SmartBear AI は、ReadyAPI に AI アシスト機能を提供します。これにより、自然言語入力を使用して API テストの生成、レビュー、最適化が可能になります。
ReadyAPI AI は、自然言語による指示に基づいて API 定義からテスト ケースを生成します。API 定義をインポートし、テスト シナリオを説明し、レスポンス プロファイルを選択し、必要なアサーション タイプを指定するだけで、わずか数秒で完全なテスト ケースを生成できます。生成されたテスト ケースは、そのままレビューや編集、実行が可能です。
ベータ版に関する注意事項:
この機能はベータ版として提供されており、今後も継続的に改善されます。エラーが発生した場合や、期待通りの結果が得られなかった場合など、皆様からのフィードバックやユース ケースをお待ちしております。
注:
このベータ版の利用には、SLM クラウド環境でホストされているライセンスが必要です。オンプレミスの SLM ライセンスへの対応は、今後のリリースおよび一般提供 (GA) 時に予定されています。
AI 機能を有効する前に、SmartBear の AI 機能利用規約を必ずご確認ください。
ReadyAPI における AI の仕組み
SmartBear AI は、基盤となる大規模言語モデル (LLM) を活用しています。SmartBear は、お客様のデータを使用して AI モデルのトレーニングを行うことはありません。
アプリケーションレベルでの制御
ReadyAPI で SmartBear AI を有効/無効にする
ReadyAPI では、SmartBear AI 機能はデフォルトで無効に設定されています。
ReadyAPI UI から SmartBear AI を制御する
SmartBear AI 機能を有効にするには、次の手順に従ってください。
- ReadyAPI を開きます。
- ツールバーで[Preferences] を選択します。
- 左側のペインで [Integrations] に移動しし、[SmartBear AI] を選択します。
- [Enable SmartBear AI integration] を選択します。
- [OK] を選択します。
SmartBear AI を有効にすると、ナビゲーション バーの [Open SmartBear AI] ボタンがアクティブになります。このボタンを使用して、[Generate Tests with SmartBear AI] ダイアログを開きます。SmartBear AI が無効な状態では、このボタンは操作できません。
マネージド デプロイメントでの SmartBear AI の制御
ReadyAPI をマネージド イメージとして展開している組織では、JVM オプションを使用して AI 機能の可用性を制御できます。この設定を行うと、起動時に AI 機能が無効化され、UI から AI 関連のオプションが非表示になります。
- 次の JVM オプションを使用してください:
-Dreadyapi.enable.ai.features=<value> - すべての AI 機能をオフにするには、値を次のように設定します:
-Dreadyapi.enable.ai.features=false
SLM レベルでの制御
SmartBear License Management (SLM) を通じて、組織全体の SmartBear AI へのアクセスを制御できます。SLM ではデフォルトで AI が有効になっていますが、組織単位で無効にすることも可能です。
組織内のすべての SLM ユーザーに対して AI 機能を無効にするには、以下の情報を添えて SmartBear サポートにリクエストを送信してください。
- Issue Type: Other
- A short accurate description of your query (Subject):
Request to Disable SmartBear AI for SLM organization - Problem description: 正確な SLM 組織名を含めてください。
SLM レベルで AI を無効にすると、その組織のすべてのユーザーが ReadyAPI の AI 機能にアクセスできなくなります。
ReadyAPI で SmartBear AI を使用する
SmartBear AI を有効にすると、自然言語のプロンプトを使用して API 定義から機能テスト ケースを直接生成できるようになります。SmartBear AI は、入力に基づいてテスト ステップとアサーションを作成し、生成されたテスト ケースを ReadyAPI Project Workspace に追加します。
SmartBear AI を使用したテストケース作成手順
- API 定義をインポートします。
- 自然言語でテスト シナリオを入力します。
- レスポンス プロファイルを選択します (Performance または Accuracy)。
- 生成されたテスト ケースに含めるアサーションを選択します。
- [Generate Test Case] をクリックしてテストを作成します。
- 検証エラーが発生した場合は確認して解決します。
- 生成されたテスト ケースを確認します。
- フィードバックを送信または問題を報告します。
ステップ 6〜8 は、テスト ケース生成後に推奨されるフォローアップ アクションです。

API 定義のインポート
ローカル ファイル、または Swagger Studio 連携を通じて API 定義をインポートします。インポートが完了すると、テスト生成に使用できるオペレーションやスキーマが ReadyAPI 上に表示されます。
テスト シナリオの入力
テスト シナリオを自然言語で入力します。ReadyAPI はこの説明を基に、生成されるテスト ケースに含まれるリクエスト フロー、データ、およびアサーションを構成します。
シナリオの入力例
- 例 1: Create a test that creates a pet, updates it, and deletes it. (ペットを登録し、更新し、削除するテストを作成します。)
- 例 2: After logging in, purchase a pet, verify the stock shows the pet is sold, and log out. (ログイン後、ペットを購入し、在庫状況が「販売済み」になっていることを確認してログアウトします。)
- 例 3: Log in, create a pet named “Fido”, sell “Fido,” update the status to “sold”, verify the pet status is sold, and log out. (ログインし、「Fido」という名前のペットを登録します。その後「Fido」を販売してステータスを「sold」に更新し、正しく更新されたことを確認してからログアウトします。)
レスポンス プロファイルの選択
SmartBear AI が速度と分析のバランスをどのように取るかを選択します。
- Performance: 軽量な処理で素早く結果を生成します。迅速な反復処理や日常的なテスト生成シナリオに適しています。
- Accuracy: より詳細で綿密に分析されたテスト シナリオを生成します。このプロファイルは処理にやや時間がかかりますが、より正確で包括的な結果が得られます。
アサーション タイプの選択
SmartBear AI が生成するテスト ケースに含めるアサーション タイプを選択します。
- Validate HTTP Response Status: テスト ステップが API 定義で指定された HTTP ステータス コードを正しく受信するかをチェックします。
- Validate Swagger/OpenAPI Compliance: レスポンスが API 定義の内容と一致しているかを検証します。
このアサーションは以下の仕様をサポートしています。
- Swagger 2.0 (OpenAPI 2.0)
- OpenAPI 3.0.0
- OpenAPI 3.1.0
- Validate Response SLA: レスポンスが規定の時間内に返ってくるかをチェックします。
テスト ケースの生成
すべての入力を完了したら、ワンクリックでテスト ケースを生成できます。SmartBear AI は、入力された説明とインポートした API 定義に基づいて、テスト ステップとアサーションを自動的に作成します。
生成されたテスト ケースは、Project Workspace の Functional Tests に自動的に追加されます。ReadyAPI は「Project X」(X は次に使用可能なプロジェクト番号) という新しいプロジェクトを作成します。プロジェクト内には、「AI-Generated Test Suite 1」が作成され、その中に生成されたテストケースが含まれます。

生成されたテスト ケースは、ReadyAPI の UI 上で確認・編集が可能です。また、それぞれのテスト ワークフローに合わせて、GUI、TestRunner、または TestEngine を使用して実行することができます。
検証エラーの確認と解決
SmartBear AI は、インポートされた API 定義と入力されたプロンプトを基にテスト ケースを生成します。ReadyAPI は AI のレスポンスを解析し、生成されたテスト ケースを Project Workspace Navigator に追加して確認できるようにします。
場合によっては、このプロセス中に検証エラーや解析エラーのメッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは通常、フォーマットの不一致や SmartBear AI と ReadyAPI 間での不完全なデータ受け渡しなど、AI が生成したレスポンスの解析における問題を示しています。以下はその一例です。

これらのメッセージが表示された場合は、OK をクリックして閉じ、生成されたテスト ケースの内容を確認してください。テスト ケースの実行に失敗したり、予期しない動作が発生した場合は、エラーの詳細を添えて SmartBear サポートにサポート リクエストを送信してください。
生成されたテスト ケースの確認
テスト ケースの生成後、期待通りに動作するかを確認するために以下の手順を行ってください。
- テスト ケースを実行し、正常に完了するかを確認します。
- アサーションを確認し、期待通りに成功または失敗するかをチェックします。
テストが失敗した場合は、以下の点を確認してください。
- API定義が完全で、有効なものであるか。
- テスト ケース内のリクエストとレスポンスに、有効なデータが含まれているか。
- アサーション ログを確認し、テストが失敗した理由と、その失敗が実際の問題を反映しているかを確認する。
フィードバックの送信と問題の報告
ReadyAPI の [Generate Tests with SmartBear AI] ダイアログから、直接フィードバックを送信できます。
問題が解決しない場合、またはテストの実行が妨げられる場合は、発生した検証エラーや解析エラーの詳細を添えて、SmartBear サポートへリクエストを送信してください。
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この資料は、SmartBear Blog で公開されている「SmartBear AI in ReadyAPI」と「Generate Tests with SmartBear AI [Beta]」の情報を参考に作成したものです。


