以下に、インテル® コンパイラーを使用してリンクする例を示します。
例では、.f Fortran ソースファイルを使用しています。 C/C++ ユーザーは、ソースファイルを .cpp (C++) または .c (C) ファイルに、ifort リンカーを icc に変更してください。
注
環境変数の設定が完了している場合、すべての例の -I$MKLINCLUDE およびダイナミック・リンクの -L$MKLPATH は省略できます。
これらの例では
MKLPATH=$MKLROOT/lib/ia32、
MKLINCLUDE=$MKLROOT/include です。
myprog.f とインテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) の並列バージョンのスタティック・リンク。
ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
-Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_intel_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a -Wl,--end-group -liomp5
-lpthread
myprog.f とインテル® MKL の並列バージョンのダイナミック・リンク。
ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
-lmkl_intel -lmkl_intel_thread -lmkl_core -liomp5 -lpthread
myprog.f とインテル® MKL の逐次バージョンのスタティック・リンク。
ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
-Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_sequential.a $MKLPATH/libmkl_core.a
-Wl,--end-group
-lpthread
myprog.f とインテル® MKL の逐次バージョンのダイナミック・リンク。
ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
-lmkl_intel -lmkl_sequential -lmkl_core -lpthread
ユーザーコード myprog.f とインテル® MKL の並列または逐次バージョンのダイナミック・リンク。mkl_set_threading_layer 関数を呼び出すか MKL_SET_THREADING_LAYER 環境変数の値を設定して、モード (スレッドモードまたは逐次モード) を選択します。
ifort myprog.f -lmkl_rt
myprog.f、Fortran 95 LAPACK インターフェイス、インテル® MKL の並列バージョンのスタティック・リンク。
ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE -I$MKLINCLUDE/ia32
-lmkl_lapack95
-Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_intel_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a
-Wl,--end-group
-liomp5 -lpthread
myprog.f、Fortran 95 BLAS インターフェイス、インテル® MKL の並列バージョンのスタティック・リンク。
ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE -I$MKLINCLUDE/ia32
-lmkl_blas95
-Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_intel_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a
-Wl,--end-group -liomp5 -lpthread