インテル® Advisor ユーザーガイド

ビルド環境でインテル® oneTBB を有効にする

コマンドラインからインテル® C++ コンパイラー・クラシック、またはインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーを使用する場合、プログラムをコンパイルする際に次のオプションを指定します。

このオプションは、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) ライブラリーとリンクすることをコンパイラーに指示します。その他のコンパイラーを使用する場合、インテル® oneTBB またはコンパイラーのドキュメントを参照してください。

インテル® Advisor のサンプルでインテル® oneTBB プロジェクト (_tbb) を使用するには、TBBROOT 環境変数を定義し (「TBBROOT 環境変数を定義」を参照)、コンパイル時に追加のインクルード・パスとして、TBBROOT/include ディレクトリーを指定する必要があります (Windows* のビルド・プロパティー)

Windows* の Visual Studio* 開発環境では、次の手順に従ってください。

Visual Studio* プロジェクトのビルド設定 (デバッグ、リリースなど) で、プロジェクトのプロパティーを変更します。Visual Studio* の [構成プロパティ] で複数のプロパティーを設定できます。

  1. [ソリューション エクスプローラー] で、プロジェクト名を選択 (クリック) します。複数のプロジェクトを選択するには、Ctrl キーを使用します。
  2. Visual Studio* で次の操作を行います。

    • プロジェクト名を右クリックし、[構成プロパティ] > [Intel Libraries for oneAPI] > [Intel oneAPI Threading Building Blocks (Intel oneTBB)] を選択します。
    • [Use oneTBB][Yes] に設定します。

    システムにインストールされているインテル® oneTBB のバージョンや、Visual Studio* のバージョンを変更した場合、インテル® oneTBB ライブラリーに関連するビルドエラーが発生する可能性があります。その場合、上記の手順を繰り返して [Use oneTBB] を一度 [No] にして、再度 [Yes] に設定します。詳細は、インテル® Advisor のリリースノートを参照してください。

  3. [OK] をクリックして、プロパティーを保存します。
  4. 必要に応じて、ほかの構成で上記の手順を繰り返します。

この手順で、インテル® oneTBB を使用するビルド環境を設定するため、複数のプロパティーを定義します。

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