Aspose.PDF for .NET は、クロスプラットフォーム アプリケーション内でドキュメントの管理と操作を実現する高度な PDF 処理、解析 API です。Aspose.PDF for .NET の API により、Adobe Acrobat を使用することなく PDF ドキュメントの生成、編集、変換、出力、セキュリティ設定、印刷が可能です。さらに Aspose.PDF for .NET の API では、圧縮オプション、テーブル生成と操作、グラフや画像機能、ハイパーリンクの拡張機能、スタンプや透かし処理、セキュリティの拡張管理、カスタム フォント処理などもサポートされます。
Aspose.PDF for .NET は、PDF、XFA、TXT、HTML、PCL、XML、XPS、EPUB、TEX や画像形式などの一般的なファイル形式をサポートするだけでなく PDF ドキュメントを直接 API から、または XML テンプレートから生成でき、PDF ドキュメント内に埋め込まれたフォーム フィールドの生成や管理も可能です。
Aspose.PDF for .NET では継続的に新機能を追加して製品品質を向上させています。以下は最近追加された機能の一部です。
わずか 2 行のコードにより、PDF から Word、PowerPoint および HTML への強力な変換機能を .NET アプリケーションに実装できます。
// 変換対象のファイルの読み込み var pfile = new Aspose.Pdf.Document(dir + "template.pdf"); // 異なる形式で保存 pfile.Save(dir + "output.docx", Aspose.Pdf.SaveFormat.DocX); pfile.Save(dir + "output.pptx", Aspose.Pdf.SaveFormat.Pptx); pfile.Save(dir + "output.html", Aspose.Pdf.SaveFormat.Html);
さらに、PDF ファイルの各ページを BMP、JPEG、PNG、GIF、EPS、SVG などの従来のラスター、ベクター画像形式に変換したり、PDF 全体を複数ページの TIFF に変換したりできます。また、PDF ファイルを XLS、EPS、SVG、XPS、LaTex、TXT および PDF/A 形式に簡単に変換できます。
Aspose.PDF for .NET を使用して、新規に PDF ドキュメントを生成できます。製品の API を使用して、画像、XML、XSL-FO、HTML、SVG、PCL、XPS、EPUB またはシンプルなテキスト ファイルを PDF ドキュメントに変換できます。さらに PDF の生成時に、XMP メタデータ、作成者やタイトル情報の指定も可能です。
Aspose.PDF for .NET は、既存の PDF ドキュメントを操作、編集する際に役立ちます。複数の PDF ドキュメントの結合、既存の PDF ファイルへの新規ページ追加、ページの抽出、既存の PDF ファイルの特定の場所へのページ挿入、PDF ページの分割、複数ページを 1 ページに表示、などが可能です。
Aspose.PDF for .NET は、PDF ドキュメントを 40 ビット、128 ビットまたは 256 ビット暗号化を使用でき、ユーザー パスワードを指定することも可能です。内容のコピー、印刷、フォーム フィールドの入力、低解像度での印刷、注釈、文書アセンブリなど、PDF ドキュメント内のコンテンツの変更を制限することも可能です。
Aspose.PDF for .NET では、PKCS#1、PKCS#7 および PKCS#7 Detached 署名タイプや、デジタル署名との併用により PDF のセキュリティを向上させることができます。証明書レベルを指定して署名のグラフィック表示を設定することもできます。
Aspose.PDF for .NET は、高度なフォーム フィールド処理機能を提供します。PDF ドキュメントにフォーム フィールドを追加する機能を持ち、プログラム上で PDF ドキュメント内のフォーム フィールドの名前の変更、削除やコピーなどができ、プッシュ ボタン用に JavaScript を設定したり、フォーム フィールドを平坦化することが可能です。また READ_ONLY、REQUIRED、NO_EXPORT、HIDEEN、NOZOOM などのフィールドの属性を指定したり、フィールドの配置、罫線スタイル、ボタン スタイル、フォント サイズ、テキスト カラー、テキスト エンコーディングなどのビジュアルな属性を簡単に指定でき、ドキュメント内の絶対位置のフォーム フィールドの場所をカスタムの位置に定義したりできます。
XML、FDF または XFDF ファイルからフォーム フィールド データをインポートまたはエクスポートしたり、フォーム フィールドと OLEBD または ODBCDC データ ソースと紐付けることができます。また画像やバーコードをインポートしたり、リッチ テキスト形式でフィールド データを取得したり、送信ボタンを追加して指定した URL へデータを POST することもできます。
Aspose.PDF for .NET では、さまざまなタイプのグラフをサポートしています。座標で指定したページの場所にグラフを描画したり、必要に応じて既存のグラフを回転したり、サイズの変更が可能です。ディスクやメモリ、または Web 上の画像を PDF 形式に変換することもできます。一般的な画像形式だけでなく CCITT (fax) 画像、複数ページの TIFF 画像や透過 GIF 画像もサポートされています。
画像をオリジナルのサイズやカスタム倍率で配置したり、メイン ドキュメントのセクション内、テーブルのセル内、ヘッダーやフッターのセクション内に配置できます。
// PDF を PdfConverter に読み込む using (var converter = new Aspose.Pdf.Facades.PdfConverter()) { converter.BindPdf(dir + "template.pdf"); // 変換処理の開始 converter.DoConvert(); // TiffSettings の生成と圧縮形式の設定 var settings = new Aspose.Pdf.Devices.TiffSettings() { Compression = Aspose.Pdf.Devices.CompressionType.CCITT4, }; // PDF を TIFF 形式で出力 converter.SaveAsTIFF(dir + "output.tiff", settings); }
さらに Aspose.PDF for .NET では、PDF ドキュメント内にあるイメージを追加、置換、抽出または削除することもできます。新規に PDF ドキュメントを生成する際や既存の PDF ドキュメントに、透かしとして画像を追加することも可能です。
Aspose.PDF for .NET の API は、マネージ コードで設計されており、Adobe Acrobat を実行環境にインストールすることなく、単一の .NET アセンブリとして実装することができます。Adobe Acrobat オートメーションよりも簡単かつ柔軟に使用できます。