スタイル用オートナンバー書式を作成
特定の部分に番号が自動的につけられるというコンテンツを作成するにはオートナンバーを利用できます。
コンテンツにオートナンバーを受け入れる際、一つ以上のコマンドで成り立つオートナンバーフォーマットを作成することによって受け入れるのです。以下はコマンドの例です: CH:、{n+}、{chapnum}、{b}、と {/b}。その上、コマンドの隣にテキストを付け加えられます。たとえば、図のキャプションにオートナンバーを適用したいとしましょう。ただし、各キャプションが始まりに「図」という単語、次に章の番号、ダッシュ、そして次に増加された数を含む(例:"図 1-5", "図 1-6", "図 1-7")ようにします。これを成し遂げるためには、以下のようなオートナンバーフォーマットを作成すればよいでしょう: CH:図 {chapnum}-{n+}
以下の手順はスタイル クラスのためにオートナンバー書式を作成する方法を指導します。これは推奨方法です。スタイルではプロジェクト中複数の段落に同じ書式を適用して、書式の変更がそのスタイルを利用するすべての段落に自動的に反映されます。別法として、単独の段落用オートナンバー書式を作成できます。
詳しい情報は、 オートナンバーについてとオートナンバー書式例をご参照ください。
スタイル用オートナンバー書式を作成する方法
- 利用するスタイルを含むスタイルシートを開きます。ほとんどの場合、段落か見出しスタイルです。利用するスタイルがまだなければ、作成します。
- スタイルシート エディタの左側で、スタイルを選択します。
- エディタの右側にあるプロパティ セクションで、オートナンバー グループの隣のプラス ボタン
をクリックします。もしこのプロパティ グループが見えなかったら、表示セクションのオプションを使って表示します。
- mc-auto-number-format の隣にある右列(値列)の中をクリックします。オートナンバー書式ダイアログが開きます。
- ダイアログのフィールドを満たします。
書式を記入スタイルにオートナンバー書式を与えます。この書式はテキストと自動化されたコマンドとの組み合わせであれます。
たとえば、もしオートナンバーにテキスト("表"、"図" など)を入れるには、このフィールドに打つだけです。下記のコマンドをダブルクリックしてこのフィールドに追加することもできます。たとえば、オートナンバーをひとつ増加させるカウンタ(例:図 1、図 2、図 3)を追加するとします。このコマンドは {n+} です。各コマンドの説明はリストで表示されます。
一部のコマンドは開始タグと終了タグとを含みます。たとえば、オートナンバー書式の一部を太字で表示するには、"書式を記入" フィールドで太字フォントを開始する位置にカーソルを置いて下記のリストで {b} をダブルクリックします。それから太字フォントを終える位置にカーソルを置いてリストから {/b} をダブルクリックします。
結局、オートナンバー書式はテキストと複数のコマンドの組み合わせを含める場合があります、たとえば: {b}表 {n+} - {/b}
しかし、FrameMaker は {b} などの書式コマンドを支援しないことにご注意ください。よって、FrameMaker 出力を生成するつもりなら、その代わりに "mc-auto-number-class" フィールドでオートナンバー書式の外見を修正すればよいです。
- 利用可能なコマンド書式に組み込めるオートナンバー コマンドを表示します。書式にコマンドを追加するには、ダブルクリックします。
- [コマンドの表示] コマンドのタイプ(オートナンバー、ファイル、書式、ページ、テキスト)を選択して一覧で表示されるコマンドを制限できます。
- コマンド書式に追加できるコマンドを表示します。コマンドをダブルクリックすると書式で角括弧の中に表示されます。
- 説明各コマンドの説明を表示します。 また、追加情報はオートナンバー書式ダイアログとオートナンバー書式例をご参照ください。
- OK をクリックします。ダイアログが閉じます。
- (オプション)スタイルシート エディタのほかのオートナンバー書式プロパティ設定を入力します。
- mc-auto-number-class オートナンバー書式用スパン スタイル クラスを入力します。 FrameMaker 出力を作成する予定なら書式コマンド({b}、{i} など)の代わりにこのフィールドを利用します。スパン クラスをスタイルシート エディタで作成して修正できます。 スパン クラスを作成するには、スタイルシート エディタを開いて、エディタの左側で span タグを選択し、スタイル作成の手順に従います (例: span.BoldGreen).
- mc-auto-number-offset "文頭外" または "文末外" 書式と段落コンテンツとの間に作成する空白の量を指定します(以下参照)。一番上のドロップダウン リストで長さを選択します。それから数値を入力していくつかの計測単位(ポイント、ピクセル、センチメートル、など)から選択できます。完成したら OK をクリックします。
- mc-auto-number-position オートナンバー書式の段落における配置を選択します。
- inside-head オートナンバー書式は段落コンテンツの前で、コンテン エリアの中に置かれます。次行に折り返されるテキストはオートナンバー書式の下に揃えます。
- inside-tail オートナンバー書式は段落コンテンツの後、コンテン エリアの中に置かれます。次行に折り返されるテキストはオートナンバー書式の下に揃えます。
- なし オートナンバー書式が表示されません。
- outside-head オートナンバー書式は段落コンテンツの前に、しかしコンテン エリアの外に置かれます。よって、次行に折り返されるテキストは前のテキストの下(オートナンバー書式ではなく)に揃えます。下記の "オフセット" フィールドで書式とコンテンツとの間に空白を挿入できます。
- outside-tail オートナンバー書式は段落コンテンツの後に、しかしコンテン エリアの外に置かれます。よって、次行に折り返されるテキストは前のテキストの下(オートナンバー書式ではなく)の下に揃えます。下記の "オフセット" フィールドで書式とコンテンツとの間に空白を挿入できます。
-
をクリックして変更を保存します。
次は?
スタイル用オートナンバー書式を作成してから、スタイルを適切なコンテンツに適用しなければなりません。
追加参照