印刷マスター ページはプロジェクト内コンテンツの代理にプロキシを利用します。様々な種類のコンテンツに対する様々なプロキシがあります。プロキシは印刷ページのサイズ、オリエンテーション、余白の情報を保有するためにも利用されます。
普通のトピックと同様に、マスター ページにほかのコンテンツも追加できます。たとえば、プロキシの上と下にそれぞれヘッダーとフッターとして、テキストと変数を追加できます。これらはチャプタタイトルやページ番号などのコンテンツを表示できます。
それは状況によります。ひとつだけ要るか、いくつかが要るかもしれません。
すべてのページの設定とヘッダー/フッター情報が首尾一貫の場合、ひとつの印刷マスター ページだけで済む可能性があります。ひとつの印刷マスター ページに複数のボディ プロキシを載せることもできます。マニュアルの第1ページ、奇数ページ、偶数ページのそれぞれに別のページ設定(例:余白、ページ番号設定)を適用する場合にするでしょう。要するに、各プロキシに対して違うページ設定をもつことができます。マスター ページにおけるボディ プロキシの上下にほかのコンテンツ(例: テキスト、画像、ランニング HF 変数)を追加でき、それぞれのコンテンツ セットが第1ページ、奇数ページ、あるいは偶数ページに現れるように指定できます。
しかし、文書全体に対してひとつだけのマスター ページを使用することが望ましくない場合もあります。なぜなら、全くヘッダーもフッターもほしくないマニュアルのセクション(例:タイトル ページ)もあるからです。または、マニュアルの一部のセクションにこのヘッダーとフッター コンテンツを使って、その他のセクションに別のヘッダーとフッター コンテンツを使う場合も考えられます。
本トピックの残りはプロジェクトのマスター ページの作成における必要な手順を指導します。これは以下を含みます:
これは印刷出力のためにマスター ページの使用の第一ステップです。プロジェクトに印刷マスター ページを追加できます。マスター ページは.flmsp 拡張子のファイルに含まれています。マスター ページをプロジェクトに追加するとき、コンテンツ エクスプローラの Resources/MasterPages フォルダに収納されます。
選択するマスター ページ テンプレートによって、既にプロキシの種類がひとつ以上マスター ページに入っている可能性があります。これらのプロキシの一部は主にオンライン出力に使用され(パンくずとミニ目次)、ほかのプロキシは印刷出力に使用されます。中には以下を含みます:
ページ ヘッダーとフッター プロキシ これらのプロキシではコンテンツまたは(第1ページ、偶数ページ、あるいは奇数ページに特定される)自動的ページ番号付けをマスター ページに挿入できます。ページ ヘッダー プロキシでボディの上に、そしてページ フッター プロキシでボディの下に、コンテンツと番号付けを挿入します。このプロキシのどれかを挿入すると、ページ番号プレースホルダが自動的に追加されます。その場所にページ番号がほしくなければ、削除するか(左、右、中央に)揃えなおすことができます。
開始ページの番号を指定する、または書式(例: 英文字、ローマ数字、大文字、小文字)を変更する場合には、ボディ プロキシを編集して印刷ページ プロパティ ダイアログで設定を変更すればよいのです。開始ページ番号を指定するコンテンツのエリアに予め新しいマスター ページを適用しなければいけない場合もあります。たとえば、印刷出力がタイトル ページ、コピーライト ページ、目次、そして最初関連事項で始まって、それからチャプタで続くとしましょう。もし最初のページ番号が第1チャプタの第1ページまで現れない(ただしその前の最初関連事項のページに現れない)ことを確定して、なお「7 ページ」と表示するようにしたければ、オンライン目次のその位置(つまり、第1チャプタの上旬を含むトピック)でマスター ページを指定しなければなりません。印刷ページ プロパティ ダイアログでボディ プロキシを編集して開始ページ番号を 7 に指定します。
このトピックは主にボディ プロキシと、ボディ プロキシの上下にあるページ ヘッダー プロキシとページ フッター プロキシとに関わります.
上記の手順で記述した通り、マスター ページにあるヘッダーかフッター プロキシにほぼどんなコンテンツでも追加できます。これはページのオートナンバー(自動ページ版後付け)、テキスト、変数(カスタム変数もランニング HF 変数も含む)、ピクチャなどを及びます。
以下はほとんどの種類のコンテンツを印刷マスター ページに追加する手順です。さらにその下はランニング HF 変数をマスター ページに追加する(FrameMaker 出力を作成している場合)ための特別手段があります。ランニング HF 変数は、たとえ、各チャプタのタイトルを複数のマスター ページに入力せずにヘッダーかフッターに含めたい場合に役立ちます。詳しい情報は、 ランニング HF 変数についてをご参照ください。
XML エディタのローカル ツールバーのをクリックしてマスター ページのタグ バーをオンにします。
プロキシの左側のタグ バーは "MadCap:pageHeader" か "MadCap:pageFooter" のラベル(あるいはラベルの最初の部分)を表示します。
タグ バーをクリックすると、ポップアップ メニューがトップでページ ヘッダーかページ フッターのラベルを表示して確認します。
ページ ヘッダーかページ フッターが印刷出力の奇数ページ、偶数ページ、または第1ページのどちらで表示されるかを判定するには、ポップアップ メニューでスタイルを選択します。適切なページ明示のとなりにチェックマークがつきます。
印刷出力のマスター ページを作成してから、マスター ページが出力で使用される方法を指定(つまり、別のセクションにひとつ以上のマスター ページを使うか、文書全体にひとつのマスター ページを使うか)しなければなりません。