_mm_fmaddsub_pd、_mm256_fmaddsub_pd

3 つの float64 ベクトルを使用したパックド倍精度浮動小数点値の乗算-交互加算/減算。対応する FMA 命令は VFMADDSUB<XXX>PD です。XXX は 132、213、または 231 です。

構文

128 ビット・ベクトルの場合

extern __m128d _mm_fmaddsub_pd(__m128d a, __m128d b, __m128d c);

256 ビット・ベクトルの場合

extern __m256d _mm256_fmaddsub_pd(__m256d a, __m256d b, __m256d c);

引数

a

演算に使用する float64 ベクトル

b

演算に使用する float64 ベクトル

c

演算に使用する float64 ベクトル

説明

abc、3 つのソースベクトル/オペランドを使用してパックド倍精度浮動小数点値の SIMD 乗算-交互加算/減算を実行します。ab、2 つのオペランドの対応する値が乗算され、無限精度の中間結果が取得されます。3 つ目のオペランド c の奇数値が中間結果に加算され、偶数値は中間結果から減算されます。最終結果は float64 値に最も近い値に丸められます。

コンパイラーはデフォルトで VFMADDSUB213PD 命令を使用し、その他の形式の VFMADDSUB132PD または VFMADDSUB231PD については、低レベルの最適化が有益かまたは必要な場合のみ使用します。例えば、別の命令形式がレジスターを退避あるいは移動を減らすことが判明した場合、コンパイラーはデフォルトを変更することがあります。

戻り値

乗算-交互加算/減算演算の結果。


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