2015年 9月 4日リリース
このトピックでは、TestComplete 11.1 における TestComplete 11.0 からの変更を記載しています。
他のバージョンで追加された機能の詳細については、「TestComplete バージョン履歴」をご参照ください。
Microsoft Edge サポート
Microsoft Edge で実行している Web および RIA アプリケーションのための自動テストを作成し、実行することが可能になりました。これは、Windows 10 で導入された Microsoft の最新のブラウザーです。
Edge のサポートは、TestComplete が他のブラウザー用に提供するサポートと類似しています。TestComplete は、Edge をブラウザーのプロセスとして「認識」し、Edge の Web 要素は、他のブラウザーが持っているのと同じ階層、名前、プロパティを持っています。キーワード テストおよびスクリプト メソッドの更新されたパラメーターと定数は、テストする現在のブラウザーとして Edge を指定することができます。
Edge でのテストは、いくつかの特有なものがあります。もっとも注目すべきものの 1つは、ブラウザーのダイアログの問題です。[ファイルを開く]、[フォルダ選択]、[その他のダイアログ] は、Edge プロセスではなく、PickerHost プロセスの子プロセスです。これらのダイアログを正しく扱うためにクロスブラウザー テストを設定する必要があります。これに関する詳細な情報およびサンプルの回避策については、Handling Browser Differences をご参照ください。Edge に関する特有の仕様については、Considerations for Web Testing をご参照ください。
さらに、Edge Web ブラウザーでテストを実行する前に、Preparing Edge for Web Testing で記載されているように、Edge web ブラウザーを準備することを推奨します。
Chrome 拡張の更新
TestComplete の Chrome 拡張は、Google がすでに旧式としてアナウンスされた Netscape Plugin API (NPAPI) の代わりに、Native Messaging API を使用します。この変更により、NPAPI 拡張機能が無効になった Chrome 45 で作業を続行することができます。新しい拡張を使用することで、あなたのテストまたはテスト環境を更新する必要はありません。TestComplete 11.1 をインストールするだけです。
最新バージョンのブラウザーをサポート
TestComplete 11.1 は、一般的なブラウザーの最新バージョンをサポートします: Chrome 45、Internet Explorer 7-11, Firefox 36-38、Opera 31。
新しい CEF バージョンのサポート
Chromium Embedded Framework (CEF) コントロールの以下のバージョンを使用する Web アプリケーションのテストが可能です: 1.1364.1123 (CEF1) および 3.2272.2077 (CEF3)
TestComplete は、iOS 8.4.1 上のテストの作成と実行をサポートします。
Atlassian JIRA 6.4.7 のサポート
TestComplete 11.1 では、TestComplete の UI から直接 Atlassian JIRA version 5.0 - 6.4.7 に問題を追加できます。
また、JIRA データベースで作業するため、JIRA REST API を使用します。
HP Application Lifecycle Management Quality Center 12 のサポート
HP Quality Center version 12 から TestComplete テストの実行が可能になりました。詳細は、TestComplete Connector for HP Quality Center をご参照ください。
JavaFX テスト: SubScene コントロールのサポート
TestComplete 11.1 は、JavaFX アプリケーションの SubScene コントロールおよびその子オブジェクトを認識します。これらのコントロール上のユーザーアクションの記録と再生実行だけでなく、これらのネイティブ メソッドおよびプロパティへのアクセスが可能です。
jQuery UI のサポート
TestComplete は、次のバージョンの jQuery UI コントロールをサポートします: 1.11.1、1.11.2、および 1.11.4。
TestComplete の以前のバージョンでは、キーワード テスト コールで実際に使用されるテストよりも多くのパラメーターを指定することができました。いくつかのケースでは、特に多数のエンジニアが関与する大きなプロジェクトでは、これが不要なテスト動作を引き起こし、問題の原因を見つけることを難しくしていました。
今回、TestComplete は、キーワード テスト パラメーターを徹底的にチェックします。テスト実行中にパラメーターの数またはパラメーター名に違いを検出した場合、テスト ログにこのことについて通知するメッセージを書き込みます。このメッセージをダブルクリックすると、問題のあるテスト コマンドにすばやくジャンプでき、それを更新できます。
TestComplete は、TestComplete プロセスを開始するための十分な空きディスク容量がない場合、新しい終了コード 1001 を返します。
Process.Close メソッドのデフォルトのタイムアウトが 2秒から 3秒に増えました(一般的にテストされるアプリケーションは、終了するのに 3秒以上要します)。
多数の不具合が修正されました。
Windows 10 で TestComplete を開始したときに、一時停止していた Modern UI アプリケーションが起動されることがあります。テストを開始する前に、中断しているアプリケーションがないことを確認してください。
Web テスト(Edge、Chrome およびその他のブラウザー) で既知の問題が多数あります。
また、サポートされているブラウザーでの Web テストの仕様を読むことをお勧めします。
TestComplete 11.1 では、Atlassian JIRA 4.x のサポートを終了しました。
TestComplete 11 の最新機能および改良された機能の詳細については、TestComplete 11 リリースノートおよびオンラインヘルプをご参照ください。