必要なシステム

  Windows

• Windows 98/NT/2000/XP
• Compaq Visual Fortran 6.6 またはそれ以降、Intel Fortran 7.1 またはそれ以降、Fortran PowerStation 4.0
• OpenGL-accelerated カードを推奨。MATFOR Graphics Library を使用するには、OpenGL グラフィック カードが必要です。

  Linux

• IA-32 kernel 2.4.x、glibc 2.2.93 (REDHAT 8.0)
• IA-32 kernel 2.4.x、glibc 2.3.2 (REDHAT 9.0)
• Intel Fortran 8.0

 インストール ノート (Windows 用)

注意: (Windows NT/2000/XP ユーザー) 管理者権限を持ったユーザーで MATFOR のインストールを行ってください。 セットアップ プログラムがすべてのユーザーに対して共通プログラム グループを作成します。

新しいバージョンの MATFOR へアップグレードする前に、以前のバージョンの MATFOR をすべて削除してください。MATFOR のインストール パッケージを起動すると、インストール パッケージが自動的に以前のバージョンの MATFOR を検出し、アンインストールします。インストール パッケージがアンインストールに失敗した場合、Windows のコントロール パネルのアプリケーションの追加と削除からアンインストールしてください。

アンインストールが完了すると、MATFOR のインストール パッケージが再度起動して、新しいバージョンのMATFOR をインストールします。

I. MATFOR のインストーラ "MATFOR_31_F.exe" (<CDROM>\Content\ ディレクトリ以下) を使用してインストールします。

1. 開いているアプリケーションをすべて閉じます。
2. インストーラ MATFOR_31_F.exe をダブルクリックして、セットアップ プログラムを起動します。

MATFOR のインストーラ セットアップ プログラムの手順に従ってください。デフォルトでは、インストーラは、C ドライブの C:\Program Files\AnCAD\MATFOR3\ にプログラム グループを作成します。セットアップ プログラムで他のインストール フォルダを指定することもできます。以下の説明では、インストール先を <MATFOR3> と仮定します。

デフォルトでは、インストール プログラムは、<MATFOR3> グループ以下に以下のサブ フォルダをインストールします。

<MATFOR3>\		コンテンツ
	\include\cvf\	このフォルダには、Compaq Visual Fortran コンパイラに必要な.mod ファイルが含まれます。
	\include\if\	このフォルダには、Intel Fortran コンパイラに必要な.mod ファイルが含まれます。
	\include\psf\	このフォルダには、Fortran PowerStation 4.0 コンパイラに必要な.mod ファイルが含まれます。
	\lib\cvf\	このフォルダには、MATFOR for Compaq Visual Fortran ユーザーに必要な .lib ファイルが含まれます。
	\lib\if\	このフォルダには、MATFOR for Intel Fortran ユーザーに必要な .lib ファイルが含まれます。
	\lib\psf\	このフォルダには、MATFOR for Fortran PowerStation 4.0 ユーザーに必要な .lib ファイルが含まれます。
	\doc\	このフォルダには、MATFOR License Agreement、MATFOR in Fortran User's Guide および Reference Guide、 release note、Intel Math Kernel Library 6.0 License Agreement、および The Visualization Toolkit(VTK) Copyright が含まれます。
	\bin\	このフォルダには、MATFOR に必要なdll (dynamically link libraries) ファイルが含まれます。
	\tools\	このフォルダには、登録プログラム reg_for.exe および Matlab .m ファイルなのユーティリティ ツールが含まれます。
	\examples\for_rg\	このフォルダには、Reference Guide で使用するサンプルが含まれます。
	\examples\for_ug\	このフォルダには、User's Guide で使用するサンプルが含まれます。
	\demo\fortran\	このフォルダには、デモ ファイルが含まれます。

II. MATFOR のインストール パッケージは、以下の設定を行います:

• <MATFOR3>\bin を環境変数 $PATH に追加します。
• <MATFOR3>\include を Visual Studio IDE Include パスに追加します。
• <MATFOR3>\C++\lib\vc を Visual Studio IDE Library パスに追加します。

以下のように手動でそれぞれパスを追加することもできます。

III. 手動でコンパイラ リンカ オプションと環境パスを設定します。

<MATFOR3>\bin を環境変数 $PATH に追加します:

• コントロール パネルを開き、システム アイコンを選択します。
• システム ダイアログ ボックスで、[詳細] - [環境変数] - [システム環境変数] で <MATFOR3>\bin を[path] 変数に追加します。

Compaq Visual Fortran ユーザーの場合:

<MATFOR3>\include\cvf を Compaq Visual Fortran Include パスに追加します:

1. Visual Studion IDE で、Tools\Options\Directories\ を開き、:\Include ファイル用のディレクトリを表示し、<MATFOR3>\include\cvf を追加します。

<MATFOR3>\lib\cvf を Compaq Visual Fortran Lib パスに追加します:

1. Visual Studion IDE で、Tools\Options\Directories\ を開き、:\Lib ファイル用のディレクトリを表示し、<MATFOR3>\lib\ と <MATFOR3>\lib\cvf を Lib パスに追加します。

Intel Fortran ユーザーの場合:

<MATFOR3>\include\if を Intel Fortran Include パスに追加します:

1. Visual Studion IDE で、Tools\Options\Directories\ を開き、:\Include ファイル用のディレクトリを表示し、<MATFOR3>\include\if を追加します。
2. Visual Studion .NET 2003 IDE で、Project\Properties\Fortran\General\Additional Include Directories\ ディレクトリを開き、<MATFOR3>\include\if を追加します。

<MATFOR3>\lib\if を Intel Fortran Lib パスに追加します:

1. Visual Studion IDE で、Tools\Options\Directories\ を開き、:\Lib ファイル用のディレクトリを表示し、Lib パスに <MATFOR3>\lib\if を追加します。
2. Visual Studion NET 2003 IDE で、Project\Properties\Linker\General\Additional Library Directories\ を開き、<MATFOR3>\lib\if を追加します。

Dependencies ライブラリ名を追加します:

1. Visual Studion .net IDE で、Project\Link\Object\library modules\ を開き、matfor.lib fml.lib fgl.lib を追加します。
2. Visual Studion .NET 2003 IDE で、Project\Properties\Linker\Input\Additional Dependencies\ を開き、matfor.lib fml.lib fgl.lib を追加します。

注意:

1. MF_INF、MF_NAN を Intel Fortran 8.0 で使用することはできません。

Fortran PowerSation 4.0 ユーザーの場合:

<MATFOR3>\include\psf を Fortran PowerStation 4.0 Include パスに追加します。

<MATFOR3>\lib\psf を Fortran PowerStation 4.0 Lib パスに追加します。

注意:

1. MF_INF、MF_NAN を使用できません。
2. サブルーチン PSFinit() を使用して、浮動小数点例外を処理する必要があります。

Makefile:

上記の各コンパイラ用の makefile が <MATFOR3>/demo および /examples にあります。

IV. MATFOR3.1 in Fortran を登録する

AnCAD 社に連絡し、MATFOR の登録用にパスワードを取得してください。 パスワードの取得の際に、登録プログラムに表示されるローカル システムの Host ID が必要となります。

V. ライブラリ ファイルをプロジェクトにリンクする

• Visual Studion IDE で、Project\Setting\Link を開き、Object\library モジュール ボックスのプログラムに include するライブラリ ファイルを追加します。
  たとえば、fgl.lib、cml.lib、matfor.lib
• PGI Fortran を使用してる場合、ライブラリ ファイル fgl.lib、fml.lib matfor.lib および mcCore.lib を include する必要があります。

VI. 起動

C:\Program Files\AnCAD\MATFOR3\examples\for_ug および C:\Program Files\AnCAD\MATFOR3\demo\fortran フォルダ内にあるサンプルをお試しください。スタート\プログラム\MATFOR3\Demo から直接デモ プログラムを起動できます。また、スタート\プログラム\MATFOR3\MATFOR Tutorial\MATFOR 3 in Fortran User's Guide Examples から User's Guide のサンプル用のプロジェクトを直接起動することができます。

 インストール ノート (Linux 用)

I. MATFOR のインストーラ "matfor_f_if8-3.1-i686.rpm" を使用してインストールします。

1. 開いているアプリケーションをすべて閉じて、コマンド シェルを開きます。
2. matfor_f_if8-3.1-i686.rpm のあるディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します:
   rpm -Uvh matfor_f_if8-3.1-i686.rpm

デフォルトでは、インストーラは、/usr/lib/matfor3 以下にプログラム グループを作成します。<MATFOR3> グループ以下に以下のサブ フォルダをインストールします。以下の説明では、インストール先を <MATFOR3> と仮定します。

デフォルトでは、インストール プログラムは、<MATFOR3> グループ以下に以下のサブ フォルダをインストールします。

<MATFOR3>/		コンテンツ
	/include/if/	このフォルダには、Intel Fortran コンパイラに必要な .mod ファイルが含まれます。
	/lib/	このフォルダには、MATFOR に必要なライブラリ ファイルが含まれます。
	/doc/	このフォルダには、MATFOR License Agreement、MATFOR in C++ User's Guide および Reference Guide、 release note、Intel Math Kernel Library 6.0 License Agreement、および The Visualization Toolkit(VTK) Copyright が含まれます。
	/bin/	このフォルダには、登録プログラム reg_for などのユーティリティ ツールが含まれます。
	/examples/	このフォルダには、Reference Guide および User's Guide で使用するサンプルが含まれます。
	/demo/	このフォルダには、デモ ファイルが含まれます。

II. システム環境の設定を行います:

• ~/.bashrc ファイルに以下の行を追加します:
  export MATFORDIR=/usr/lib/matfor3
  export LD_LIBRARY_PATH=$MATFORDIR/lib:$LD_LIBRARY_PATH
  
  
• 'source ~/.bashrc' コマンドを起動し、システムを再起動します。

III. MATFOR for REDHAT 9.0 のアップデート:

• h9_patch.tar.gz のあるディレクトリに移動します。
• 'tar zxf rh9_patch.tar.gz -C $MATFORDIR ' コマンドを実行します。
• 注意: REDHAT 8.0 ユーザーの場合は、この作業を行う必要はありません。

IV. Makefile に以下のコンパイルおよびリンク オプションを追加します:

• 以下のコンパイル フラグを追加します。
  I$(MATFORDIR)/include/if
• 以下のリンク フラグを追加します。
  L$(MATFORDIR)/lib -L$(MATFORDIR)/lib/if \
  lfml -lfgl -lops -less -lelfun -lelmat -ldatafun -lmatfun
• Makefile
  <MATFOR3>/demo および /examples に、Intel Fortran コンパイラ用の makefile のサンプルがあります。

注意:

1. MF_INF、MF_NAN を Intel Fortran 8.0 で使用することはできません。

IV. MATFOR3.1 in Fortran を登録する

AnCAD 社に連絡し、MATFOR の登録用にパスワードを取得してください。 パスワードの取得の際に、登録プログラムに表示されるローカル システムの Host ID が必要となります。
注意: <MATFOR>/bin/reg_for ユーティリティを使用して、Host ID を取得します!

VI. 起動

$MATFOR/examples および $MATFOR\demo フォルダ内にあるサンプルをお試しください。