OpenMP* レポート

-openmp-report (Linux* および Mac OS* X) または /Qopenmp-report (Windows*) オプションは、OpenMP* レポートの診断レベルを制御します。OpenMP* レポート情報は、1 または 2 の値でオプションを指定した場合に生成されます。2 を指定すると、最も役立つ情報を得られます。

-openmp (Linux* および Mac OS* X) または /Qopenmp (Windows*) をこのオプションとともに指定する必要があります。

Linux* および Mac OS* X

Windows

説明

-openmp-report 2

/Qopenmp-report:2

レポート結果は、1 とほとんど同じですが、宣言子などの構造が正常に処理されたことを示す診断が含まれます。これは、推奨される診断レベルです。

-openmp-report 1

/Qopenmp-report:1

正常に並列化されたループ、領域、およびセクションをレポートします。これは、デフォルトのレベルです。

-openmp-report 0

/Qopenmp-report:0

診断レポートは生成されません。

次のコマンド例は、コマンドを組み合わせてレポートを実行する方法を示しています。

オペレーティング・システム

構文例

Linux* および Mac OS* X

icpc -openmp -openmp-report 2 sample1.cpp sample2.cpp

Windows

icl /Qopenmp /Qopenmp-report:2 sample1.cpp sample2.cpp

Note icon

Linux* および Mac OS* X: オプションとレベルの間のスペースはオプションです。

Windows*: オプションとレベルの間のコロンはオプションです。

以下の結果の例は、典型的な生成情報の形式です。

結果の例

openmp_sample.c(96): (列 5) リマーク: SINGLE の OpenMP* マルチスレッド・コードが正常に生成されました。
openmp_sample.c(106): (列 5) リマーク: OpenMP 定義ループが並列化されました。
openmp_sample.c(113): (列 5) リマーク: OpenMP 定義ループが並列化されました。
openmp_sample.c(93): (列 3) リマーク: OpenMP 定義領域が並列化されました。

関連情報


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信

© 1996-2010 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。