入力データの型

インテル® IPP の演算は、演算が実行される入力データの型に従って、以下のグループに分けられています。グループごとに、独自の接頭辞が関数名に付けられます (「関数の命名規則 - データドメイン」を参照)。 入力データには以下の型があります。

1 次元配列と信号

このグループには、1 次元配列のデータを演算するほとんどの関数が含まれます。一般に、これらの配列は信号で、ほとんどの演算は信号処理演算です。1 次元配列演算の例:

画像

画像は、ピクセルの 2 次元配列です。一般的な 2 次元配列と区別されるいくつかの特徴があります。画像演算の例:

行列

このグループには、1 次元配列と 2 次元配列の行列とベクトル、および行列とベクトルの配列の演算を行う関数が含まれます。これらの配列は線形方程式またはデータベクトルとして処理され、線形代数演算が行われます。行列演算の例:

3D オブジェクト

このグループには、3D オブジェクトの演算関数が含まれます。入力データは使用する手法に依存します。3D 演算の例:

コア関数

いくつかのコア関数は、入力データの型に応じた演算を実行しません。例えば、CPU タイプの取得、指定されたバイト数へのポインターのアライメント、マージド・スタティック・ライブラリーのディスパッチャーの制御が該当します。これらの関数には、独自のヘッダーファイル、スタティック・ライブラリー、DLL が用意されています。

コード

ヘッダーファイル

スタティック・ライブラリー

DLL

関数名の接頭辞

ippCore

ippcore.h

ippcore_l.lib

ippcore_t.lib

ippcore-x.x.dll

ipp

x.x は製品のバージョン番号 (例: 7.0)


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