MPI のサポート

インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) ScaLAPACK およびクラスター FFT は、『インテル® MKL リリースノート』に記述されている MPI 実装をサポートしています。

アプリケーションと ScaLAPACK またはクラスター FFT をリンクするには、下記で説明しているように、使用しているメッセージ・パッシング・インターフェイス (MPI) の実装に応じて追加の設定が必要です。

MPICH2 を使用している場合、次の操作を行います。


  1. インクルード・パスに mpich2\include を追加します
    (MPICH2 の既定インストールの場合)。
  2. ライブラリー・パスに mpich2\lib を追加します。
  3. リンクコマンドに mpi.lib を追加します。
  4. Fortran リンクコマンドに fmpich2.lib を追加します。
  5. C++ プログラムの場合、リリースターゲットのリンクコマンドに cxx.lib、デバッグターゲットのリンクコマンドに cxxd.lib を追加します。

Microsoft MPI を使用している場合、次の操作を行います。


  1. インクルード・パスに Microsoft Compute Cluster Pack\include を追加します
    (Microsoft MPI の既定インストールの場合)。
  2. ライブラリー・パスに Microsoft Compute Cluster Pack\Lib\AMD64 を追加します。
  3. リンクコマンドに msmpi.lib を追加します。

インテル® MPI を使用している場合、次の操作を行います。


  1. %ProgramFiles%\Intel\MPI\<ver>\<arch>\includeをインクルード・パスに追加します。
    <ver> は MPI バージョンのディレクトリー、<arch> ia32 または intel64 です (例えば、%ProgramFiles%\Intel\MPI\3.1\intel64\include)。
  2. %ProgramFiles%\Intel\MPI\<ver>\<arch>\libをライブラリー・パスに追加します (例えば、%ProgramFiles%\Intel\MPI\3.1\intel64\lib)。
  3. リンクコマンドに impi.lib および impicxx.lib を追加します。

実装固有のリンクの詳細については、利用している MPI 実装のドキュメントを確認してください。


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