ブランチ サポートが強化された新バージョン MadCap Flare 2021 r3 & MadCap Central リリース

新バージョンの MadCap Flare 2021 r3 と MadCap Central がリリースされました。新バージョンでは、Flare プロジェクト、レビュー、出力のビルド、およびサイトのブランチがサポートされます。

これまでは、Flare プロジェクトのマスターまたはメイン ブランチのみを MadCap Central 上で同期して管理できました。この強化されたブランチ サポートにより、わずか数分で Flare から直接ブランチを設定し、MadCap Central を使用して、シングルバインドのソース管理環境で、プロジェクトや Web ベースのレビューなどの Git ブランチ ワークフローを確立できます。

また、MadCap Central でホストされているサイトでは、異なるブランチ間の出力管理を合理化するため、インターフェイスが改良されました。さらに、MadCap Central にトピック レビュー フィルターが追加され、SME やライターが、レビュー待ち、送信済み、提出済み、アーカイブ済みのファイルを簡単に検索して見つけられるようになりました。

ブランチとは?

1 人で作業する場合も、チームで作業する場合も、ブランチはさまざまなメリットをもたらします。Git のブランチを使用することで、製品版のコンテンツを生成する Flare プロジェクトの主要部分に影響を与えることなく、新しいコンテンツを継続的に開発できます。ブランチは、新機能の文書化、プロジェクトのセクションの再編成、レイアウト変更などを行うための独立した環境と考えることもできます。必要に応じて、ブランチをマージしたり、別のブランチに追加することが可能です。

頻繁にリリースを行い、常に更新していて開発中のどの機能がリリースに間に合うか分からないアジャイル開発環境では、この機能は非常に便利です。ブランチを利用することで、ライターは継続的に並行開発を行い、最終的なアウトプットに何を含めるかを制御できます。

出力の制御なら条件タグでもできるのでは? と考える方もいるでしょう。確かに、条件タグを使用することもできますが、コンテンツが大きくなると、タグの数が増えて管理が難しくなります。

強化されたブランチ機能

MadCap Central が Flareプロジェクト、SME レビュー、ビルド、およびサイトのブランチに対応したことで、Flare と MadCap Central のインターフェイスが強化され、これらの機能を使いやすくなりました。

Flare のステータス バーに追加されたショートカット オプション

ステータス バーが強化され、アクティブなブランチの表示、異なるブランチへの迅速な切り替え、MadCap Central または Git へのファイルのコミットや同期が可能になりました。

Git インジケーターが追加された MadCap Flare のステータス バー

これにより、どのブランチがアクティブであり、変更をコミットまたは同期する必要があるかどうかを簡単に把握できます。また、新しいブランチの作成や、ほかのブランチへの切り替えを素早く行うことができます。

ステータス バーの機能強化に関する詳細は、オンライン ヘルプのこちらのトピックを参照してください。

ブランチの作成と MadCap Central へのパブリッシュ

MadCap Central と連携している Flare プロジェクトで新しいブランチを作成する場合、自分 (およびほかのライター) がファイルや将来の変更にアクセスできるように、MadCap Central に公開する必要があります。これは、[Source Control Explorer] ペインで行います。

MadCap Central の [Source Control Explorer] パネルのブランチ インジケーター

[Publish Branch] を選択すると、新しく作成したブランチがパブリッシュまたは MadCap Central にプッシュされ、[Source Control Explorer]、ステータス バーのショートカット オプション、および [Source Control] リボン メニューでブランチを切り替えることができるようになります。Flare で特定のブランチを作業している場合、コミットした後に、ブランチで行った変更を MadCap Central にプッシュできます。

新しいブランチ フィルターにより、簡単に MadCap Central 上のブランチを検索および選択して、ブランチへの更新が MadCap Central に送信されたことを確認できます。

Git の選択肢を含む MadCap Central のメニュー

ブランチの作成とパブリッシュの詳細は、オンライン ヘルプを参照してください。

個々のブランチのレビューの送受信

MadCap Central のブランチ サポートにより、Central の Web エディタでレビューする任意のブランチのファイルを、Flare から送信できるようになりました。これまでは、マスター ブランチのコンテンツのみをレビュー用に送信することができました。レビュー担当者は、MadCap Central でブランチのファイルを表示し、簡単に素早くファイルの編集やコメントの追加を行い、ライターに送り返すことができます。

ブランチが選択された状態の MadCap Central のレビュー画面

レビュー用のコンテンツの送信に関する詳細は、オンライン ヘルプを参照してください。

MadCap Central で個々のブランチの出力をビルド

これまでは、マスター ブランチのコンテンツのみをビルドできました。新バージョンでは、MadCap Central に同期された任意のブランチのターゲットをビルドできるようになりました。Flare からアクティブなブランチをビルドして Central に直接公開したり、MadCap Central 上で直接ビルドを生成できます。

MadCap Central で出力を生成する際の [Builds] オプションが強化され、ビルドするブランチとターゲットを簡単に選択できるようになりました。

MadCap Central がブランチのビルドに対応

個々のブランチの出力のビルドに関する詳細は、オンライン ヘルプを参照してください。

サイト用に特定のブランチからビルドを選択

MadCap Central のサイトは、出力と出力先に関する情報のコレクションです。出力を生成後、エンドユーザーに公開します。サイトには、誰でもリンクにアクセスして出力を表示できるパブリック サイトと、出力を表示するためにはログインが必要なプライベート サイトがあります。

MadCap Central がブランチからのビルドをサポートしたことで、ビルドからサイトを作成できるようになりました。これは、リリース前の社内レビュー用に、特定のブランチの開発中の出力をパブリッシュする際などに便利です。

サイトを作成して編集する際に、出力のブランチ、ターゲット、およびビルドを選択できます。

ブランチ オプションが追加された MadCap Central の [Sites] パネル

サイトを作成後、拡張され一元管理しやすくなったプロファイルで設定を編集できます。

MadCap Central のサイドバーと設定

サイトの作成と管理の詳細は、オンライン ヘルプのこちらのトピックを参照してください。

MadCap Central のトピック レビュー フィルターの拡張

MadCap Central の [Reviews] ページに新しいフィルターが追加され、ライターとレビュー担当者が、さまざまなレビュー段階のファイルの中から複数の条件で絞り込んで、必要なファイルを素早く見つけられるようになりました。名前、プロジェクト、パス、レビューのオーナーを指定して検索できます。さらに、日付フィルターを選択して、検索結果を昇順/降順で並べ替えることも可能です。

MadCap Central のレビュー フィルター

レビュー フィルターの詳細は、オンライン ヘルプのこちらのトピックを参照してください。

関連情報

オンライン ヘルプの各新機能の説明に加え、MadCap では、ソース管理、Gitflow、ブランチ、および Flare と Central で利用可能な各種機能を最大限に利用するベスト プラクティスに関するビデオも公開しています。

新しいソース管理機能の強化、実用的な出力分析、オンラインの共同作業とレビューなど、MadCap Central の各種機能は 30 日間の無料評価版でご利用いただけます。詳しくは、

こちらをご覧ください。


この資料は、MadBlog で公開されている「New MadCap Flare 2021 r3 and MadCap Central Releases: Support for Integrated Branching Streamlines Content Workflows」の日本語参考訳です。