デバッグ プローブ

Arm® プロセッサー ベースのハードウェア ターゲットにおけるソフトウェアのデバッグと最適化を実現する高性能なデバッグ トレース ユニットを備えた第 2 世代 Arm® デバッグおよびトレース プローブである DSTREAM-ST と DSTEAM-PT の 2 製品を提供しています。

DSTREAM-ST DSTREAM-PT


Arm® ベースのプロセッサーおよび開発ボードへのデバッグ接続

Arm 社は、システムのニーズに合わせて調整されたデバッグ プローブを介して、組み込み C/C++ ソフトウェア開発向けに JTAG と Serial Wire Debug (SWD) での接続を提供します。深く組み込まれたシステムでの高速シリアル トレースでも、簡単なマイクロコントローラーのデバッグでも、作業に適切なツールを提供します。

Arm 社の高性能なデバッグ トレース ユニットを備えた DSTREAM-ST と DSTREAM-PT は、あらゆる Arm® プロセッサー ベースのハードウェア ターゲットにおける強力なソフトウェアのデバッグと最適化を実現します。次のデバッグ ハードウェア プローブとの統合は、Arm 社の CoreSight のデバッグとトレースのアーキテクチャに直接アクセスするために利用できます。


DSTREAM-ST

DSTREAM-ST は、4 ピンでの 2.4 Gbps パラレル トレースを備え、Arm® プロセッサーのデバッグにおいて最大の可視性を提供する第 2 世代の Arm® デバッグ ブローブです。Arm Development Studio とともに、トレース データのホスト マシンへの直接的なストリームや、システムの自動検出を実現します。また、JTAG、MICTOR、および CoreSight などのさまざまなコネクターをサポートします。

  • Armv4 から Armv8 における Arm® プロセッサーのデバッグおよび CoreSight トレース
  • USB 3.0 およびギガビット イーサネットを介した直接またはリモートでのホスト接続
  • 最大毎秒 12 MB におよぶコードのダウンロード速度
  • 最大 180 MHz におよぶ JTAG クロックによる高速なソフトウェアの開発
  • 幅広いターゲット コネクター
  • サードパーティ IP およびデバッガーをサポートする柔軟なアーキテクチャー
  • CPU を含む最大 1022 CoreSight デバイスのサポート
  • リモート ターゲットのリセット
  • デバイスの立ち上げとテスト ユーティリティ

DSTREAM-ST に含まれるもの:

DSTEAM-ST の製品ボックスには、ホスト PC を Arm® アーキテクチャベースの開発ボードに接続して設定するために必要なコンポーネントが含まれています。

  • DSTREAM-ST ユニット
  • 電源装置および関連ケーブル
  • イーサネット ケーブル
  • USB 3.0 ケーブル
  • CoreSight 10/20-way 0.05" ピッチ リボン ケーブル
  • CoreSight Short 20-way 0.05" ピッチ リボン ケーブル
  • JTAG 20-way 0.1" ピッチ リボン ケーブル
  • JTAG 14-way Texas Instruments アダプター
  • MICTOR 38-way アダプター

DSTREAM-PT

DSTREAM-PT は、8 GB のトレース バッファーとすべての Arm® プロセッサーに対するサポートを備え、32 ピンで最大 19.2 Gbps のデバッグと最大帯域幅のパラレル トレースを実現する第 2 世代デバッグおよびトレース プローブです。クロック エッジ間のトレース サンプリングを自動調整するリアルタイムの動的なモニタリングや、Arm DS によるシステムの自動検出が含まれます。また、JTAG、MICTOR、CoreSight、および MIPI を含む幅広いターゲット コネクターをサポートします。

  • Armv 4 から Armv 8 における Arm® プロセッサーと CoreSight のデバッグおよびトレース
  • USB 3.0 およびギガビット イーサネットを介した直接またはリモートでのホスト接続
  • 最大毎秒 12 MB におよぶコードのダウンロード速度
  • 最大 180 MHz におよぶ JTAG クロックによる高速なソフトウェアの開発
  • 最大 125 MHz 対応のシリアル ワイヤ デバッグ (標準の不平衡接続) 幅広いターゲット コネクター
  • 最大 300 MHz (1 ピン当たり 600 Mbit/s) におよぶ柔軟な DDR トレース クロックのタイミング
  • 最大 32 ピン対応のパラレル トレースに対するサポート (最大 19.2 Gbps 対応のトレース帯域幅)
  • プローブ上に最大 8 GB のトレース メモリーの保存が可能
  • クロック エッジ間のトレース サンプリングのカリブレーションを自動化するためのリアルタイムかつ動的なモニタリング
  • CPU を含む最大 1022 CoreSight デバイスのサポート
  • リモート ターゲット リセット
  • デバイスの立ち上げとテスト ユーティリティ
  • サードパーティ IP およびデバッガーをサポートする柔軟なアーキテクチャー

※ 本製品については、ブログ記事「より高速なデバッグと解析を実現! Arm の第二世代デバッグ プローブ DSTREAM-PT 登場」でもご紹介しています。

DSTREAM-PT に含まれるもの:

DSTEAM-PT の製品ボックスには、ホスト PC を Arm® アーキテクチャベースの開発ボードに接続して設定するために必要なコンポーネントが含まれています。
下記の各コンポーネントの詳細は、こちらのページ (英文) からもご覧いただけます。

  • DSTREAM-ST ユニット
  • パラレル トレース プローブ
  • 電源装置および関連ケーブル
  • 60-way Auxiliary (AUX) ホスト ポート ケーブル
  • CoreSight 10/20-way 0.05" ピッチ リボン ケーブル
  • CoreSight Short 20-way 0.05" ピッチ リボン ケーブル
  • JTAG 20-way 0.1" ピッチ リボン ケーブル
  • MIPI 60-way co-axial リボン ケーブル
  • JTAG 14-way Texas Instruments アダプター
  • MICTOR 38-way 4-bit アダプター
  • MICTOR 38-way 16-bit アダプター
  • MICTOR 38-way 32-bit アダプター
  • CoreSight 20-way アダプター
  • イーサネット ケーブル
  • USB 3.0 ケーブル


Armv8 のサポ―ト


Armv8 までの Arm® アーキテクチャーにおけるデバッグとトレースをサポートします。DSTREAM は、レガシー アーキテクチャーから最新のアーキテクチャーまで、両方をサポートします。

超高速


HSSTP トレース プローブを使用して、最大 19.2 Gbps のパラレル トレースまたは最大 20 Gbps のシリアル トレースが可能です。

拡張されたトレース バッファー

最速のターゲットでも拡張トレースをキャプチャして、ソフトウェア実行の詳細な情報を取得します。

柔軟性のあるデバッグ


JTAG、CoreSight、TI、および MIPI 向けのアダプターです。サードパーティ IP およびデバッガーと互換性があり、最大限の柔軟性を提供します。


開発工程の加速

FPGA アクセラレーションは、高速なダウンロードを実現し、シングルおよびマルチコア デバイス上でコードを高速に実行できます。

第 2 世代のプローブである DSTREAM-ST と DSTREAM-PT は、ターゲット プラットフォームに自動でチューニングする最先端のターゲット インタフェース設計を採用しています。

DSTREAM は、SoC の立ち上げとハードウェアの検証を支援する強力なソフトウェア ユーティリティを備えた Arm Development Studio へ完全に統合されます。


Armv8 サポート

DSTREAM-ST および DSTREAM-PT は、複雑な SoC の立ち上げを念頭に置いてデザインされているため、Arm Development Studio および Armv8 の SoC と組み合わせることで、開発時間を大幅に削減します。

Arm Development Studio には 、DSTREAM-ST と DSTREAM-PT を使用してコアと CoreSight 両方の構成要素を自動検出するためのプラットフォーム構成ユーティリティ (PCE) が含まれます。PCE は Arm Development Studio プラットフォーム構成を自動で作成した後、いくつかのデバッグおよびトレース構成を提供し、プラットフォーム起動時の時間を短縮します。

また、カスタマイズされたトレース オブジェクトを追加して複雑なトポロジーを簡単化するための高度な抽象化レイヤー (Debug and Trace Services Layer - DTSL) を提供することで、デバッグ構成ユーティリティやプラットフォーム構成ユーティリティの機能性を補完します。

Armv8 開発において Arm 社のパートナーから世界中で使用および信頼される DSTREAM-ST、DSTREAM-PT、および Arm Development Studio は、Arm 社の専門サポートに支援されており、複雑な Arm® Cortex®-A53 および Arm® Cortex®-A57 をベースとした SoC の立ち上げに役立ちます。


高帯域幅トレース

トレースは、ソフトウェアやハードウェアの計装を必要とせずにソフトウェア実装後の分析ができるため、複雑なソフトウェアとハードウェアやタイミング関連の問題を解決するための必要不可欠なツールです。

最大 8 GB 対応の DSTREAM-PT のトレース バッファーは、長時間にわたる高帯域幅パラレル トレースを実現し、ソフトウェアがターゲット上でどのように実行されるかをさらに可視化します。


デバッグ プローブ ソフトウェア

Arm 社のデバッグ アダプター製品は、SoC の立ち上げ向けの強力なソフトウェアのユーティリティと、サードパーティ IP のサポート向けのインターフェイスを提供します。

CoreSight Access Tool (CSAT) 

CoreSight Access Tool (CSAT) は、ターゲットの CoreSight Debug Access Port (DAP) へスクリプト可能なローレベルのインターフェイスを提供し、オンチップ デバッグおよびシステム バスへのアクセスを許可します。CSAT は、ターゲットへのデバッガー接続が利用可能になる前に、初期の立ち上げテストを行う際に役立ちます。 

CSAT を使用することで、DAP に接続されたサードパーティ IP(カスタム インストルメント ハードウェアなど)の設定が可能になり、デバッガーが Arm® プロセッサーへ接続されている間使用できます。これにより、複雑なハードウェア関連の問題をデバッグできます。

Python スクリプト

Arm 社のターゲット接続製品は、Python スクリプトを介して強力なローレベルのターゲット制御を実装します。例えば、ターゲットに接続している間ウォッチドッグ タイマーを自動的に更新し、ハードウェアのバグを回避するように設定できます。Arm Development Studio では、デバッグおよびトレース構成に Jython スクリプトも使用されているため、複雑なトレース トポロジーを簡単に定義可能で、Arm Development Studio にトレースをルーティングするのに役立ちます。

RDDI API の互換性

RDDI は、Arm 社のデバッガーと DSTREAM 間における C API のメインのセットです。RDDI にはいくつかの API セットが含まれ、下記の通り、DSTREAM によってサポートされています。

RDDI API クラス DSTREAM-ST サポート DSTREAM-PT サポート
RDDI-Config
RDDI-Browse
RDDI-JTAG
RDDI-DAP
RDDI-Debug
RDDI-Trace
RDDI-Streaming Trance

Arm® ならびにその他プロセッサー コア向けのサードパーティによるデバッガーまたはお客様特有のツールは、RDDI インターフェイスを使用して DSTREAM へ接続できます。RDDI は C レベルの API ですが、Java や Python など、その他の言語も使用できます。DSTREAM のファームウェアは、単一のデバッグ インターフェイスを介して SoC 上で複数の Arm® やサードパーティ IP コアに接続できる柔軟性を備えています。

RDDI は、Arm Development Studio をインストールする際に無償でご利用いただけます。

DSTREAM-ST に対するローレベルの RDDI 接続を使用して、ターゲット デバイス内部の JTAG スキャン チェーンにアクセスできます。これにより、本番環境でのテストやフラッシュ プログラミングなどの簡単なタスクにユニットを使用することができます。


DSTREAM-ST DSTREAM-PT
デバッグ接続 JTAG および シリアルワイヤ デバッグ
Arm プロセッサー ハードウェアに搭載されている Arm® プロセッサーは、CoreSight トレースを使用して最大 Armv8 までサポートします。
機能性 デバッグ、ストリーミング トレース デバッグ、パラレル トレース
オンターゲット トレース 対応 対応
外部のパラレル トレース 2.4 Gbps (最大 4 ピン) 19.2 Gbps (最大 32 ピン)
コア対応数 最大 1022* (下記 Core および CoreSight デバイスの制限を参照) 最大 1022* (下記 Core および CoreSight デバイスの制限を参照)
Core および CoreSight デバイスの制限 1022 または CPU を含む最大 1022 の CoreSight デバイス CPU を含む最大 1022 の CoreSight デバイス
ターゲット コネクター
  • Arm® JTAG 20 ピン
  • TI OMAP 14 ピン
  • 高密度 CoreSight 10 および 20 ピン コネクター
  • MICTOR 38 ピン
  • Arm® JTAG 20 ピン
  • TI JTAG 14 ピン
  • 高密度 CoreSight 10 および 20 ピン コネクター
  • MIPI-60 (QSH) コネクター
  • シングル (16-bit) および デュアル (32-bit) MICTOR 38 コネクター
JTAG の周波数 (MHz) 180 MHz 180 MHz
メモリ ダウンロード 最大 12 MB/s 最大 12 MB/s
トレース バッファー なし - ホスト PC にストリーミング プローブ上で 8 GB トレース メモリを保存
ホスト接続 USB 3.0、ギガビット イーサネット (ローカル、およびリモート接続) USB 3.0、ギガビット イーサネット (ローカル、およびリモート接続)
サード パーティー サポート
  • サード パーティの IP およびデバッガーをサポートするための柔軟なアーキテクチャ
  • デバイスの立ち上げおよびテスト ユーティリティ
  • リモート ターゲット リセット
トレース キャプチャー 最大 300 MHz DDR (1 ピン当たり 600 Mbit/s)、4-bit ワイド 最大 300 MHz DDR (1 ピン当たり 600 Mbit/s)、32-bit ワイド
インターフェイス Vref 1.2V - 3.3V (ターゲットから構成可能) 1.2V - 3.3V (ターゲットから構成可能)
ソフトウェア要件 Arm Development Studio または DS-5 5.27 以上 Arm Development Studio 2019.0 以上

 

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