TestComplete 11.0 の新機能

2015年 7月 15日リリース

 

このトピックでは、TestComplete 11.0 における変更を記載しています。

他のバージョンで追加された機能の詳細については、「TestComplete バージョン履歴」をご参照ください。

 

TestComplete 11 では、主要なソース 管理システムと Python スクリプトのビルトインサポートを含む、多数の改良がなされました。 以下は、詳細な変更リストです。

 

TestComplete 11.0 の新機能 - 紹介ビデオ (1分 38秒)

ソース管理システムとの統合強化

TestComplete 11 では、ソース管理システムとの統合を完全に作り直しました。 以下のソース管理システムで TestComplete から直接作業できます:

  • Git
  • Subversion (SVN)
  • Mercurial

以前のバージョンの TestComplete と同様に、バージョン 11 は、SCC API に基づいたソース管理システム (たとえば、Visual SourceSafe、ClearCase、CVS) をサポートします。

利用するソース管理システムを、Tools | Options | Source Control settings メニューから指定します。

Project Explorer の Source Control メニューの新しいコマンドにより統合が簡単に無理なくできます:

TestComplete 内の Git コマンド

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これらのコマンドにすばやくアクセスするには、TestComplete のソース管理ツールバーを使用することができます。 (デフォルトでは、ツールバーは非表示です; 表示するには、ツールバー領域を右クリックし、Source Control をクリックします。)

Git commands in TestComplete's Source Control toolbar

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ご覧のように、プロジェクトをソース管理に追加することができ、コミット、変更のプッシュ、他のメンバーにより修正されたファイルをプル、変更ログの表示、その他のアクションの実行が可能です。 Project Explorer パネルの項目アイコンで、項目が変更されたかどうかが簡単に分かります。 (項目のステータスを更新するためにプロジェクトに対して行った変更を保存する必要があります。)

TestComplete は、コンピューターにインストールイされた TortoiseGit のような Tortoise クライアントにスムーズに統合します。 これは、更なる可能性を提供します: ブランチの作成またはマージ、パッチのエクスポート、コミットの比較、rebase およびその他ソース管理コマンドの実行を TestComplete UI から直接実行できます:

TortoiseGit commands in TestComplete

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Subversion ユーザー様向けの注意: 新しい SVN サポートを使用するには、「Migrating From Legacy SCC API Providers」 の説明に従って、SVN に結合しているプロジェクトとプロジェクト スイートをレガシー SVN サポートから新しい SVN サポートに移行してください。 そうしないと、TestComplete は、レガシー SVN サポート機能を使用します。

Python スクリプト

TestComplete 11 は、Python の本格的なサポートを提供します -

  • TestComplete プロジェクトのスクリプト言語として、Python を選択することができます。

  • Python でテスト スクリプトを記録および記述することができます。

  • Python スクリプトでは、他のサポートされている言語で利用可能な TestComplete スクリプト オブジェクト、メソッド、プロパティを使用することができます。

  • TestComplete のビルトイン デバッガーで Python スクリプトをデバッグできます。

  • キーワード テストで Python スクリプト文を使用できます。

  • その他。

TestComplete 11 は、Python バージョン 3.4 をサポートします。

Python モジュールは、TestComplete のインストール パッケージに含まれています。 それを個別にダウンロードし、インストールする必要はありません。

TestComplete での Python スクリプトの使用については、オンラインヘルプの「Python - Specifics of Usage」 をご参照ください。

Windows 10 サポート

TestComplete 11 を使用して、x86 または x64 アーキテクチャーのコンピューターで実行している Windows 10 上の Windows ストア アプリケーション、または通常のアプリケーションの自動テストを記録し、実行することができます。

いくつかの注意点:

  • Microsoft Windows 10 Insider Preview で Windows 10 サポート機能をテストしました。それは、この最新のオペレーティング システムの利用可能な最新のバージョンです。

  • Edge ブラウザーは、現在サポートされません。 近いうちに、マイナー アップデートでそれをサポートする予定です。

  • ARM ベース デバイス上の Windows 10 はサポートされません。

  • Windows 10 上の Internet Explore 11 で Web アプリケーションをテストするには、Internet Explorer でマルチプロセスを無効にする必要があります。

  • 下記の既知の問題をご参照ください。

Visual Studio 2015 サポート

  • Visual Studio 2015 で作成したアプリケーションをテストすることができます。

  • また、TestComplete 11 は、Microsoft Visual Studio 2015 に統合します。
    以下のことが可能になります:

    • TestComplete テストを Visual Studio テスト プロジェクトに統合し、Microsoft Test Manager と Visual Studio を使用して、TestComplete テストを計画、管理、実行する。

    • MSBuild 実行の一部として TestComplete テストを実行する。

    • TestComplete プロジェクトから、Visual Studio 単体テストを実行する。

    詳細は、オンラインへルプの Integration With Microsoft Visual Studio をご参照ください。

注意: Visual Studio 2015 Release Candidate で統合のテストをしました。それは、この製品の利用可能な最新のバージョンです。

RAD Studio XE8 サポート

TestComplete 11 は、Embarcadero RAD Studio XE8 で作成した Delphi および C++Builder アプリケーションのテストをサポートします。 バージョン 11 は、32 ビットと 64 ビット両方のアプリケーションをサポートします。 これらのアプリケーション用に自動テストを作成するために、スクリプトおよびキーワード テストを記録または記述、コントロールに対するユーザー アクションをシミュレート、チェックポイントでアプリケーションのデータを検証、その他 TestComplete の機能を使用することができます。

モバイル テストの改良

  • Android 5.1.1 (SDK 22) のサポートが追加されました。

  • 最新の iOS バージョン - iOS 8.2 および iOS 8.3 のサポートが追加されました。

  • iOS マップとピンの自動化。 TestComplete 11 は、Apple Map Kit を使用する iOS アプリケーションの MapView と AnnotationView コントロールを認識します。 これにより、MapKit ベースのアプリケーションでマップとピンのアクションを記録し、シミュレートすることができます。

Web テストの改良

  • 新しいブラウザのバージョンをサポートします。 Mozilla Firefox 38、Google Chrome 43 および Opera 30 で Web アプリケーションをテストできます。

  • よりスムーズな Web テストの記録。

Qt サポートの改良

バージョン 11 では、Qt 5.0 - 5.4.2 アプリケーションのサポートが追加されました。 5.4.2 は、現時点で最新の Qt バージョンです。

TestComplete 11 インストーラーには、これらの Qt バージョンのサポートを提供するモジュールが含まれています。 以前の Qt バージョンをサポートするモジュールは、下記の Web サイトからダウンロード可能です:

http://support.smartbear.com/downloads/testcomplete/qt-modules/

ダウンロード パッケージにインストールの注意が含まれています。

全体的な改良

  • JScript 5.8。 TestComplete 11 は、JScript エンジンのバージョン 5.8 を使用します。 そのため、JSON のサポートを含むこのバージョンで提供するすべての機能を利用することができます。

  • Jenkins インテグレーションの強化。 Jenkins 用の TestComplete サポート プラグインは、いくつかの改良がされています:

    • 他のビルド ステップのためのサブステップとして、TestComplete テスト ステップを使用することができます。

    • TestComplete テスト ステップのプロパティを設定するために、Jenkins 変数を使用することができます。

    • TestComplete テスト ステップは、MHT 形式のテスト レポートを生成することができます。

    • テスト ステップは、JUnit スタイルのテスト レポートを生成し、公開することができます。

    • テスト結果に、新しい Start Failed ステータスが追加されました。 このステータスは、たとえば、接続の問題が原因でテストが開始で失敗するときに表示されます。

    詳細な情報は、ヘルプの Integration With Jenkins をご参照ください。

  • ビルトインのパフォーマンス カウンター。 TestComplete 11 では、テスト実行の時間を簡単に計測するキーワードテスト オペレーションとスクリプト メソッドが追加されました。 これは、スクリプトまたはキーワード テストのパフォーマンスを分析し、ボトルネックを除去するのに役立ちます。 詳細は、Performance Operations (KDT) および aqPerformance Object をご参照ください。

  • DLL コールアラインされた構造体を使用。 新しい DefineTypeWithAlignment メソッドにより、DLL 関数コール用のアラインされた構造体を作成することができます。

  • Windows ストア アプリケーションのサポートがデフォルトで有効になりました。 以前のバージョンでは、このサポートを有効にすることを確認していました。

  • プロジェクト スイート エディターのテスト項目ページに新しいツールバーが追加されました。 これは、新しいプロジェクトを作成するとき、またはテスト内のプロジェクトの実行順序を変更するときに使用されます。

  • JUnit Test および TestNG Test エディターで、混乱を避けるために [Run the following tests] オプションが [Run the following test classes] に名称を変更しました。

  • 多数の不具合が修正されました。

コントロールのサポート

  • さらに良くなったテスト オブジェクトの認識。 TestComplete 11 には、さらに安定した記録および再生実行をするために、改良されたオブジェクト認識アルゴリズムが含まれています。

  • さらに良くなった不明瞭なオブジェクトの認識。TestComplete 11 は、あいまいにオブジェクトを認識したとき、警告メッセージをログに出力し、必要なオブジェクトを検索します。 オブジェクトが検出されると、テストが継続します。

  • TestComplete 11 は、次のようなコントロールの最新バージョンをサポートします:

    • Infragistics NetAdvantage 2014 Vol. 2 for Windows Forms および WPF

    • Developer Express 14.2.6 controls for Windows Forms

    • Developer Express 14.2.4 controls for WPF

    • Developer Express 14.1.5 controls for VCL

    • Syncfusion Essential Studio 12.4

    • Telerik RadControls Q1 2015

    • TMS AdvGlowButton version 2.1

  • TestComplete 11 は、次のような WPF 用の Telerik コントロールのサポートが追加されました:

    • Telerik RadComboBox

    • Telerik RadGridView

インストール処理の変更

  • 合理化されたインストール。 TestComplete および TestExecute インストール ウィザードが簡素化されました。 これらの製品のインストールがさらに簡単に、さらに速くなります。

  • TestComplete および TestExecute インストール パッケージの形式が変更されました (テスト環境を自動的に設定する場合に重要です)。 インストール パッケージは、新しいコマンライン引数をサポートし、インストール中に TestComplete のモジュールを省くことを指定できます。 コマンドライン引数の -aq は、サポートされなくなりました。 詳細は、Installing TestComplete in Silent Mode をご参照ください。

TestComplete COM 自動化での変更

Windows 8 およびそれ以降のオペレーティング システムで COM 経由で TestComplete をコントロールするには、TestComplete とクライアント COM アプリケーションの両方が、同じ権限レベルを持っていなければなりません。 デフォルトでは、TestComplete は拡張権限レベル (uiAccess = true) を使用するため、ほとんどの場合、TestComplete またはアプリケーションのマニフェスト ファイルの uiAccess 値を更新する必要があります。 変更に関する詳細情報は、Configuring Manifests on Windows 8 and Later Operating Systems をご参照ください。

既知の問題点

Windows 10 で TestComplete 11 または TestExecute 11 をインストールするとき、次のエラーが表示されることがあります:

Sentinel Runtime Environment Installer failed with the following error: file processing error.
(Sentinel ランタイム環境インストーラーがエラーで失敗しました: ファイル処理エラー)

このエラーを無視することができます。 インストール処理、あるいは TestComplete または TestExecute の機能のどちらにも影響しません。

ただし、TestComplete 11 または TestExecute 11 をアンインストールするときに、再度エラーが表示されることがあります。 その場合は、TestComplete または TestExecute をアンインストールした後で、Sentinel HASP ライセンス システムを使用するすべての製品を再インストールすることを推奨します。 (最初にすべてをアンインストールして、それから再度インストールしてください。)

 

TestComplete 11.0 の最新機能および改良された機能の詳細については、TestComplete 11 リリースノートおよびオンラインヘルプをご参照ください。

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