ランニング HF 変数というのは印刷マスター ページのページ ヘッダーまたはページ フッターに挿入できる特別な変数です。変数に関連するスタイルに基づいてヘッダーかフッターで自動的に特定のテキストを表示できます。たとえば、ランニング HF 変数は複数のマスター ページに入力する必要なしで文書の各チャプタのタイトルをヘッダーかフッターに含めたい場合に役立ちます。
ランニング HF 変数は FrameMaker 出力 だけで支援されます。 Microsoft Word 出力では動きません。
Flare は以下のデフォルト ランニング HF 変数を提供します:
変数名 | 変数定義 |
---|---|
ランニング H/F 1 | <$paratext[h1]> |
ランニング H/F 2 | <$paratext[h2]> |
ランニング H/F 3 | <$paratext[h3]> |
ランニング H/F 4 | <$paratext[h4]> |
ランニング H/F 5 | <$paratext[h5]> |
ランニング H/F 6 | <$paratext[h6]> |
このリストの変数定義をご覧の通り、この変数は h1-h6 見出しスタイルに基づきます。提供された h1-h6 見出しスタイル以外のものを利用するには定義でスタイルを変更できます(例:<$paratext[h1]> を <$paratext[someOtherStyle]> に変えられます)。
変数定義で使用されるスタイル名は FrameMaker 出力の生成の結果として出るスタイル名と一致しなければなりません。スタイルのサブクラスを作成すれば、変数定義を使用するということになります。たとえば、Flare に "title" という h1 タグのサブクラスがあれば、FrameMaker にある相当段落の生成されるスタイル名は "h1_title" となり、Flare と違って h1.title ではありません。よって、変数定義を <$paratext[h1_title]> に変更します。
マスター ページにランニング HF 変数を挿入すると、Flare は指定スタイルのそのページでの最初の発生のテキストを挿入します。そのスタイルを利用するテキストが見つからなければ、そのスタイルの前の発生箇所のテキストを利用します。
たとえば、チャプタのヘッダーに h1 スタイルを利用するコンテンツを表示させるには(このスタイルで出力のチャプタ タイトルを表示している場合など)、ランニング H/F 1 変数を選択します。そうするとヘッダーが文書で最初に見つかる h1 コンテンツを表示します(例:「第一課のタイトル」)。別のページに次回 h1 スタイルが発生するとき、ヘッダーはそのテキスト(例:「第二課のタイトル」)を表示するように変わっていきます。
ランニング HF 変数を FrameMaker 出力に組み込むには、以下の手順を利用します。