Arm Development Studio のコンポーネント

ビルド、デバッグ、分析、グラフィックス開発、プロトタイプ作成を支援する複数のコンポーネントを備えています。

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現代の複雑な SoC 向けに最適なデバッガー

Arm® デバッガーは、開発プロセス全体を通して、ソフトウェアにおけるバグの根本原因を特定する役に立ちます。デバイスの立ち上げからアプリケーションのデバッグまで、仮想プラットフォームやハードウェア上におけるコード開発を支援し、ソフトウェア製品をいち早く市場へ投入できます。


マルチコアの簡単なデバッグ

Arm® デバッガーは、複雑な SoC 開発を念頭に設計されているため、マルチコアのデバッグは、単一コア上における迅速なテスト実行と同様に直感的です。対照型 (SMP) および非対照型 (AMP) マルチプロセス処理の両方に加え、ヘテロジニアス (big.LITTLE 技術) システムを含む複雑なオペレーティング モードをサポートします。

Arm® デバッガーは、Eclipse ベースの Arm Development Studio で利用可能であり、デバッガー インターフェイスをシンプルかつ直感的に保ったまま、SoC 上でそれぞれの Arm® CoreSight コンポーネントを必要に応じて構成する高度なユーザー向けに、Python スクリプト インターフェイスを提供します。


素早く、より簡単なデバッグ

コマンド ライン、スクリプトからデバッグ

Command ビューは、コマンド ラインからデバッグできるオプションを提供します。Arm® デバッガーをコマンド ラインのみで使用する必要があるプロジェクトでは、Eclipse 環境以外でも作業ができます。コマンド ラインからのデバッグは一般的であるため、Arm Development Studio では、素早いアクセスを実現するための Command プロンプトを提供します。

  • データのトラッキング
    System ビューでは、コードのデバッグ時にデータへ加えられた変更を簡単に確認できます。
  • 簡単な検索機能
    Quick Access 検索ボックスは、特定のビューまたは機能の検索の役に立ち、作業に掛かる時間を削減します。
  • コンテキストのヘルプ
    F1 キーの押下により、複雑なデバッグにおける問題の解決を支援する、統合されたコンテキストのヘルプが表示されます。
  • セッションの複製
    History ビューを介して、デバッグ セッションから、ステップの完全なセットをエクスポートできます。
  • C 言語で書かれた式
    レジスター、メモリ アドレス、ブレークポイント、および Expression ビューにおいて、C 言語形式の式を使用できます。
  • MCU 向けのフラッシュ プログラミング
    CMSIS ソフトウェア パックに備えられた情報をベースとしたフラッシュ デバイス向けのサポートを含む、MDK と互換性のあるコマンド フラッシュを使用できます。
  • メモリのフィルとダンプ
    開始または終了アドレスや式により、メモリやダンプ メモリのコンテンツに、バイトのパターンを記述します。

Jython スクリプト

Jython スクリプトは、低レベルの実装における課題を取り除きながら、複雑なデバッグ制御のフローを作成するための手段を提供します。

コマンド ライン

コードの回帰テストや検証を行う場合、コマンド ラインから Arm® デバッガーを使用し、テストを自動化できます。

コマンドの自動補完

コマンド ラインの自動補完により、デバッグを簡易化します。Ctrl + スペースをクリックし、GDB コマンド アシストを起動できます。


製品のライフサイクルを通したデバッグ

Arm® デバッガーは、チーム全体で標準化を図るのに理想的なツールです。コラボレーションの強化により、シリコンの立ち上げからアプリケーション開発まで、統一化されたユーザー エクスペリエンスを提供します。

Arm Development Studio の IDE は、プラットフォームの自動検出向けに JTAG を使用するプラットフォーム構成エディター (PCE) などのユーティリティを提供します。現代の SoC では、通常、追加の手動設定が必要となりますが、初期スキャンにより、いくつかのデバッグ、トレース要素が検出されます。

クロストリガー、トレース ジェネレーター、シンク、ファブリック、および独自のカスタム IP 向けに、これらの要素を簡単な Jython スクリプトで記述できる、デバッグおよびトレース サービス レイヤー (DTSL) と呼ばれる抽象化レイヤーを提供します。

市販のパーツを使用している場合、事前に構築されたデバッグ構成が Arm Development Studio に既に存在する可能性があります。この場合、ターゲット ボードへの接続がデバッグの多くを占めます。

仮想プラットフォームと Fast Model カスタム ハードウェア 開発用ボード Android および Linux デバイス
開発ステージ プリシリコン、OS 移植、アプリケーション開発 ボード立ち上げ、OS 移植、アプリケーション開発 シリコン評価、ファームウェア開発 Linux および Android のネイティブ ライブラリとアプリケーション
デバッグ接続 CADI Arm DSTREAM、Arm Keil ULINKpro ファミリー USB を介した CMSIS-DAP、Arm DSTREAM、ArmKeil ULINKpro ファミリー ADB またはイーサネットを介した GDB リモート プロトコル

主要なデバイスからお手持ちのデバイスまでサポート

Arm Development Studio は、多くの主要なデバイス向けに、事前に読み込みされたデバッグ構成とサンプルを提供します。独自の SoC を設計されている場合や、一般に使用されることの少ない ASIC 向けのソフトウェアを開発されている場合、Arm® デバッガーと DSTREAM デバッグ プローブにより、プロセッサー コアだけでなく、クロストリガー、トレース マクロセル、トレース ファネルなどのデバッグ ブロックを表す、新しいデバイス構成の作成の役に立ちます。


Arm® テクノロジー向けの包括的なサポート

Arm Development Studio は、以下に対するサポートを提供します。

  • Arm® TrustZone®
  • クロストリガー インタフェース (CTI)
  • 仮想化向けエクステンション
  • AArch32 および AArch64
  • プログラム トレース マクロセル (PTM)、組み込みトレース マクロセル (ETM)、計装トレース マクロセル (ITM)、システム トレース マクロセル (STM)
  • 大規模な物理アドレス指定 (LPA)
  • 組み込みトレース バッファー (ETB)
  • 組み込みトレース ルーター (ETR)
  • 高速シリアル トレース
  • Marvell SETM

ターゲット OS 認識

Arm® デバッガーは、Linux* や Android、さらに一般的なリアルタイム OS (RTOS) に対して、詳細な可視性を統合します。互換性のあるターゲットでは、コードのステップ実行とともに、すべてのタスク/スレッドや呼び出しフレームを簡単に可視化し、タスクやスレッド特有のブレークポイントを設定した後、メールボックスやセマフォなどのカーネル リソースを表示できます。Linux カーネルをデバッグする際、動的にロードされたモジュールのシンボルの表示および読み込みや、保留中のブレークポイントを設定することも可能です。

サポートされるオペレーティング システムは、以下の通りです。

  • Linux* および Android
  • FreeRTOS
  • Keil® CMSIS-RTOS RTX
  • NXP Semiconductors MQX
  • Micrium® μCOS (II および III)
  • Express Logic ThreadX®
  • Segger embOS
  • Quadros RTXC
  • Mentor Graphics® Nucleus®
  • SYSGO PikeOS Hypervisor
  • Wind River VxWorks®
  • eForce μC3® Standard

ソフトウェア パックのサポート

Arm Development Studio には、CMSIS-Pack 標準に基づくソフトウェア パックのサポートが含まれています。5000 以上の一般入手可能なソフトウェア パックから、インストールを見つけるためのパック インストーラーが含まれています。ソフトウェア パック情報を使用して、プロジェクトの作成、フラッシュデバイス、使用開始するためのテンプレートのコーディング、およびデバイスのデバッグを行うことができます。

サポートされているデバイスの一覧は、こちらのデバイス リストをご覧ください。


プロセッサーおよび周辺機器の制御

分かりやすいレジスターの表示

Arm® デバッガーは、Arm® アーキテクチャ参照ガイドを複製する方法で、バンク レジスター、システム コントロール コプロセッサー (CP15) レジスター、およびペリフェラル レジスターへのアクセスを提供します。R13_fiq など、名前でレジスターを特定でき、あらゆるメモリ クラスへ直感的にアクセスできます。

メモリの視覚化

アドレス修飾子を使用して、特定の種類のメモリにアクセスできます。例えば、S:0x0 と入力した場合、デバッガーは、Arm® TrustZone® セキュア モードにおける 0x0 のメモリを読み取ります。

これらのプレフィックスは、シンボルの読み込み、ブレークポイントの設定、メモリ コンテンツの表示や変更、および現在の停止状態の報告に使用できます。


Arm7 および AArch32 向けのアドレス修飾子
P: 物理メモリ (MMU無効)
S: Arm® TrustZone® セキュア モード
N: Arm® TrustZone® 非セキュア モード
H: ハイパーバイザー モード
メモリに対するデバッグ アクセス ポート インターフェイス
APB: アドバンスト ペリフェラル バス
AHB: AMBA ハイパフォーマンス バス
AXI: アドバンスト エクステンシブル インターフェイス
AArch64 アドレス修飾子
EL1N: 例外レベル 0/1 非セキュア モード
EL1S: 例外レベル 0/1 セキュア モード
EL2: 例外レベル 2 ハイパーバイザー
EL3: 例外レベル 3 Arm® TrustZone® モニター

MMU ビューおよびアドレス変換

MMU ビューを活用して、ページ テーブル ウォークの自動補完、仮想メモリ アドレスから物理メモリ アドレスへの変換、およびメモリ マップの概要の表示を実現できます。

カスタマイズ可能なペリフェラル レジスター

Target Configuration Editor (ターゲット構成向けエディター) により、ビューにカスタム ペリフェラル レジスターを追加できます。これにより、ターゲット特有のペリフェラルとレジスターに合わせてカスタマイズできます。

カスタム構成のエクスポート

CMSIS-SVD 互換フォーマットで構成済みのターゲット設定をエクスポートすることで、引き続き、Keil® MDK で作業を進めることができます。


ブレークポイントおよびウォッチポイント

Arm® デバッガーの完全なコントロール

Arm® デバッガーは、ハードウェア、ソフトウェア、条件付きブレークポイントの最大制御により、複雑なバグを排除します。

条件付きブレークポイントは、C 言語のような式が true と評価された場合に実行を停止し、ブレークポイントのトリガー前に複数のヒットを許可するか、デバッガー スクリプトを実行します。スレッドや仮想マシン特有のブレークポイントは、特定のスレッドからヒットした場合、プロセッサーを停止することができます。

設定可能なプレークポイントの種類や数は、メモリ領域、プロセッサーにおけるハードウェア サポート、デバッグ インターフェイス、および実行状態に左右されます。

同様に、特定のアドレスから実行される命令ではなく、アクセスされたデータのアドレスや値を監視するウォッチポイントを設定できます。

トレースポイント

Arm Development Studio の非常に便利なトレース機能は、コアを継続的に停止および開始するのが現実的ではない場合、見つけにくいバグを整理するため、非侵入型の方法を提供します。

Arm Development Studio は、最近のシステムにおける複雑なトレース トポロジー向けに、トレース スタートの設定および構成、ポイントの停止およびトリガーを提供します。

Arm® デバッガーでは、Arm® アセンブリ エディター、C/C++ エディター、逆アセンブリ ビュー、関数ビュー、メモリ ビュー、またはトレース ビューからトレースポイントを設定できます。

共同のデバッグおよびトレース作業

ブレークポイント、トレースポイント、およびウォッチポイントは、異なる Arm Development Studio のワークスペースで使用するためにエクスポートでき、チーム単位でのデバッグ作業の役に立ちます。

トレースに関する詳細は、こちらからご確認ください。


ストリーミング トレースによるマイクロコントローラーのデバッグ

Keil® MDK ソフトウェア ツール スイート向けのデバッグ機能を提供する µVision® デバッガーは、アプリケーション コードのテスト、検証、および最適化のための単一環境です。

レスポンシブな実行制御デバッグに加え、デバッグとシステム最適化を提供するデータ トレースおよび非侵入型命令トレースの使用を可能にします。ULINK プローブと組み合わされた場合、多くのサードパーティ製デバッグ アダプターをサポートするだけでなく、ストリーミング命令トレース、電力測定機能、およびデータ トレースを提供します。


Component Viewer および Event Recorder

Component Viewer と Event Recorder は、メモリの読み取りと書き込みのみを使用して、変数、構造体、またはその他のオブジェクトに含まれるソフトウェア コンポーネントに関する情報を提供します。また、ソフトウェア コンポーネントの実行状態やイベント情報も表示します。Keil® MDK ミドルウェアおよびいくつかのリアルタイム オペレーティング システムには、イベント アノテーションが含まれており、Event Recorder を使用して、これらのソフトウェア ブロックの動作を迅速に分析および理解することができます。

さらに詳しく (英語) »


Event Statistic

コード実行の統計データを表示します。任意のデバッグ アダプターと組み合わせて使用することで、注釈付きのコード セクション向けに実行のタイミングと呼び出しの数が記録されます。ULINKplus デバッグ アダプターと組み合わせる場合、注釈付きのコード全体でエネルギーの使用量をプロファイルできます。これは、バッテリーで稼働するデバイスの電力プロファイルを改善する際に特に便利です。

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データおよびイベントのトレース

すべての Cortex®-M3、Cortex®-M4、Cortex®-M7、Cortex®-M23、Cortex®-M33 ベースのデバイスのデータとイベントのトレース情報を分析します。

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命令トレース

Keil® µVision® デバッガーを ULINKpro デバッグ プローブと一緒に使用することで、命令トレースを PC に直接ストリームでき、過去のシーケンスのデバッグ、実行プロファイリング、パフォーマンスの最適化、および安全性が重要なアプリケーションに必要なコード カバレッジ解析が可能です。これらは、Cortex®-M3、Cortex®-M4、Cortex®-M7、Cortex®-M33 ベースの多くのデバイスに組み込まれた Embedded Trace Macrocell (ETM) によって実現されます。

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Arm® ベース デザインの可能性を最大限に引き出す

優れた性能を引き継いだ Arm® コンパイラーは、Armv6-M から Armv8-A 64-bit まで、Arm® Cortex® プロセッサーとアーキテクチャのすべての機能を活用した非常に効率の良い製品の開発を実現します。この汎用的なコンパイラーは、ベアメタルおよび組み込み (RT) OS アプリケーション向けに、コードを最適化します。

Arm® コンパイラーは、Arm Development Studio に同梱されています。また、Arm Development Studio には、マイクロコントローラー専用ツールキットである Keil® MDK Professional Edition が含まれています。Cortex®-M デバイス向けの安全認定されたコンパイラーは、Arm Development Studio Gold および Silver Edition の一部として利用可能な Keil® MDK に含まれています。また、前世代との最適な互換性を提供するため、Arm Development Studio のライセンスをお持ちの場合、Arm® コンパイラー 5 や RVCT など、Arm のコンパイル ツールの以前のバージョンをご利用いただけます。

注意: Arm Development Studio の IDE のインストールが完了したら、Arm® コンパイラーをコマンドラインから評価できます。


高性能パフォーマンス

Arm® コンパイラーは、単一のベンチマークをはじめ、幅広い組み込みワークロード向けに最適化されています。Arm 社では、継続的にコンパイラーの改善を図っています。

優れたコード サイズ

Arm® コンパイラーは、小さな Arm C Microlib、armlink リンカー、およびクラス最高のコード密度をより密接に連携させることで、より多くのコードを小さなフットプリントに収め、コード サイズを小さい状態に保ちます。

安全認定

Arm® コンパイラーに安全パッケージを追加することで、機能安全アプリケーション向けに、TÜV SÜD 認定プロセスを簡素化できます。

クロスの互換性

エコシステム パートナーのホストとの互換性により、GCC から、または GCC へのコード移管など、柔軟性のある選択肢を提供します。


より高速なコードの生成

Arm® コンパイラー 6 は、Arm マイクロアーキテクチャ特有の命令スケジューリング、プログラム全体の最適化戦略、および詳細まで調整されたライブラリを組み合わせることで、幅広いワークロードを通して、実行時間を大幅に短縮します。大規模な産業や自動車向けの場合、前世代のものと比較して、30% 以上のパフォーマンスの向上が確認されました。これは、複雑で現実的な埋め込みコードをターゲットとした継続的な最適化投資の結果です。


より小さなコードの生成

組み込み開発者は、常にパフォーマンスとコード サイズの最適なバランスを模索しています。Arm® コンパイラーは、あらゆる強力な最適化テクニックを通して、特に Cortex®-M デバイス向けに、小さく、効率的なコードを提供します。


セーフティクリティカルなコードの構築

TÜVSÜD 認定のコンパイラー ブランチ、認定キット、長期メンテナンス契約を含む Arm® コンパイラー向けの安全パッケージは、機能安全認定を達成するプロセスを簡素化および加速します。

Arm® コンパイラーにおける機能安全に関する詳細はこちら (英文) »


システム全体を通したパフォーマンスの単一ビュー

システムにおけるすべてのハードウェア カウンターを調査し、時間が費やされた場所を視覚的に分かりやすく提示します。ハードウェア カウンターに加え、OpenCL アプリケーションや、Arm Energy Probe または National Instruments DAC による電力使用量など、その他の主要なパフォーマンス指標を分析します。

CPU ベースのサンプラー

プログラム カウンターをサンプリングし、システム上で CPU が時間を費やしている場所を、システム レベルにおけるアプリケーションのソースコードを行単位まで表示します。

分析におけるフォーカス

分析に関係のない情報を除外し、特定のボトルネックへのフォーカス、特定のアプリケーションやスレッドのパフォーマンスの調査を支援します。

100% 自動化対応

コマンドラインからデータを取得した後、既存のビルド システムに統合し、開発段階における迅速な問題解決を実現します。

OpenCL の調査

OpenCL Timeline Mode で Streamline パフォーマンス アナライザーを使用し、OpenCL アプリケーションを調査します。GPU 上で実行されているカーネルを視覚化し、カーネルが停止する原因となる依存関係を調べます。


事例

カスタマイズによる独自の IP の追加

コレクション エージェントにソースコードを提供し、独自のシステム IP 向けのハードウェア パフォーマンス カウンターや、Arm 以外のシステム向けの視覚化を追加します。

電力使用量のプロット

他のハードウェア カウンターおよび PC サンプリング データに対して、Arm Energy Probe または National Instruments DAC からの電力情報をプロットし、電力サージの原因を特定します。

高度な調査

Streamline パフォーマンス アナライザーで、ソースコードに対してコンテキスト アノテーションを使用することにより、因果関係に対する理解を深め、コードの特定の部分をグラフィカル分析の要点と関連付けることができます。


ベアメタル システム サポート

Streamline パフォーマンス アナライザーは、ベアメタル システムをサポートし、最小の Cortex®-M から最大の Cortex®-A ベースのシステムまで、さまざまな RTOS でパフォーマンス分析に使用できます。ベアメタルは、システム固有のエージェント コードをコンパイルすることにより機能します。このコードは、システムから関連するパフォーマンス データを収集し、Streamline パフォーマンス アナライザーに転送してインポートします。完了後、Linux と同じ方法で分析と視覚化を生成できます。

ベアメタル システムにおけるパフォーマンス ボトルネックの修正

Streamline パフォーマンス アナライザーは、ハードウェア カウンターやその他のさまざまなパフォーマンス メトリクスを使用し、ボトルネックの識別のためにシステム全体の分析を実現します。ベアメタルシステム向けの Streamline パフォーマンス アナライザーは、同レベルのパフォーマンス分析を提供しますが、特に、Linux ベースのオペレーティング システムが存在しない Cortex®-R および Cortex®-M ベースのデバイスに対して有効です。

命令トレース

ベアメタル システム向けの Streamline パフォーマンス アナライザーは、命令トレースをシステムから直接インポートし、アプリケーションの正確な位置や、すべての標準となる Streamline のビューを表示します。これにより、正確な呼び出しパスと、CPU の時間が費やされた正確な場所を把握できます。また、システム固有のエージェント コードをコンパイルすることにより機能します。このコードは、システムから Streamline パフォーマンス アナライザーに転送するためのパフォーマンス データを収集します。

複数のトレース メカニズム

現代は、さまざまなシステムがあり、それぞれがさまざまなトレース機能を備えています。ベアメタルシステム向けの Streamline パフォーマンス アナライザーのシステムは、STM ITM や ETM を介して、製造装置からデータを抽出できます。トレース メカニズムが存在しない場合、ツールによってデータがメモリに配置されるため、ユーザーは、PC にデータを転送するための最善の方法を決定できます。


グラフィックス コンテンツのデバッグおよび最適化

グラフィックスの欠陥とパフォーマンスの問題を発見および修正し、ソリューションの市場投入までの時間を短縮します。

標準の Mali グラフィックス デバッガーの使用により、アプリケーション内で OpenGL ES、Vulkan、および OpenCL API の呼び出しをトレースし、フレームごとのアプリケーションへの影響を理解して、可能性のある問題を特定できます。デバッガーは、Android と Linux における Arm® ベースのターゲット プラットフォームをサポートしています。Arm Developer Studio で利用可能なエディションでは、以下の追加機能により、シリコン、OS、および組み込み製品の販売に関するより包括的なデバッグと分析が可能になります。

あらゆるベンダーの GPU サポート

Linux または Android のいずれかを実行している Arm® ベースのプラットフォームをサポートし、モバイル グラフィックスのコンテンツ全体と通した最適化やデバッグを行うための単一のツールを提供します。

ターゲットへの自動キャプチャ

ターゲット上で自動的にデータを直接キャプチャし、既存のビルド システムに統合できます。パフォーマンスの低下やグラフィックスの異常発生を特定し、導入後すぐにこれらの問題を修正します。

ターゲット上でのカスタム分析向けのスクリプト サポート

Mali グラフィックス デバッガーによって収集されたすべての情報に直接アクセス可能な Python ベースのインタプリタが含まれています。これにより、ツール内で分析をカスタマイズし、Python の全機能を使用して、結果を自動化できます。

トレースの完全再生

変更を加えずに、1 つのデバイスから別のデバイスで直接コンテンツを再生できます。これにより、コンテンツを回帰システムに簡単に追加し、ハードウェアの新しいバージョンにおいて、同様の方法によるコンテンツのレンダリングの可否を確認できます。また、さまざまなデバイスで、コンテンツを同時かつ簡単にテストすることもできます。


フレームごとのハードウェア カウンター

グラフィックスを評価する際、問題を引き起こしているフレームを迅速に識別する必要があります。最新のドライバーを使用して Mali ベースのデバイスを実行している場合、Mali グラフィックス デバッガーは、ハードウェア カウンターをフレームごとに表示します。これにより、各フレームを作成するために必要なリソースや、最も負荷のかかるフレームを正確に表示します。


仮想環境におけるソフトウェア開発およびパフォーマンス解析

Arm 社のモデリング ツールの使用により、システムレベルのパフォーマンス解析や、物理ターゲットなしのソフトウェア開発の早期開始を簡易化します。

仮想プラットフォームは、ハードウェア設計や製造の前、その間、およびその後における、システムレベルのパフォーマンスの最適化とソフトウェア開発に最適です。モデルは、ハードウェア ターゲットよりも再構成、配布、デバッグが容易であるため、開発サイクルの短縮と市場投入期間の短縮につながります。

Arm Development Studio は、Cycle Model を使用したシステムレベルのパフォーマンス解析や、Fast Model を使用したソフトウェア開発において、物理ターゲットを必要とせず、仮想プロトタイプで実行されるソフトウェアのデバッグ制御と可視性を提供します。 また、迅速に作業を開始できるように、事前に構築されたサンプルとともに、Fixed Virtual Platform (固定仮想プラットフォーム - FVP) の参照用ライブラリが含まれています。

Fast Model

高速かつ正確な機能性を持つ Arm® IP のビュー モデル

  • 物理ターゲットなしのソフトウェア開発
  • シリコン入手前におけるソフトウェアの先行開発
  • モデルへの仮想接続を介したソースレベルのデバッグ
  • 自動化および継続的な統合フローをサポートするスクリプト インターフェイス
  • サードパーティ IP モデルとの統合をサポートする標準インターフェイス
  • すべての Arm Development Studio の Edition によってサポートされたモデルのデバッグ

Cycle Model

サイクル精度 100% を誇る Arm® IP モデル

  • コンパイルされた RTL に基づき、完全なサイクル精度を誇るモデル
  • 正確な情報を使用したパフォーマンスの最適化
  • 確定性を必要とするベアメタル ソフトウェアおよび低レベルファームウェアの開発
  • システムレベルの可視性及びデバッグを実現するモデルの実装
  • すべての Arm Development Studio の Edition によってサポートされたモデルのデバッグ

Fixed Virtual Platform

正確ですぐに使えるモデル

  • すぐに使用開始できる、事前に設定済みの高速かつ正確な機能性を持つシミュレーション プラットフォーム
  • プロセッサー、メモリ、および周辺機器を含む完全なシステムのシミュレーション
  • 完全にデバッグおよび自動化可能
  • Linux のサンプルを含むベアメタルおよび OS レベルの開発のサポート
  • すべての Arm Development Studio の Edition によるサポート

 

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