2015年 11月 3日リリース
このトピックでは、TestComplete 11.2 における変更を記載しています。
他のバージョンで追加された機能の詳細については、「TestComplete バージョン履歴」をご参照ください。
TestComplete から負荷テストを作成する機能: 新しい Create Load Test (負荷テスト作成) 機能が追加され、TestComplete の機能テストを LoadComplete の 負荷テストに簡単に、自動的に変換することが可能になります (LoadComplete がインストールされている必要があります)。変換するテストを選択した後で、TestComplete がそのテストを実行し、LoadComplete がコンピューターとインターネット間のすべての HTTP(S) トラフィックを記録し、負荷テストを生成します。これは、主に Web テスト用のものですが、HTTP(S) サーバーと API に接続するデスクトップ アプリケーションのためにも使用することができます。詳細については、Integration With LoadComplete をご参照ください。
注意: TestComplete 11.2 を以前のバージョンのアップデートとしてインストールした場合、Create Load Test コマンドはツールバーにデフォルトでは追加されません。(現在の設定を保護するため、インストール ウィザードは、ツールバー データを上書きしません。) コマンドを手動で追加する必要があります。これをするには、ツールバーの任意の場所を右クリックし、コンテキスト メニューから [Customize] を選択します。表示されるダイアログで、Commands タブに切り替えて、ダイアログの左部分から Load Testing を選択し、右側に表示される Create Load Test コマンドをツールバーの表示させたい位置にドラッグします。
Team Foundation Server 用のソース管理サポート: TestComplete には、ビルトインで Team Explorer クライアントを通して Microsoft Team Foundation Server (TFS) のインテグレーションを含みます。 インテグレーションは、TFS ソース管理で作業するため Team Explorer のお馴染みのメニュー コマンドとダイアログを使用します。詳細については、Integration With Microsoft Team Foundation Version Control をご参照ください。
Microsoft Visual Studio Team System 問題追跡のサポート: TestComplete から直接、Visual Studio 2015 Team Foundation System データベースに項目を作成して、不具合レポートを投稿できます。詳細は、Using Issue-Tracking Templates をご参照ください。
初めてのユーザー用ツアー: このセルフガイド ツアーでは、最初の Web テストの記録と実行再生のために必要なステップを通して、TestComplete の重要な機能を説明します。新しいチームメンバーに TestComplete を紹介する際に役立ちます。
正規表現は、すべての可能性のあるオプションを列記することなく、テキスト パターンを一致させる方法です。TestComplete は、次の場合に、正規表現をサポートします:
Find メソッド – Find, FindEx, FindChild, FindChildEx, FindAll および FindAllChildren.
Find Object operation (キーワード テスト)
WaitProperty メソッド
ClickItem、SelectItem、ClickCell、ExpandGroup、wItem、wItemBounds および類似のメソッドとプロパティ、および対応するキーワード テスト operation。
"regexp:pattern" 形式を使って、正規表現を指定できます。例えば、 "regexp:gr[ae]y". サポートする正規表現の構文は、ここを ご参照ください。 ClickItem, wItemand 類似するメソッドとプロパティもスクリプト言語のネイティブな正規表現をサポートします。
VBScript | Set obj = parent.FindChild("wText", "regexp:gr[ae]y", 5) Call comboBox.ClickItem("regexp:gr[ae]y") |
JScript | obj = parent.FindChild("wText", "regexp:gr[ae]y", 5); comboBox.ClickItem("regexp:gr[ae]y"); |
Python | obj = parent.FindChild("wText", "regexp:gr[ae]y", 5) comboBox.ClickItem("regexp:gr[ae]y") |
DelphiScript | obj := parent.FindChild('wText', 'regexp:gr[ae]y', 5); comboBox.ClickItem('regexp:gr[ae]y'); |
C++Script, C#Script | obj = parent["FindChild"]("wText", "regexp:gr[ae]y", 5); comboBox["ClickItem"]("regexp:gr[ae]y"); |
この新機能は、デスクトップ、Web 、iOS モバイル アプリケーションで動作します。Android アプリケーションではサポートされておりません (今後のアップデートで追加される予定です)。
詳細は、Using Regular Expressions in Scripts をご参照ください。
Embarcadero RAD Studio 10 Seattle のサポート: RAD Studio 10 で作成された Delphi および C++Builder アプリケーションの自動テストを可能にします。32-bit および 64-bit アプリケーションの両方をサポートします。
.NET Framework 4.6 および 4.5.2 のサポート: 最新の .NET Framework をターゲットにした .NET および WPF アプリケーションをテストできます。
Direct2D サポート: Text Recognition プラグインが Direct2D 経由で描画されたテキストを認識します。
以下のバージョンを実行しているデバイス上のモバイル アプリケーションをテストできます:
Android 6 Marshmallow
iOS 9, 9.1 (後述の既知の問題点を参照)
重要: TestComplete 11.2 でテストする前に、最新バージョンの iTunes をインストールし、iOS アプリケーションをインスツルメントする必要があります。これは、すべての iOS バージョンに適用します。 TestComplete で アプリケーションをインスツルメントすることができます(推奨)。あるいは、新しい TestComplete Agent ライブラリで アプリケーションをコンパイル します。
以前のバージョンの TestComplete 用にインスツルメントされたアプリケーションを TestComplete 11.2 で使用する場合、デバイスの応答が停止する可能性があります。その場合は、電源とホーム ボタンを約 10秒間押して、デバイスを再起動してください。
Bootstrap コントロール 用の記録と再生のサポートが追加されました – アコーディオン、カルーセル、タブ、その他。 サポートする Bootstrap コントロール の一覧をご参照ください。
Chrome 46 および Firefox 41 をサポート。
最新バージョンの MooTools コントロールのサポート – 1.5.1 および 1.5.2.
Windows ストア アプリケーション をプロジェクトの TestedApps に追加し、ひとつのテストコマンドを使用してこれらを実行できます。
Database checkpoints および DBTable 変数でカスタム スキーマのデータベースをサポートします。
テストする Java アプリケーションで新しいプロパティ、JVMInfo および JVMCount が追加されました。 コンピューターにインストールされた Java 仮想マシンを通して繰り返し、アプリケーションの JVMExecutable を動的に設定するためにそれらを使用できます。
デフォルトの network suite ポートが 6020-6022 から 6090-6092 に変更されました。
ファイル比較速度が向上しました。
TestComplete のインストール ウィザードは、TestComplete を <Program Files> フォルダー (または 64-bit Windows の <Program Files (x86)>) 以外にインストールするとき、警告を表示します。 Windows ストア アプリケーションをテストする予定がない場合は、この警告を無視してください。
多数の不具合が修正されました。
SetOrientation メソッドは、アプリケーションが Xcode プロジェクトで Launch Screen File オプションにより指定された起動画面を持つ場合、iOS 9.x の iPad 上で動作しません。
次の iOS 9 機能は、現在サポートされておりません: 3D Touch, slide over, split view, Safari View Controller (SFSafariViewController)。
テクノロジーの進化につれて、定期的に時代遅れでほとんど使用されない製品とテクノロジーのサポートを終了します。これにより、我々はお客様にもっとも重要なことに開発努力を集中することができます。
“サポートの終了” は、これらの製品との互換性をテストしなくなったことを意味し、それらに関する将来の拡張と不具合修正がありません。サポートされない製品で TestComplete をしようし続けることはできますが、正しい機能が保証されず、サポートがされません。サポートされているすべてのテクノロジーの一覧は、Supported Development Tools をご参照ください。
TestComplete 11.2 は、下記のサポートを終了しました:
これらの製品をテストで使用する必要がある場合は、TestComplete 11.11 またはそれ以前を使用することを推奨します。
次の製品および機能のサポートは、2016年第一四半期にリリースされる TestComplete で廃止されます:
次のオペレーティング システムのサポートは、2016年後半にリリースされる TestComplete で廃止されます:
TestComplete 11 の最新機能および改良された機能の詳細については、TestComplete 11 リリースノートおよびオンラインヘルプをご参照ください。