オートナンバーというのは英語名称通りコンテンツが自動的に番号がふられる工程です。もちろん、トピックに単純な番号付きリストがつくりたければ、Flare のクイック リストドロップダウン オプション(リストについてを参照)がいつでも使えます。もっとアドバンスドかつパワフルな方法がほしければ、オートナンバーが使えます。
オートナンバーはオンライン出力にも印刷出力にも使えますが、印刷出力(特に似たような方法論を活用する FrameMaker 出力)において非常に役立ちます。
以下はオートナンバーを利用するいくつかの方法だけが取り上げられています。この目的に使用可能な書式のサンプルは
注目: FrameMaker 出力でチャプタと巻のオートナンバーの作成のためには、出力を複数 FrameMaker 文書に分割する必要があります。Word 出力を作成している場合、必ずしも複数の Word 文書をつくる必要はありませんが、出力用チャプタ区切りを作成しなければなりません。詳しい情報は、 出力用チャプタ区切りを指定またはプロパティ ダイアログ(目次)をご参照ください。
オートナンバーに関しては、何を成し遂げようとしていても、完成する3つの基本タスクがあります。
オートナンバー書式付きスタイルをコンテンツに応用 スタイル方式を使ってオートナンバーを作成してから、コンテンツのどこに表示するかを指示する必要があります。たとえば、図キャプションにオートナンバー書式を使う予定なら、その書式を利用するスタイルをトピックの適切な場所に応用します。詳しい情報は、
段落書式方式を使った場合、書式の作成と同時に既に段落に応用されました。
コンテンツにオートナンバーを受け入れる際、一つ以上のコマンドで成り立つオートナンバーフォーマットを作成することによって受け入れるのです。以下はコマンドの例です: CH:、{n+}、{chapnum}、{b}、と {/b}。その上、コマンドの隣にテキストを付け加えられます。たとえば、図のキャプションにオートナンバーを適用したいとしましょう。ただし、各キャプションが始まりに「図」という単語、次に章の番号、ダッシュ、そして次に増加された数を含む(例:"図 1-5", "図 1-6", "図 1-7")ようにします。これを成し遂げるためには、以下のようなオートナンバーフォーマットを作成すればよいでしょう: CH:図 {chapnum}-{n+}
多様な利用可能なコマンドは以下を含みます:オートナンバー コマンド、ファイル コマンド、書式コマンド、ページ コマンド、そしてテキスト コマンド。
オートナンバー コマンド
これはチャプタ、セクション、巻番号;カウンタ;シリーズラベルなどのコマンドを含みます。
シリーズラベルというのは番号付け順を目的別に制限する方法を与える書式の接頭辞で、一つか二つの文字とコロンから成り立ちます。たとえば、同一コンテンツフローにおける手順(プロシージャ)にも図キャプションにも作成しているならば、両者が同じ番号順を使うことは望ましくないでしょう。さもなければ、以下のようなことが起こります:
ステップ 1.
ステップ 2.
ステップ 3.
図 4.
図 5.
図 6.
ところが、希望は:
ステップ 1.
ステップ 2.
ステップ 3.
図 1.
図 2.
図 3.
こういうことの発生を避けるためには、書式にシリーズラベルを追加できます(例: ステップ書式を S: 、図書式を F: でそれぞれ始めます)。
Flare が H: を利用可能なコマンドの一覧に含めるのにも関わらず、それは単にシリーズラベルの例の一つにすぎないのです。シリーズラベルとして利用する文字は任意です。H を置き換えてアルファベットのどの文字でも選んで、コロンを後につけることができます。例外は二文字のシリーズラベルで、この場合は一文字目が複数トピックを取り巻くシリーズを代表するわけです。たとえば、CH はチャプタ全体に有効なシリーズラベルの例です。その H はほかの文字に置き換えられてもよいが、このコマンドを利用するには C を維持しなければなりません。
最後に、シリーズラベルが必ずオートナンバー書式の最初の要素でなければいけないことに注目することが重要です。
これはオートナンバー書式にファイルの様々な部分(ファイル名、ファイル パス、ファイル拡張子など)を組み込ませるコマンドを含みます。
これは {b}、{i}、{color red}、と {size 12pt} などオートナンバーの見た目を決定させるコマンドを含みます。このコマンドの多数は始まりコマンド(例: {b})と終わりコマンド(例: {/b})を必要とします。しかし、プロジェクトから FrameMaker 出力を生成する予定ならば、これらの書式コマンドは FrameMaker に支援されていないため、使用しない方がよいのです。そのかわり、オートナンバー書式の外見を変えるためにスパン クラスを作成して応用します。スパン クラスを作成するには、スタイルシート エディタを開き、 エディタの左側のspanタグを選択して、スタイルの作成する手順に従います(例: span.BoldGreen)。
これはオートナンバー書式にページ番号とページ数とを含めさせるコマンドです。
これはオートナンバー書式に文書のタイトルを組み込ませるコマンドを含みます。
追加情報
個々のオート[ナンバー]書式コマンドについての追加情報は、
FrameMaker ファイルをインポートするとき、その文書のオートナンバーが Flare に保有されます。そしてプロジェクトの将来のコンテンツ(オートナンバーを含む)を Flare でも FrameMaker でも編集できます。
FrameMaker ユーザとしての経験者の方は、Flare と FrameMaker との間のオートナンバーに関する疑似点、相違点にたくさん気づくことでしょう。これは以下を含みます。
類似点
相違点
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