IA-32 アーキテクチャー・システムでのリンク

以下に、インテル® コンパイラーを使用してリンクする例を示します。

多くの例では、.f Fortran ソースファイルを使用しています。C/C++ ユーザーは、ソースファイルを .cpp (C++) または .c (C) ファイルに、ifort を icc に変更してください。

これらの例では、MKLPATH=$MKLROOT/lib/ia32_lin、MKLINCLUDE=$MKLROOT/include です。

• myprog.f とインテル® MKL の OpenMP* スレッドバージョンのスタティック・リンク。

  ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
  -Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_intel_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a
  -Wl,--end-group -liomp5 -lpthread -lm

• myprog.f とインテル® MKL の OpenMP* スレッドバージョンのダイナミック・リンク。

  ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
  -lmkl_intel -lmkl_intel_thread -lmkl_core -liomp5 -lpthread -lm
  

• myprog.f とインテル® MKL のシーケンシャル・バージョンのスタティック・リンク。

  ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
  -Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_sequential.a $MKLPATH/libmkl_core.a
  -Wl,--end-group -lpthread -lm
  

• myprog.f とインテル® MKL のシーケンシャル・バージョンのダイナミック・リンク。

  ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE
  -lmkl_intel -lmkl_sequential -lmkl_core -lpthread -lm
  

• myprog.f とインテル® MKL の OpenMP* スレッドバージョンまたはシーケンシャル・バージョンのダイナミック・リンク。mkl_set_threading_layer 関数を呼び出すか MKL_THREADING_LAYER 環境変数の値を設定して、モード (マルチスレッド・モードまたはシーケンシャル・モード) を選択します。

  ifort myprog.f -lmkl_rt
  

• myprog.f、Fortran 95 LAPACK インターフェイス、インテル® MKL の OpenMP* スレッドバージョンのスタティック・リンク。

  ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE -I$MKLINCLUDE/ia32
  -lmkl_lapack95
  -Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_intel_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a
  -Wl,--end-group
  -liomp5 -lpthread -lm
  

• myprog.f、Fortran 95 BLAS インターフェイス、インテル® MKL の OpenMP* スレッドバージョンのスタティック・リンク。

  ifort myprog.f -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE -I$MKLINCLUDE/ia32
  -lmkl_blas95
  -Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_intel_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a
  -Wl,--end-group -liomp5 -lpthread -lm
  

• myprog.c とインテル® TBB によりスレッド化されたインテル® MKL バージョンのスタティック・リンク。LIBRARY_PATH 環境変数にインテル® TBB ライブラリーのパスが設定されている必要があります。

  icc myprog.c -I$MKLINCLUDE -Wl,--start-group $MKLPATH/libmkl_intel.a $MKLPATH/libmkl_tbb_thread.a $MKLPATH/libmkl_core.a -Wl,--end-group -ltbb -lstdc++ -lpthread -lm

• myprog.c とインテル® TBB によりスレッド化されたインテル® MKL バージョンのダイナミック・リンク。LIBRARY_PATH 環境変数にインテル® TBB ライブラリーのパスが設定されている必要があります。

  icc myprog.c -L$MKLPATH -I$MKLINCLUDE -lmkl_intel -lmkl_tbb_thread -lmkl_core -ltbb -lstdc++ -lpthread -lm