インテル® DAAL プログラミング・ガイド

バッチ処理

アルゴリズムの入力

多クラス分類器の品質メトリック・アルゴリズムの入力は次のとおりです。入力 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの入力を提供するメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

入力 ID

入力

predictedLabels

分類アルゴリズムの予測段階で計算したラベルを含む n x 1 数値テーブルのポインター。この入力は、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

groundTruthLabels

期待されるラベルを含む n x 1 数値テーブルのポインター。この入力は、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトです。

アルゴリズムのパラメーター

品質メトリック・アルゴリズムのパラメーターは次のとおりです。

パラメーター

デフォルト値

説明

algorithmFPType

double

アルゴリズムが中間計算に使用する浮動小数点の型。float または double を指定できます。

method

defaultDense

パフォーマンス指向の計算メソッド。アルゴリズムでサポートされている唯一のメソッドです。

nClasses

0

クラス (l) の数。

useDefaultMetrics

true

ライブラリーにより提供されるデフォルトメトリックを計算する必要性を定義するフラグ。

beta

1

ライブラリーにより提供される F 値品質メトリックの β パラメーター。

アルゴリズムの出力

品質メトリック・アルゴリズムは次の結果を計算します。結果 ID をパラメーターとして、アルゴリズムの結果にアクセスするメソッドに渡します。詳細は、「アルゴリズム」を参照してください。

結果 ID

結果

confusionMatrix

混同行列を含む nClasses x nClasses 数値テーブルのポインター。デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

multiClassMetrics

適切な多クラスメトリック ID によりアクセスできる、品質メトリックを含む 1 x 8 数値テーブルのポインター。

  • averageAccuracy - 平均正解率
  • errorRate - 不正解率
  • microPrecision - マイクロ適合率
  • microRecall - マイクロ再現率
  • microFscore - マイクロ F 値
  • macroPrecision - マクロ適合率
  • macroRecall - マクロ再現率
  • macroFscore - マクロ F 値

デフォルトでは、この結果は HomogenNumericTable クラスのオブジェクトですが、(PackedSymmetricMatrixPackedTriangularMatrix、および CSRNumericTable を除く) NumericTable の派生クラスのオブジェクトとして定義できます。

サンプル

インテル® DAAL ディレクトリーの次のサンプルを参照してください。

C++: ./examples/cpp/source/quality_metrics/svm_multi_class_quality_metric_set_batch.cpp

Java*: ./examples/java/source/com/intel/daal/examples/quality_metrics/SVMMultiClassQualityMetricSetBatchExample.java