インテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル(R) IPP) 5.0 Linux 版 (インテル(R) Pentium(R) プロセッサ用) 暗号化パッケージ
リリースノート
目次
概要
インテル(R) インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル(R) IPP) 5.0 Linux* 版 (インテル(R) Pentium(R) プロセッサ用) 暗号化パッケージは、インテル・インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル IPP) 5.0 Linux 版 (インテル Pentium プロセッサ用) の暗号化処理部分のバイナリとヘッダファイルを含むスタンドアロン・インストールです (最初にインテル IPP のインストールが必要です)。
- 以下の項目を含む暗号化機能を提供します。
- 暗号化パッケージ
- ハッシュ・アルゴリズムとデータデータ認証
- 公開鍵アルゴリズム
- Diffie-Hellman アルゴリズムのサポート (5.0 で追加)
- 楕円曲線暗号のサポート (5.0 で追加)
動作環境
アプリケーションを開発するための最小ハードウェア要件
- インテル(R) Xeon(R) プロセッサまたはインテル Pentium 4 プロセッサを搭載した PC、ワークステーションまたはサーバ
- 300MB のディスク空き容量 (インストール時、ファイルのダウンロードおよびテンポラリ・ファイル用に別途 300MB の空き容量が必要)
アプリケーションを開発するための最小ソフトウェア要件
- glibc 2.2.4、2.2.5、2.2.93、2.3.2 または 2.3.3 を含むカーネル 2.4.X または 2.6.X の Linux システム。代表的なディストリビューションは下記のとおり。注: 下記のすべてのディストリビューションについて動作検証を行ったわけではありません。また、下記以外のディストリビューションでもご利用いただける場合があります。
- Red Hat* Linux 7.3、8、9
- Red Hat Enterprise Linux 2.1、3、または 4
- SUSE* Linux 8.2、9.1
- SUSE Linux Enterprise Server* 8 または 9
- サポートしている C コンパイラ (インテル IPP は、次のコンパイラで動作確認されています)
- インテル(R) C++ コンパイラ 8.1 Linux 版 (IA-32 およびインテル(R) Itanium(R) プロセッサ用)
- インテル C++ コンパイラ 9.0 Linux 版 (IA-32 およびインテル Itanium プロセッサ用)
- gcc、g++ および関連ツールを含む、Linux 開発ツール・コンポーネント
- 推奨するドキュメント・ビューア
- Adobe* Acrobat* Reader 6.0 またはそれ以降 (PDF 形式でドキュメントを表示する場合のキーワード検索機能が改良されています)
インストール
Linux 上でインテル IPP 暗号化パッケージをインストールするには、以下の手順を実行します。
-
このパッケージをインストールするには、インテル IPP 5.0 Linux 版 (インテル Itanium プロセッサ用) パッケージを最初にインストールする必要があります。
-
tar コマンドを使用して、書き込み権限があるディレクトリにインテル IPP 暗号化パッケージを展開します。
-
rpm コマンドを実行するのに必要な root アクセス権がある root ユーザーとしてログインし、tar ファイルが抽出されたディレクトリでインストール・スクリプトを実行します。
./install
-
既にインストールされているインテル(R) ソフトウェア製品のリストが表示された後、インストールする製品のメニューが表示されます。
-
Cryptography for Intel® Integrated Performance Primitives Version 5.0 on Intel® Pentium® processors
-
インストールするパッケージを選択します。インストールを開始する前に、自己解凍形式のインストール・ファイルを展開する一時ディレクトリの名前を入力します。インストール後、この一時ディレクトリに展開されて残っているファイルを手動で削除してください。製品を使用するために必要なすべてのパッケージがインストールされます。推奨するインストール・ディレクトリは次のとおりです。/opt/intel/ipp/5.0
-
インストールの後、インストールされているパッケージが再表示され、インストール・メニューが再表示されます。'x' を入力して、インストール・スクリプトを終了します。
インテル IPP は、Macrovision* の FLEXlm* 電子ライセンス・テクノロジを使用しています。ライセンス管理は容易ですが、インストール中に何か問題が発生した場合は、現在のライセンス・ファイル (*.lic) が、インストール・ファイルと同じディレクトリに含まれていることを確認してください。ライセンス・ファイルを正しく配置しても問題が発生する場合は、インテル(R) プレミア・サポートまで問題を報告してください。詳細は、リリースノートの「テクニカル・サポートとフィードバック」セクションを参照してください。
その他の情報のリソース
- ライブラリの使用および各種オプションに関する情報は、このリリースに含まれている「入門ガイド」を参照してください。
- 最新の製品サポート情報およびエラッタは、インテル IPP サポートページ (英語) を参照してください。
- インテル IPP の使用法を説明し、迅速なアプリケーション、コンポーネント、およびコーデック開発をサポートするエンコーダ-デコーダのサンプルが用意されています。その他の情報は、インテル IPP Web サイト (英語) にあります。
テクニカル・サポートとフィードバック
インテルでは、お客様からのフィードバックを非常に重視しております。本製品で提供されるツールについてのテクニカル・サポートおよび FAQ や製品のアップデート情報を含むテクニカル情報を利用するには、インテル(R) レジストレーション・センターに登録する必要があります。
インテル IPP の FAQ、ヒント、およびその他のサポート情報は、http://www.intel.com/support/performancetools/libraries/ipp/linux/ia/index.htm (英語) を参照してください。
サポートの質問や問題を送信する方法は、インテル IPP 5.0 のインストールに含まれているリリースノート (ReleaseNotes.htm) の「テクニカル・サポートとフィードバック」セクションを参照してください。
ライセンス定義
ライセンス定義およびライブラリの制限については、ライセンス・ファイルを参照してください。
本資料で提供される情報は、予告なしに変更されることがあります。また、インテルは本資料の内容およびこれに関連して提供されるソフトウェアにエラー、誤り、不正確な点が含まれていたとしても一切の責任を負いません。本資料およびこれに記載されているソフトウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、その使用および複製はライセンス契約で定められた条件下でのみ許可されます。本資料は、明示、黙示、禁反言またはその他の如何を問わず、いかなる知的財産権のライセンスを許諾するためのものではありません。本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものであり、インテルによる確約と解釈されるべきものではありません。
製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and conditions of Sales』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証(特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他、知的所有権を侵害していないことへの保証を含む)に関しても一切責任を負わないものとします。インテル製品は、医療、救命、延命措置などの目的に使用することを前提としたものではありません。
「未使用 (reserved)」、「未定義 (undefined)」と記述されている機能や命令に関しては、今後新たに定義づけが行われる可能性があるため、設計には利用しないようご注意ください。これらの機能や命令を設計に利用した場合、定義の追加によって機能性や互換性などの面でいかなる問題が生じてもインテルは一切その責を負いません。
本資料で説明されているソフトウェアは、設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。現在確認済みの不具合については、インテルまでお問い合わせください。
Intel、インテル、Intel ロゴ、Itanium、Pentium、Xeon は、米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
© 2002-2005, Intel Corporation.