Aspose.Email for .NET は、Microsoft Outlook を使用することなくメール ファイルの生成、操作、変換、送受信を可能にするクロスプラットフォーム アプリケーションをビルドできる Email 処理 API です。Aspose.Email for .NET の API では、メッセージ オブジェクトから添付をの追加、抽出、削除したり、受信者の追加や削除、件名の変更など、メッセージ ヘッダーをカスタマイズするなどのメール操作機能が提供されます。
Aspose.Email for .NET は、MSG、EML、EMLX、MHT などの Outlook メッセージ形式を操作できるだけでなく、Personal Storage Files (PST) や Offline Storage Files (OST) などのストレージ ファイルの管理も可能です。Aspose.Email for .NET の API により、POP3、IMAP、SMTP などの一般的なプロトコルによるメッセージの送受信や WebDav による Microsoft Exchange Server や Exchange Web Services に接続してファイルが添付されたメールの送受信が可能です。
Aspose.Email は MSG ファイルを EML、HTML または MHTML 形式に変換する API をお探しの方に最適です。ファイル形式に特化した煩雑な部分を排除した分かりやすいインターフェースにより変換処理を行えます。必要なのは、Aspose.Email オブジェクト モデルでソース ファイルを読み込み、保存するためのメソッドを呼び出すだけです。簡単そのものです。
// 変換対象のファイルの読み込み using (var message = Aspose.Email.MailMessage.Load(dir + "template.msg")) { // 異なる形式で保存 message.Save(dir + "output.eml", Aspose.Email.SaveOptions.DefaultEml); message.Save(dir + "output.html", Aspose.Email.SaveOptions.DefaultHtml); message.Save(dir + "output.mhtml", Aspose.Email.SaveOptions.DefaultMhtml); }
Aspose.Email では、iCalendar API により Outlook Calendar オブジェクトを生成および保存できます。さまざまな形式で Calendar オブジェクトを抽出し、MSG または ICS ファイルで保存できるだけでなく、メッセージ送信プロトコルを通して、会議の送信、受信、更新、キャンセルも可能です。
Aspose.Email for .NET により、添付ファイル付き、HTML 形式や画像などの複雑なメールを生成し、それらを SMTP プロトコルを使用してメール アドレスに送信することが可能です。また、POP3 サーバーにユーザー名とパスワード、または APOP 認証によりログインし、メールボックスのサイズやメッセージ数の確認、メッセージのヘッダーまたは全体の受信、サーバーからのメッセージ削除、基本的な POP3 コマンドの使用などのメール処理も可能になります。
Aspose.Email for .NET は、認証、生成、削除、選択、フォルダーの照会、メッセージの取得、削除、保存、メッセージ フラグの変更、IMAP コマンドなどの IMAP プロトコルをサポートします。
Aspose.Email for .NET は、Microsoft Exchange Server からのメール アクセスをサポートします。受信箱、下書きなどのフォルダーのメッセージを一覧表示したり、メッセージのダウンロード、サポートされる形式での保存が可能です。メールや招待状は Exchange Server の WebDav や Exchange Web Services を使用して送信できます。Aspose.Email for .NET は、Exchange Web Service (EWS) の ユニファイド メッセージングもサポートします。
Aspose.Email for .NET により、複雑な定期パターンの定期スケジュール日時を簡単かつ確実に算出できます。iCalendar 形式の定期スケジュールを動的に消化、生成できます。さらに Aspose.Email for .NET では、年、月、週、日、時、分、秒ごとの定期スケジュールを使用でき、Windows、Web またはモバイル アプリケーションで表示できます。Aspose.Email for .NET で実装した定期スケジュールは、iCalendar RFC (2445) のスケジュール関連のエレメントとも合致します。
Microsoft Outlook PST および OST ファイルをディスクやストリームから読み込んで、メッセージ アーカイブからフォルダーやサブ フォルダーの情報を取得、件名、送信者、宛先、などの特定情報の取得やメッセージのディスクまたはストリームへの保存などが可能です。
// PST ファイルの読み込み using (var pst = Aspose.Email.Storage.Pst.PersonalStorage.FromFile(dir + "template.pst")) { // PST フォルダーを参照 foreach (var folder in pst.RootFolder.GetSubFolders()) { // フォルダー内のメッセージを一覧出力 foreach (var msg in folder.EnumerateMessages()) { var folderInfo = pst.GetParentFolder(msg.EntryId); Console.WriteLine(msg.Subject + ":" + folderInfo.DisplayName); } } }
Aspose.Email for .NET は、世界的に使用されている VCF や VCard といった連絡先カードの格納や交換などの操作ができます。Outlook だけでなく Thunderbird の VCard も .NET アプリ内で処理できます。Aspose.Email for .NET を使用して、VCard や VCF ファイルをメール内で送信したり、VCF をメッセージに添付したり、それらをメールから抽出したりできます。さらに、VCard (VCF) ファイルを交換することも可能です。Aspose.Email for .NET により、連絡先カードを編集、生成、削除できます。連絡先カードを操作できる機能をアプリケーションに追加できます。
Aspose.Email for .NET の API は、マネージ コードで設計されているのでメールを操作するために Microsoft Office や Microsoft Outlook を実行環境にインストールする必要はありません。サポートされる機能、セキュリティ、安定性、拡張性、スピード、価格など、あらゆる面で Microsoft Outlook オートメーションを完全に置き換えることができます。