリース

2020年 8月に InstallShield 2020 R2 がリリースされました。このリリースでは、新しい機能が Premier / Professional Edition に追加されています。また、各 Editionでバグ修正も含まれています。詳細は製品のリリースノート (PDF) をご参照ください。

  • MSIX バンドル : InstallShield MSIX バンドルユーティリティを使用して、異なるアーキテクチャのパッケージを単一の MSIX にパッケージすることができます。
  • MSIX - サービスのサポート : 新しい宣言をパッケージに追加することで、サービスを含む MSIX パッケージを作成できるようになります。基本の MSI プロジェクトに既存するサービスを MSIX パッケージに変換することもできます。
  • スイート/アドバンスト UI 向けの MSIX バンドルまたは AppX バンドル パッケージ : MSIX バンドルをスイート/アドバンスト UIに追加し、他のプロジェクトと共にインストールすることができます。

InstallShield 2020 リリース

2020年 5月 13日に InstallShield 2020 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能および機能強化が加わり、Windows Installer や InstallScript ベースのベーシックなインストーラー作成から、MSIX や UWP アプリ・パッケージなど Windows アプリパッケージ形式に至るまで、様々なインストーラーパッケージの開発が可能になっています。InstallShield 2020 の詳細は製品のリリースノート (PDF) をご参照ください。

  • MSIX 変更パッケージ(Premier/Professional)
  • MSIX - MSIX コアのサポート(Premier/Professional)
  • Pure 64-bit ランチャー(Premier/Professional・Express)
  • AWS CloudHSM ベースのデジタル署名をサポート(Premier/Professional/Express)
  • 新しいセットアップ前提条件の追加(Premier/Professional/Express)
      ・Microsoft OLE DB Driver 18.3.0.0
      ・Microsoft SQL Server 2019 Express
      ・Microsoft Visual C++ 2019
      ・Microsoft .NET Core Framework 3.1
      ・MSIX Core 1.1

InstallShield 2019 SP3 リリース

2019年 12月に InstallShield 2019 SP3 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能と、過去に報告のあった問題の修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • Docker コンテナ上の Standalone Build
  • ファイル リダイレクト fixup のサポート
  • OLE DB Driver for SQL Server の使用
  • データベース サーバーの SQL ドライバーを選択する
  • オートメーション インターフェイスを使って [パッチ デザイン] のパッチを構成できる機能

InstallShield 2019 SP2 リリース

2019年 8月に InstallShield 2019 SP2 がリリースされました。このリリースでは、MSIX パッケージ サポート フレームワークが追加されました。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

InstallShield 2019 リリース

2019年 5月 22日に InstallShield 2019 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能と、過去に報告のあった問題の修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • MSIX フル・プロジェクト作成:ネイティブの MSIX パッケージをゼロから作成して、コンテンツ URI や宣言、ビジュアルアセット、機能を追加できます。
  • MSIX Conversion Wizard:あらゆる MSI ファイルを MSIX Conversion Wizard で MSIX パッケージに簡単に変換できます。
  • MSIX 検証スイート:Microsoft MSIX の基準に合わせて変更が必要なものを、既存の InstallShield プロジェクトの中からスムーズに特定します。 MSI プロジェクトの要素を変換して MSIX で機能させるために必要な詳細情報とステップがわかります。
  • スイート内に MSIX を包含:インストール・スイートを拡張して、その他のデプロイメント・タイプに加えて MSIX パッケージが含まれるようにします。

InstallShield 2018 R2 リリース

2018年9月20日に InstallShield 2018 R2 がリリースされました。このリリースでは、MSIX パッケージをビルドできるようになっています。Microsoft の新しいパッケージ フォーマットの MSIX は、MSI、AppX、App-V のパッケージを 1 つのパッケージにまとめ、独自のコンテナでアプリケーションを実行することで、よりクリーンなインストールとアンインストールが可能になります。InstallShield 2018 R2 では、MSIX パッケージの作成や既存の MSI プロジェクトの移行を簡単に行うことができます。開発者は、既存のインストール プロジェクトを使用して、数回のクリックで、MSIX パッケージを生成することができます。

InstallShield 2018 SP1 リリース

2018年5月25日に InstallShield 2018 SP1 がリリースされました。このリリースでは、以下の新しい機能と、過去に報告のあった問題の修正が含まれています。詳細は製品のリリースノートをご参照ください。

  • スイート/アドバンスト UI インストールでダウンロード可能なアップデートを構成する機能
  • SHA1 & SHA256 を使用するデュアル署名のサポート

InstallShield 2018 リリース

2018年2月16日に InstallShield 2018 がリリースされました。コンポーネントに使用されるオープン・ソース・ソフトウェアの割合が高まる中、InstallShield は、プロジェクトを迅速にスキャンして、OSS コードのリスクを低減します。InstallShield を導入することで、市場の変化に即座に適応し、製品の市場投入を迅速化して、魅力的なカスタマ・エクスペリエンスを提供できるようになります。また、製品の出荷前にプロジェクトの OSS コンポーネントの脆弱性を確認できます。その結果、生産性が向上し、スクリプティング/コーディング/リメークが大幅に削減されます。


InstallShield の価格および購入について

弊社では、InstallShield の新規ライセンスおよびアップグレード ライセンスを特別価格にて販売しております。InstallShield の新規ライセンスおよびアップグレード ライセンスの価格は、 こちらのページでご確認いだけます。また、弊社 オンラインショップから InstallShield の新規ライセンスおよびアップグレード ライセンスをご購入いただくことも可能です。ぜひご利用ください。

InstallShield の特長

ユニバーサル Windows プラットフォームをサポートする、シンプルでクリーンなインストール、アップグレード、アンインストール

  • 最小限のスクリプティング、コーディングおよびリメークで、MSI および EXE インストーラを開発し、ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)と Windows Server のアプリ・パッケージを作成する。
  • Windows ストアと Nano Server 向けのアプリケーションを作成する。

仮想およびクラウドベースのデプロイを簡素化

  • 多階層のインストール・テンプレートを使用して、Web/サーバー・アプリケーションを単一のクラウド対応パッケージとしてデプロイ
  • Microsoft Azure SQL データベースのサポートにより、ハイブリッド・クラウド・データベースにデプロイ
  • 互換性を検証し、Microsoft App-V パッケージを作成することにより、エンタープライズ・アプリケーション仮想化導入をサポート

Microsoft Windows および Visual Studio サポートの最も一般的なソリューション

  • Windows インストーラをすばやく簡単に構築
  • Microsoft Visual Studio 内でインストーラを直接作成
  • ISO 19770-2 ソフトウェア・インベントリ・タグ、PowerShell スクリプト、Windows Store アプリのサイドロードにより、顧客企業をサポート

顧客のユーザー・エクスペリエンスをシームレスに提供

  • InstallShield の Advanced UI エディタで、企業や製品ブランドに合ったインストーラを作成
  • 最新の更新とパッチをインストール時にストリーム配信することで、ユーザーが常に最新バージョンをインストールできるようにし、リリース・プロセスを継続的にサポート
  • インストーラ・テキストを 35 言語にローカライズ

将来にわたって OSS の脆弱性からプロジェクトを保護

  • InstallShield* は、プロジェクトを 1 回スキャンするだけで OSS のセキュリティと IP コンプライアンスのリスクをチェックできる、唯一のインストール自動化ソリューションです。

テクニカル サポート対象製品及びアップグレード対象製品変更のご案内

一部製品がテクニカル サポート及びアップグレードの対象外となることが発表になりました。詳細は こちらのページをご覧ください。


InstallShield 2023 の新機能

内部ファイルにデジタル署名する機能

InstallShield 2023 R2 Premier Edition には、メディア ビューのリリース エクスプローラーのリリースのイベント タブにあるファイルの準備でファイル イベントの準備とバッチ ファイルの実行という名前の新しい設定が含まれています。これにより、未署名の InstallShield 内部ファイルにデジタル署名できるようになります。バッチ ファイル (.bat または .cmd) または実行可能ファイル (.exe) を使用してカスタム スクリプト/コマンドを指定します。

InstallShield の組み込み署名フローを使用している場合は、内部ファイルを含むすべてのバイナリの署名がデフォルトの署名動作によって管理されるため、これらの設定は必要ありません。

これらの設定は、顧客が InstallShield 標準署名ソリューションの代わりにカスタム署名ソリューションを使用したい場合にのみ必要です。

デジタル署名用のカスタム署名ソリューションを構成する機能

InstallShield 2023 R2 では、ビルドで生成されたファイルにデジタル署名するためのカスタム署名ソリューションを選択および構成できる新しい署名タイプ設定が導入されています。

これらの設定は、顧客が InstallShield 標準署名ソリューションの代わりにカスタム署名ソリューションを使用したい場合にのみ必要です。[カスタム署名タイプ]を選択すると、カスタム署名ユーティリティのパスと引数を構成できる追加のフィールドが有効になります。カスタム署名ソリューションを構成するには、メディアビューのリリースエクスプローラーのリリースの[署名]タブで利用可能な次の新しい設定を使用できます

  • 署名タイプ- この設定により、ビルドで生成されたファイルにデジタル署名する方法を指定できます。この設定で使用可能なオプションは次のとおりです。
    • 標準- デフォルトの InstallShield 署名ツールを使用して、ビルドで生成されたファイルにデジタル署名するには、このオプションを選択します。
    • カスタム- カスタマイズされた署名ツールを使用して、ビルドで生成されたファイルにデジタル署名するには、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、パスと引数の設定が有効になります。
  • パス- 署名ツールを使用してビルド生成ファイルにデジタル署名するための署名ツールの場所を指定します。署名ツールの場所を指定するには、この設定の省略記号ボタン (...) をクリックします。
  • 引数- 署名ツールの構成のコマンドライン引数を指定します。たとえば、Microsoft の組み込み署名ツールがバイナリに署名するためのカスタム オプションとして構成されている場合、次のコマンド ライン引数を使用できます。
    signed /fd SHA256 /f ProgramFilesFolder \testCA.pfx" /t http://timestamp.digicert.com /p MyPassword [ファイル名]
    注:カスタム署名ツールのパスは、 "ProgramFilesFolder"\Windows Kits\10\bin\"WinSDKVer"\x86\signtool.exeを使用します。
    [filename]変数は、署名される完全なファイル パスのプレースホルダーです。これは、ビルド時に署名されるバイナリ ファイルのフル パスに解決されます。デフォルトでは、ファイル パスは引数の最後に追加され、カスタム署名ツールに渡されます。ハードコーディングされたパスを使用する代わりに、 プロジェクトで定義されている任意のパス変数と環境変数を使用できます。

スケジュールされたタスクの新しい時間単位のスケジュール設定

InstallShield 2023 R2 では、時間ごとにスケジュールされたタスクを繰り返す頻度を指定したり、スケジュールされた各タスクの期間を指定したりできるようになりました。[システム構成]ビューのスケジュールされたタスクエクスプローラーの新しいタスクのスケジュール設定に次の設定が導入されました。

  • 繰り返し間隔 (分) — この設定を使用して、指定した期間内に連続するタスクを実行する頻度を決定する間隔を分単位で指定します。この間隔の計算は、以前にスケジュールされたタスクの開始時刻に基づいています。
    たとえば、午前 8 時から午後 5 時まで 1 時間ごとにタスクを実行するには、「60」と入力します。
  • 期間間隔 (分) - この設定を使用して、アクティブなトリガーでスケジュールされたタスクを繰り返す期間を決定する間隔を分単位で指定します。ここで指定する間隔は、 「繰り返し間隔 (分)」設定の間隔値以上である必要があります。
    たとえば、スケジュールされたタスクの実行を午前 8 時に開始し、午後 5 時まで実行したい場合は、「540」と入力します。
    注: [継続間隔 (分)]設定は、 [繰り返し間隔 (分)]設定が間隔値で指定されている場合に有効になります

スタンドアロンのビルド中に前提条件をダウンロードするためのコマンドラインのサポート

プロジェクト:この情報は、次のプロジェクト タイプに適用されます。

  • 基本的な MSI
  • インストールスクリプト
  • インストールスクリプト MSI

InstallShield 2023 R2 では、 -prqdownload という名前の新しいコマンド ライン パラメーターが導入されています。これは、 ISCmdBld.exe を使用してコマンド ラインからプロジェクトをビルドするときに、不足している InstallShield 前提条件バイナリ ファイルを適切なプロジェクト ディレクトリに自動的にダウンロードするようにスタンドアロン ビルドに指示します。
注:このパラメーターを指定せずにIscmdbld.exeを使用してスイート/アドバンスト UI プロジェクトをビルドすると、ISM パッケージに必要な InstallShield 前提条件バイナリ ファイルがプロジェクト ファイルに自動的にダウンロードされます。したがって、このパラメータはスイート/アドバンスト UI プロジェクトには適用できません。

EVデジタル署名用のトークンパスワードを保存する機能

InstallShield 2023 R2 では、EV トークンのパスワードを暗号化してプロジェクト ファイルに保存するオプションが提供されるようになりました。以前の InstallShield バージョンでは、[証明書ストアを使用する] オプションを介して EV 証明書がサポートされていました。ただし、このオプションを使用すると、ファイルが EV 証明書で署名されるたびに、ユーザーはトークン パスワードの入力を求められます。

EV ベンダーに付属する「シングル ログオンを有効にする」というオプションもあり、これはセッションごとのユーザー介入を 1 つのトークン パスワード要求のみで制限します。InstallShield 署名タブでのトークン パスワードの構成は、パスワードの有効期限が切れるまで機能し続けます。トークンのパスワードは、InstallShield IDE または InstallShield 自動化レイヤーを使用して変更できます。

InstallShield 2021 から、InstallShield と InstallShield Premier の 2 つのエディションでの提供となっています。InstallShield エディションが従来の Professional エディションと同等のエディションとなります。これまでの Express エディションが終息となりました。

従来のエディション InstallShield 2020 InstallShield 2021 以降
Premier InstallShield Premier InstallShield Premier
Professional InstallShield Professional InstallShield
Express InstallShield Express 該当なし

InstallShield の各エディションの機能比較

InstallShield の各エディションの機能の差は、 こちらをご参照ください

InstallShield 2023 のシステム要件

InstallShield は、世界をリードするインストーラ開発ソリューションであり、Windows アプリケーション用の App-V パッケージおよび MSI インストーラを構築できます。以下は、InstallShield を実行するシステム (オーサリング環境) と、InstallShield で作成したインストーラを実行する対象システム (ランタイム環境) の最低要件です。

InstallShield 実行環境 (オーサリング環境)

InstallShield オーサリング環境を実行するシステムにおけるシステム要件は以下の通りです。

項目 説明
コンピュータ本体 Pentium III クラス の PC (500MHz 以上推奨)
メモリ 1GB の RAM (2GB 推奨)
ハードディスク 1GB のディスクスペース
ディスプレイ XGA (画面解像度 1024 x 768) 以上
OS Windows Server 2008 R2、Windows 8、Windows Server 2012、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows 10、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows 11、Windows Server 2022
権限 システムの管理者権限
マウス Microsoft IntelliMouse またはその他の互換性があるポインティング デバイス

InstallShield と Visual Studio との統合 (オプション)

Microsoft Visual Studio の以下のバージョンを InstallShield Premier Edition または Professional Edition に統合することができます。

  • Visual Studio 2012
  • Visual Studio 2013
  • Visual Studio 2015
  • Visual Studio 2017
  • Visual Studio 2019

Visual Studio のこれらのバージョンの以下のエディションは、InstallShield Premier Edition または Professional Edition に統合することができます。

  • Professional
  • Premium
  • Ultimate
  • Enterprise

ターゲット プラットフォーム

ターゲット システムは、次のオペレーティング システムの最小要件を満たさなくてはなりません。

  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows 8
  • Windows Server 2012
  • Windows 8.1
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows 10
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows 11
  • Windows Server 2022

ターゲット システムで、SSE2 命令セットがサポートされていることが必須です。

 

輸入販売代理店: 株式会社ネットワールド

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