チュートリアル: インテル® IPP 9.0 による画像の回転とブラー

インテル® IPP ライブラリーについて

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) は、マルチメディア、データ処理、通信アプリケーションの開発を支援するソフトウェア関数の機能豊富なライブラリーです。これらの関数は、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 (インテル® SSE) とインテル® アドバンスト・ベクトル・エクステンション (インテル® AVX) 命令セットを使用して高度に最適化されています。

インテル® IPP は、さまざまなインテル® アーキテクチャー向けのアプリケーション開発をサポートしています。インテル® IPP は、単一のクロスアーキテクチャー API を提供しているため、インテル® プロセッサー・ベースのデスクトップ、サーバー、モバイル、およびハンドヘルド・プラットフォーム間で固有の機能を移植してソフトウェア・アプリケーションを再利用できます。インテル® IPP のプリミティブ関数を使用すると、計算集約型のルーチン向けにプロセッサー固有のコードを記述する必要性がなくなるため、開発コストを大幅に削減し、市場投入までの時間を短縮できます。

インテル® IPP ライブラリーの主要分野の 1 つは、フィルタリング、幾何学的変換、カラー変換、モルフォロジー変換などの 2 次元信号のさまざまな操作を含む、画像処理です。

最適化に関する注意事項

インテル® コンパイラーは、互換マイクロプロセッサー向けには、インテル製マイクロプロセッサー向けと同等レベルの最適化が行われない可能性があります。これには、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 2 (インテル® SSE2)、インテル® ストリーミング SIMD 拡張命令 3 (インテル® SSE3)、ストリーミング SIMD 拡張命令 3 補足命令 (SSSE3) 命令セットに関連する最適化およびその他の最適化が含まれます。インテルでは、インテル製ではないマイクロプロセッサーに対して、最適化の提供、機能、効果を保証していません。本製品のマイクロプロセッサー固有の最適化は、インテル製マイクロプロセッサーでの使用を目的としています。インテル® マイクロアーキテクチャーに非固有の特定の最適化は、インテル製マイクロプロセッサー向けに予約されています。この注意事項の適用対象である特定の命令セットの詳細は、該当する製品のユーザー・リファレンス・ガイドを参照してください。

改訂 #20110804

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