インテル® コンパイラーを使用した OpenMP* 5.0 による並列プログラミング・セミナー

インテル® コンパイラーは、バージョン 18.0 以降、インテル® グラフィックスへの OpenMP* オフロード機能をサポートしていませんが、現行のインテル® コンパイラー 19.1 の新機能を使用して、インテル® グラフィックスへのオフロード実行が可能になりました。

このセッションでは、CPU および GPU 向けにサポートされる OpenMP* の機能を含め、開発手順や新機能について説明します。最後に、oneAPI HPC ツールキットのベータ版に含まれるコンパイラーでコンパイルし、GPU への移行ができているか確認します。

セミナー一覧

開催概要

日程

パート 1

本セミナーは終了いたしました。
次回開催日が決まりましたら、弊社メールニュースにてご案内いたします。

パート 2

本セミナーは終了いたしました。
次回開催日が決まりましたら、弊社メールニュースにてご案内いたします。

パート 3

本セミナーは終了いたしました。
次回開催日が決まりましたら、弊社メールニュースにてご案内いたします。

コース名

インテル® コンパイラーを使用した OpenMP* 5.0 による並列プログラミング・セミナー

コース内容

パート 1

OpenMP* が広く導入される背景とこれまでの歴史を振り返ってみます。異なるバージョンのインテル® コンパイラーや異なるコンパイラー間で OpenMP* を使用する注意点や制限について説明します。

また、OpenMP* 3.1 で追加されたタスク機能が 4.0 から 4.5 でどのように進化したかを例を使用して説明し、最新の OpenMP* 5.0 で強化された新機能を紹介します。

パート 2

OpenMP* のスレッド化機能を使用してプログラマーがマルチスレッドの動作をプログラミングしたように、OpenMP* 4.0 からは omp simd を使用してプログラマーが明示的にベクトル化もできるようになりました。OpenMP simd に関連する機能を 4.0 から 5.0 までの進化を追って紹介します。

また、OpenMP* 4.0 で追加されたオフロード機能を利用することで、これまで共有メモリー型並列処理に加え分散メモリー型の並列処理を表現できるようになりました。注目されるヘテロジニアス・プログラミング環境での OpenMP オフロード機能についても説明します。

パート 3

パート 1 および 2 でカバーされなかった OpenMP* 5.0 のそのほかの機能について紹介します。最後に、oneAPI 向けのデータ並列 C++ (DPC++) へ移行する前に、現行のインテル® C++/Fortran コンパイラー v.19.1 や oneAPI HPC ツールキットに含まれるインテル® C++ および Fortran コンパイラー 2021 ベータ版を使用して、簡単にインテル グラフィックスへのオフロードを行うソフトウェアの開発および検証方法を紹介します。

アジェンダ

パート 1

  • はじめに
    • コードの現代化 (モダニゼーション)
    • OpenMP* が求められる背景
  • OpenMP* の各バージョンの機能
    • OpenMP* 3.1 の機能を確認
    • OpenMP* 4.0 以降のタスク拡張
  • OpenMP* 4.0 と 4.5、および 5.0 の新機能
    • OpenMP* のタスク機能

パート 2

  • OpenMP* 4.0 と 4.5、および 5.0 の新機能
    • OpenMP* の SIMD 機能
    • OpenMP* のオフロード機能

パート 3

  • OpenMP* 4.0 と 4.5、および 5.0 の新機能
    • OpenMP* 5.0 の注目する新機能 (アフィニティーなど)
  • 次世代インテル コンパイラー (nextgen) の機能

会場

オンライン

対象者

C/C++ または Fortran 言語で OpenMP* の利用経験がある中級者以上

定員

50 名

参加費

無料 (事前登録制)

講師

菅原 清文氏

講師略歴:
IA プラットフォーム向けのソフトウェア開発に有用な情報を発信することを目的として設立された技術ポータル「iSUS」の編集長および様々なコンサルティング業務を兼任し、ソフトウェア開発者のための技術情報発信に貢献している。

主催

エクセルソフト株式会社

問い合わせ先

ご不明点がある場合はこちらより、以下のように項目を設定の上お問い合わせください。

  • [お問い合わせの製品・業務] - [製品の種類]: その他
  • [お問い合わせの製品・業務] - [その他]: セミナー

注意事項

内容の一部および講師は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。



セミナー関連製品/機能

インテル® Parallel Studio XE

本製品に含まれる C/C++、Fortran アプリケーションの高速化/並列化のためのコンパイラーとライブラリーを使用することで、インテル® プロセッサーの複数コアと広いベクトルレジスターなどの、プロセッサーの高度な機能を簡単かつ最大限に活用することができるようになります。

Professional Edition では、パフォーマンス・ボトルネックの検出やコードを修正すべき箇所をアドバイスするツールなどが、最上位の Cluster Edition ではさらに MPI-3 規格に対応した MPI ライブラリーや MPI 通信によるパフォーマンスの問題となる箇所を素早く発見する性能解析ツールが含まれています。

製品詳細 ≫

インテル® VTune™ プロファイラー

C/C++、Fortran、Python*、Go*、Java* を使用する開発者向けのパフォーマンス / スレッド・プロファイラーです。

現在および将来にわたるプロセッサーを最大限に活用するように、アプリケーションを簡単にチューニングすることができます。CPU と GPU パフォーマンス、スレッドのパフォーマンスとスケーラビリティー、バンド幅、キャッシュ利用など、パフォーマンス向上のための豊富な情報を収集します。シングルコード・プロファイラーとは異なり、C / C++、Fortran、Python*、Go*、Java* が混在したコードの hotspot を正確に特定します。

インテル® VTune™ プロファイラーは、すべてのツールキットに同梱されています。

インテル® Advisor

インテル® Advisor は、C、C++、C#、Fortran ソフトウェア・アーキテクト向けの高性能ベクトル化/スレッド化プロトタイプ生成ツールです。ベクトル化を安全かつ効率的に行えるように、反復回数、データ依存性、メモリー・アクセス・パターンなどの必要なキーデータを取得します。インテル® AVX-512 対応ハードウェアがない場合でも、最新のインテル® AVX-512 命令セット向けの最適化を行えます。さらに、スレッドのプロトタイプ生成を利用することで、進行中の開発に影響を与えることなく、設計オプションを素早く評価できます。

インテル® Advisor は、すべてのツールキットに同梱されています。

インテル® Inspector

C、C++ および Fortran アプリケーション用の使いやすいメモリー / スレッド化エラーのデバッガーです。

メモリーリーク、メモリー破壊、メモリー関連 API のリソース解放し忘れなどの誤りを動的に検出することができます。データ競合やデッドロックなど、デバッガーでは検出の困難なマルチスレッド・エラーも的確に発見し、分かりやすいユーザー・インターフェイスで確認することができます。生産性を上げ、コストを抑えつつ早期に製品を市場へ投入できます。

本製品は、インテル® ベース & HPC ツールキット、インテル® ベース & IoT ツールキットに同梱されています。

製品詳細 ≫

関連資料紹介

iSUS 提供資料

iSUS (IA Software User Society) は、インテル® アーキテクチャー向けにソフトウェア開発者に向けて、並列化/最適化に関する最新情報を提供しています。

ウェビナーシリーズ 2021

  • インテル® DevCloud の使い方
  • インテル® DPC++ 互換性ツールの紹介
  • OpenMP* を使用した GPU オフロード方法
  • GPU 向けのインテル® VTune™ プロファイラーの機能と GPU 最適化
  • インテル® Advisor によるコードの最適化とプロトタイプ作成