カスタム SO のビルド

カスタム共有オブジェクト (SO) は、内部モジュールが少なく、これらのモジュールのみがインテル® IPP コードを共有しているアプリケーションに便利です。 この場合、アプリケーションで使用するインテル® IPP 関数のみを含むカスタマイズした SO をダイナミック・リンクして使用できます。

次の表は、カスタム SO の長所と短所の要約です。

カスタム SO 機能

長所

短所

  • プロセッサー固有の最適化のランタイム・ディスパッチ

  • フルセットのインテル® IPP

    SO よりもハードドライブのフットプリントが小さい

  • 複数のアプリケーションで同じインテル® IPP 関数を使用する場合の最小のインストール・パッケージ

  • アプリケーションを実行するときにインテル® コンパイラー固有のランタイム・ライブラリーにアクセスする必要がある

  • カスタム

    SO の作成および保守に開発者のリソースが必要

  • 新しいプロセッサー固有の最適化を利用するにはカスタム

    SO のリビルドが必要

  • カーネルモード/デバイスドライバー/ring-0 コードには不適切

カスタム SO を作成するには、SO およびスタブを生成する別のビルドステップまたはプロジェクトを作成する必要があります。 特別に作成したサンプルでこの方法を説明しています。最新の custom so サンプルについては、http://www.intel.com/software/products/ipp/samples.htm からインテル® IPP サンプルをダウンロードして展開した後、/ipp-samples/advanced-usage/linkage/customso ディレクトリーを参照してください。


このヘルプトピックについてのフィードバックを送信

© 2008 - 2010 Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。