[追記あり]最近の Windows や Linux 環境でインテル® VTune™ Amplifier の解析に失敗する

[3/26 追記]
本現象の改善が適用されたバージョン 2018 Update 2 がリリースされました!
インテル® Registration Center よりバージョン 2018 Update 2 をダウンロードすることが可能です。


最近にリリースされたセキュリティ関連のパッチを適用すると、インテル® VTune™ Amplifier の解析中に OS が再起動する現象に遭遇することがあります。

この現象について調べてみたところ、Intel Developer Zone に以下の記事が掲載されていました。
Intel® VTune™ Amplifier – Impact of recent OS security updates

■ 対象の環境

  • インテル® VTune™ Amplifier
    バージョン 2018 Update1 とそれ以前の旧バージョン
  • Linux、Windowsの両環境

現象について

最近にリリースされた OS のセキュリティパッチを適用したシステム上で、インテル® VTune™ Amplifier のイベントベース解析を実行すると、アプリケーションもしくはシステムがクラッシュする可能性があります。

対象となるイベントベース解析

  • Advanced Hotspots
  • All analyses listed under microarchitecture analysis
  • HPC Performance Characterization
  • Custom Analysis that uses the collect stacks option or precise events

現時点で実行できる解析タイプ

  • Basic Hotspots
  • Concurrency
  • Locks and Waits
  • Platform analysis

現時点で解析可能な解析タイプは、インテル® VTune™ Amplifier の Analysis Type の選択画面にて赤枠で囲んだ解析タイプを示してます。

回避策の有無

現時点では対象となるイベントベース解析の実行は薦められておりません。現在、Intel 社は本現象の修正のため取り組んでいます。

なお、セキュリティパッチに関する情報は、下記の Intel 社 Web サイトに掲載されています。
Facts About the New Security Research Findings and Intel® Products