インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ 5.3 Linux* 版 (インテル® 64 アーキテクチャー用) 
リリースノート

目次

概要
インテル® IPP 5.3 の新機能
動作環境
インストール
ドキュメント
その他の情報のリソース
テクニカルサポートとフィードバック
ライセンス定義
 

概要

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) 5.3 Linux 版には、以下の 4 つのインストール・パッケージが含まれています。

このリリースノートは、インテル® IPP 5.3 Linux 版 (インテル® 64 アーキテクチャー用) インストール・パッケージについて説明します。

インテル® IPP は、一般的な信号、イメージ、音声、画像、データ圧縮、暗号化、テキスト文字列とオーディオ処理、ベクトル操作と行列演算を含む広範囲な機能を提供するソフトウェア・ライブラリーです。MP3 (MPEG-1 オーディオ、レイヤー 3)、MPEG-4、H.264、VC-1、H.263、JPEG、JPEG2000、GSM-AMR* および G729 のようなオーディオ、ビデオ、音声コーデック用の高度なプリミティブに加えて、コンピューター・ビジョンもカバーします。インテル® IPP ライブラリーは、各関数でさまざまなデータタイプとレイアウトをサポートし、使用されるデータ構造の数を最小化することで、開発者がアプリケーションのデザインと最適化に選択できる豊富なオプションのセットを提供します。

インテル® IPP のアプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API) は、プロセッサーに含まれるマルチメディアや信号処理機能を活用するクロスプラットフォームの低水準ソフトウェア・レイヤーです。インテル® Core™2 Quad マイクロアーキテクチャー、インテル® Core™2 Duo マイクロアーキテクチャー、インテル® 64、ストリーミング SIMD 拡張命令 (SSE)、SSE2、SSE3、SSSE3、MMX® テクノロジー、および Intel XScale® テクノロジーなどの最新のインテル® アーキテクチャーの拡張機能が利用できます。インテル® IPP は、インテル® Core™2 Quad プロセッサー、インテル® Core™2 Duo プロセッサー、インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Pentium® 4 プロセッサー、インテル® Itanium® 2 プロセッサー、およびインテル® IXP4XX ネットワーク・プロセッサー用に最適化されています。広範囲なアーキテクチャーで単一の API を利用できるので、アプリケーション開発者はプラットフォームの互換性を保ちながら開発コストを削減することができます。インテル® IPP を使用すると、基本的な関数の統合が単純化されるので、製品の開発に集中することができます。

プロセッサー用語
インテル® IPP は、プロセッサーとオペレーティング・システムを組み合わせた、一般的な 4 つのプラットフォームをサポートしています。以下に、本ドキュメント、インストール手順、およびサポートサイトでプラットフォームの記述に使用されている用語について説明します。

IA-32: 32 ビットのオペレーティング・システムを実行している、インテル® Pentium® プロセッサーと互換性のある 32 ビット・プロセッサー (インテル® Core™2 Duo プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、インテル® Pentium® 4 プロセッサー、インテル® Pentium® D プロセッサー、インテル® Centrino® プロセッサー、インテル® Celeron® プロセッサー、インテル® Xeon® プロセッサーなど)、または同じ命令セットをサポートしている他社製のプロセッサーがベースのシステム。

インテル® 64 : 64 ビット・アーキテクチャーに対応するように拡張され、Microsoft* Windows* XP Professional x64 Edition または Microsoft Windows Server* 2003 x64 Edition のような 64 ビット・オペレーティング・システムを実行している IA-32 プロセッサー (クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Core™2 Duo プロセッサーなど) がベースのシステム。

インテル® Itanium® プロセッサー: 64 ビットのオペレーティング・システムを実行している、インテル® Itanium® 2 プロセッサー・ベースのシステム。

インテル® IXP4XX ネットワーク・プロセッサー:
通信および組み込み機器向けインテル® IXP4XX ネットワーク・プロセッサーをベースにしたシステム、および組み込みオペレーティング・システム向けに拡張された Intel XScale® テクノロジーをベースにしたシステム。
 

インテル® IPP 5.3 の新機能

 

動作環境

インテル® 64 対応システム用アプリケーションを開発するための最小ハードウェア要件

インテル® 64 対応システム用アプリケーションを開発するためのソフトウェア要件

推奨するドキュメント・ビューアー: Adobe* Acrobat* Reader* 7.0 またはそれ以降 (PDF 形式でドキュメントを表示する場合のキーワード検索機能が改良されています)
 

インストール

インテル® IPP のインストール時に、インストールに関するガイダンスが提供されます。ステップごとにインストール手順を説明したファイル (ファイル名: Install.htm) へのリンクが示されます。このファイルは \doc ディレクトリー以下にあります。インテル® IPP のインストールに関する情報は、「インストール・ガイド」を参照してください。デフォルトのインストール・ディレクトリーは次のとおりです。
/opt/intel/ipp/5.3/em64t
 

ドキュメント

ドキュメント・インデックス (doc ディレクトリーの Doc_Index.htm) には、主要なインテル® IPP ドキュメントがリストされています。インテル® IPP リファレンス・マニュアル (英語) は、http://www3.intel.com/cd/software/products/asmo-na/eng/346532.htm から入手することもできます。


その他の情報のリソース


テクニカルサポートとフィードバック

製品のサポート情報とユーザーフォーラム

最初のヒント、製品の既知の問題、エラッタ、互換性情報、よくある質問と回答など、豊富なサポート情報が、インテル® IPP テクニカルサポート Web サイトで提供されています。製品を効率的に使用するために役立つさまざまな情報が入手できます。

インテル® IPP ユーザーフォーラム (英語) では、インテル® IPP のユーザーが活発に情報交換を行っています。


問題の送信

インテルでは、お客様からのフィードバックを非常に重視しております。本製品で提供されるツールについてのテクニカルサポートおよび FAQ や製品のアップデート情報を含むテクニカル情報を利用するには、https://registrationcenter.intel.com で、この製品のシリアル番号を使用してインテル® プレミアサポート・アカウントに登録してください。

注: 代理店がこの製品のテクニカルサポートを行っている場合は、インテルではなく代理店までご連絡ください。

問題を送信する手順は次のとおりです。
1. https://premier.intel.com/ (英語) にアクセスします。
2. サイトにログインします。ユーザー名とパスワードの大文字と小文字は区別される点に注意してください。
3. 左側のナビゲーション・バーの [Submit Issue] リンクをクリックします。
4. [Product Type] ドロップダウン・リストから [Development Environment (tools,SDV,EAP)] を選択します。
5. ソフトウェアまたはライセンスに関する問題の場合は、[Product Name] ドロップダウン・リストから [Intel® IPP for Linux*] を選択します。
6. 質問を入力します。ウィンドウの残りのフィールドも記入して、問題箇所の送信を完了します。

問題の報告および製品に関するご意見を送信される際のガイドライン
1. 問題、その他ご意見を入力してください。
    問題の報告の場合は、その問題を再現できるように、できるだけ具体的に説明してください。できるだけ簡単なテストケースを含めてください。
2. システム構成情報を入力します。
    また、問題の解決に役立つと思われる情報 (オペレーティング・システム、インストールしているアプリケーションの名前とバージョン、その他) はすべてお伝えください。


ライセンス定義

ライセンス定義およびライブラリーの制限については、エンド・ユーザー・ソフトウェア使用許諾書を参照してください。

MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、H.263、H.264、MP3、 DV SD/25/50/100VC-1、G.722.1、G.723.1A、G.726、G.728、G.729、GSM/AMR、GSM/FR、JPEG、JPEG 2000、Aurora、TwinVQ、AC3 および AAC は、ISO、IEC、ITU、 SMPTE、 ETSI およびその他の組織によって制定されている国際標準規格です。これらの標準規格の実装、または標準規格対応のプラットフォームの使用には、インテルを含むさまざまな組織からのライセンス許諾が必要になる場合があります。

本資料で提供される情報は、予告なく変更されることがあります。インテルは本資料の内容およびこれに関連して提供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれていたとしても一切責任を負わないものとします。本資料およびこれに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可されます。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものであり、インテルによる確約と解釈されるべきものではありません。

製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証(特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む)にも一切応じないものとします。インテル製品は、医療、救命、延命措置、重要な制御または安全システム、核施設などの目的に使用することを前提としたものではありません。

機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。

本資料で説明されているソフトウェアには、不具合が含まれている可能性があり、公開されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在までに判明している不具合の情報については、インテルのサポートサイトをご覧ください。

Intel、インテル、Intel ロゴ、Celeron、Centrino、Intel Core、Intel XScale、Itanium、MMX、Pentium、Xeon は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。
© 2007 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。