インテル® Advisor ユーザーガイド
コンパイラーがインテル® Advisor のアノテーション定義ファイルを検出できるように、環境変数 ADVISOR_<バージョン>_DIR を使用してコンパイル時に必要な追加のインクルード・ディレクトリーを指定することができます。<バージョン> は、インテル® Advisor のリリース年を示します (例えば、2020 はインテル® Advisor 2020、2021 はインテル® Advisor 2021)。
環境変数を設定するには、次の操作を行います。
試験的な機能が有効かどうかを調べるには、ADVIXE_EXPERIMENTAL/ADVISOR_EXPERIMENTAL 環境変数をテストします。
インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を使用する C++ プログラムでは、TBBROOT 環境変数が定義されている必要があります。コンパイラーは、この環境変数を参照してインテル® oneTBB のインクルード・ディレクトリーの場所を検出します。「TBBROOT 環境変数を定義」を参照してください。
Linux* と macOS* では、インテル® Advisor は、Linux* システムの BROWSER 環境変数を使用して、インストールされている HTML ブラウザーを検索します。これにより、インテル® Advisor GUI の [Help] メニューから、「導入ガイド」や 「ヘルプ」を表示できるようになります。
Linux* と macOS* では、[File] > [Option] > [Editor] 設定に加えて、VISUAL または EDITOR 環境変数を使用して、[Source] ウィンドウで行をダブルクリックしたときに起動される外部エディターを指定できます(VISUAL は EDITOR よりも優先されます)。例えば、VISUAL 環境変数を設定するには、次のように export コマンドを使用します。
export VISUAL="/usr/bin/vi -n"
ADVISOR_<バージョン>_DIR 環境変数を表示および設定するには、次の操作を行います。
次の手順では、<バージョン> や <install-dir> などの山カッコ内の値を、利用するシステムの値に置き換えてください。アプリケーションのデフォルトのインストール先である <install-dir> は、次の場所にあります。
Linux* および macOS*:
root ユーザーの場合: /opt/intel/ または /opt/intel/oneapi/
非 root ユーザーの場合: $HOME/intel/ または $HOME/intel/oneapi/
Windows*: <install-dir> は C:\Program Files (x86)\IntelSWTools\ または C:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\
32 ビット・システムでは、Program files (x86) フォルダーは Program files になります。
Linux*/macOS* で手動で設定する場合
以下に例を示します。
export ADVISOR_2021_DIR="/opt/intel/oneapi/advisor/<バージョン>"
Linux*/macOS* でスクリプトを使用する場合
次のようにシェルスクリプトを実行します。
source <install-dir>/advixe-vars.sh または source <install-dir>/advixe-vars.csh
Windows* で手動で設定する場合
例: set ADVISOR_2021_DIR="C:\Program Files (x86)\Intel\oneAPI\advisor\<version>"
Windows* でスクリプトを使用する場合
次のようにバッチスクリプトを実行します。
<install-dir>/advisor-vars.bat