TestComplete 12.40 の新機能

2017年 10月 9日リリース

 

このトピックでは、TestComplete 12.40 における変更を記載しています。

他のバージョンで追加された機能の詳細については、「TestComplete バージョン履歴」をご参照ください。

TestComplete x64

クイック チェックポイント

Smarter CrossBrowserTesting 統合

ビルトインチャット

Java 9 サポート

全体的な強化

スクリプトの強化

モバイル テストの強化

Web テストの強化

終了したサポート

 

 

TestComplete x64

バージョン 12.4 から TestComplete は 64ビット バージョンが提供されます。今後、32ビットと 64ビットバージョンの両方がリリースされます。TestExecute も同様です。

TestComplete の “ビット” は、サポートされているアプリケーションの範囲に影響しません: TestComplete の 32ビット および 64ビットの 両方のバージョンは、32ビットおよび 64ビットの両方のアプリケーションをテストできます。64ビット OS を使用している場合、TestComplete x64 に切り替えることができます。 TestComplete x64 は、64ビット アプリケーションとして、64ビット OS 上での利点を活用できます。その中の 1つは、アドレス空間が大きいため、テストエンジンは、ハードディスクのキャッシュからロードするのではなく、大きなデータをメモリに格納することができます。これにより、テストの作成と再生が効率化され、大きなテストやテストログを迅速に実施できます。

TestComplete (および TestExecute) のインストール パッケージには、32ビットと 64ビット モジュールの両方が含まれています。インストーラーは、64ビット Windows マシン上に TestComplete (または TestExecute) をインストールまたはアップデートするときに、自動的に 64ビットバージョンをコピーします。64ビット バージョンは、特別なライセンスキーが必要ないため、既存のライセンスは引き続き機能します。

インストーラーが、デスクトップまたは [すべてのプログラム] メニューに配置する TestComplete のショートカットは、TestComplete の 64ビットバージョンを指します。したがって、アップデート後に TestComplete を実行すると、64ビット バージョンが実行されます。

注意: すべての TestComplete サブシステムは、デフォルトで 64ビットバージョンを使用しています。たとえば、Network Suite 分散テストでリモート コンピューター上の TestComplete または TestExecute インスタンスが開始されると、可能な場合は 64ビットバージョンが開始されます。

重要:  64ビット バージョンに切り替えるには、テスト環境とプロジェクトの変更が必要になる可能性があります。たとえば、データドリブンテストで Excel、.CSV、その他のデータ ファイルからデータを読み取る場合、テストエンジンは Microsoft Access Database Engine ドライバーを使用する可能性が高いです。TestComplete x64 は、このドライバーの 32ビットバージョンを使用できません。64ビット バージョンの TestComplete または TestExecute を実行するテスト コンピューターに、64ビットバージョンのドライバーをインストールする必要があります。

64ビット バージョンおよびそれへの切り替えがテストやテストプロジェクトにどのように影響するかについては、TestComplete 64ビットおよび 32ビットの違いをご参照ください。

 

クイック チェックポイント

今回、テストの記録中に プロパティ チェックポイント を簡単かつ迅速に作成できます。デフォルトでは、TestComplete はマウス ポインターの下のコントロールを赤い枠でハイライト表示し、  アイコンを表示するようになりました。このアイコンをクリックすると、チェックポイントの候補があるメニューが開きます:

Quick Checkpoints
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リストは、コントロール固有です: TestComplete は、選択されたコントロール タイプに固有のプロパティのチェックを提案します。このリストには、最近作成したチェックポイントもいくつか含まれます。必要に応じて、この機能を即座に無効または有効にすることができます。詳細は、クイック チェックポイントをご参照ください。

 

Smarter CrossBrowserTesting 統合

  • テストする Web サイトへの接続がより簡単に。 以前は、テストする Web サイトを CrossBrowserTesting マシンで利用できるようにするために、このサイトを公開する必要がありました。今回、Local Connection wizard を使用して、TestComplete からローカル接続 (ローカルネットワークと CrossBrowserTesting.com の間の暗号化されたトンネル) を直接開くことができます。 これらのトンネルは、CrossBrowserTesting クラウドで作成するローカル接続と似ています。 これらを使用することで、ローカル Web ページやネットワーク上で使用可能な Web サイトを簡単にテストできます。 詳細については、 Configuring Connection to Tested Website From Environment Manager を参照してください。

  • 外部プロジェクト項目と任意のファイルのサポート。 以前は、CrossBrowserTesting クラウドで実行するプロジェクトに外部プロジェクト項目を含めることはできませんでした。 バージョン 12.4 ではこの制限がなくなりました。 テストプロジェクトに外部プロジェクト項目を含めることができます。 TestComplete はそれらをプロジェクトファイルと一緒にクラウドマシンにコピーします。 さらに、テスト データ ファイル (Excel ワークブックや CSV ファイルなど) をプロジェクトにプロジェクト項目として追加し、TestComplete を使用してそれらをクラウドにコピーすることもできます。 これにより、CrossBrowserTesting クラウドで TestComplete Web テストを準備して実行するのがずっと簡単になります。 唯一の要件は、これらの外部プロジェクト項目とデータファイルが、プロジェクトスイートが配置されている同じドライブに存在する必要があることです。

  • さらに簡単なデータ ドリブン テスト。 TestComplete テストを実行するクラウドマシンに、Microsoft Access データベースエンジン 2010 (ACE) ドライバーがインストールされました。 つまり、Excel および CSV ファイルのデータを DB テーブル変数を使用して読み取るデータ ドリブン テストを実行し、データ ドリブン ループ操作または DDT.ExcelDriver および DDT.CSVDriver スクリプトオブジェクトを使用してデータを反復処理できます。

  • クラウドマシンには Abode Acrobat Reader DC もインストールされています。 このアプリケーションを使用するテストを実行できます。

 

ビルトイン チャット

評価版の試用を早くし、学習期間を短縮するため、TestComplete に新しいチャット パネルを追加しました。 評価版ユーザーはここで SmartBear エンジニアと話すことができます。 会話を開始するには、TestComplete ウィンドウの右上隅にあるチャットアイコンをクリックし、メッセージ(英語のみ) を入力します:

ビルトイン チャット
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Java 9 サポート

TestComplete 12.4 は、最近リリースされた Java 9 をサポートします。 このバージョンを使用して、Java 9 リリースビルドで作成された 32ビットおよび 64ビットの Java および JavaFX アプリケーションをテストできます。 これには、Java 9 コンパイラで作成された Android アプリケーションのテストも含まれます。

Java 9 で動作する Oracle Forms アプリケーションのテストは、現在サポートされていません。

 

全体的な強化

  • テスト プロジェクト内に任意のファイル。 このバージョンでは、テスト プロジェクトに任意のファイルを追加できます。たとえば、テスト データに Excel ファイルまたは CSV ファイルを追加できます。あるいは、テストで使用するその他のファイルを追加できます。 コンテキストメニューの [Add > Existing Item] コマンドを使用して、プロジェクトに外部プロジェクト項目を追加するのと同じ方法でこれを行います。 その後、プロジェクト項目を扱うのと同じ方法でこれらのファイルを操作します:

    • Project Explorer ツリーには、他のプロジェクト項目とともにファイルが表示されます。

    • ファイルをダブルクリックすると、オペレーティング システムで関連付けられているアプリケーションが開き、それを表示、編集できます。

    • ファイルを論理フォルダーに整理すると、管理が容易になります。

    • 最後に、Environment Manager でテストを開始すると、TestComplete は、これらのファイルをリモート クラウド マシンに自動的にアップロードします (上記参照)。

    詳細は、Adding Arbitrary Files to Projects (プロジェクトに任意のファイルを追加) をご参照ください。

  • ブラウザー サポート パッチの自動インストール。 TestComplete と TestExecute のインストール パッケージには、AutoUpdate.exe ユーティリティが含まれています。これは製品の一部となっています。バージョン 12.4 では、利用可能なブラウザーのパッチのインストールを開始する新しいコマンドライン引数 /InstallAvailablePatches が追加されました。これで、テスト用のコンピューターのブラウザー サポート モジュールをコマンドラインから更新できるようになりました。 Web ブラウザーのアップデートをご参照ください。

  • Web リクエスト シミュレーション。  TestComplete 12.4 には、テストからの HTTP リクエストを送信し、レスポンスを処理するために使用できる、新しいキーワードテスト操作といくつかのスクリプティングオブジェクトが含まれています。 この機能は、Webhook コール、Web サイトへのファイルのダウンロードやアップロードなど、Web 関連のさまざまなアクションのシミュレーションを大幅に簡略化します。 次のリンクを参照してください:

  • ネームマッピングの改善:

    • Name Mapping エディターのツールバーには、新しい検索テキストボックスがあり、マップされたオブジェクトを見つけることができます。エディターは、入力されたテキストをプロパティ名と値の両方で検索します。これにより必要なオブジェクトを素早く見つけることができます。詳細は、Searching and Replacing in Name Mapping Editor をご参照ください。

    • Mapped Objects ツリーで、マップされたオブジェクトを コピーと貼り付け することができます。

  • 関数と変数の簡単な名前変更: Script Editor のコンテキスト メニューには、変数とスクリプト関数の名前を簡単に変更できる 2つの新しいコマンド (Rename Variable と Rename Function) があります。 Rename Variable コマンドは、プロジェクトのすべてのスクリプト単位の変数名を置き換えます。 Rename Function コマンドは、プロジェクト全体に新しい関数名を展開します。 これは、すべてのスクリプト単位、キーワードテスト、テスト項目、およびその他のプロジェクト要素の名前を置き換えます。詳細は、Renaming Functions and Variables をご参照ください。

  • Script Editor の改良:

    • スクリプト コード内の変数または関数名をダブルクリックすると、現在のスクリプト単位でこの変数または関数のすべての記述がハイライト表示されます。

    • Python スクリプトでは、Code Editor ツールバーのルーチンリストから選択して、現在のユニットで宣言されているクラスとメソッドをナビゲートすることができます。

  • バージョン 12.4 には、新しいコマンドライン引数が含まれています:

  • 画像テストの改良。  ImageSetItem オブジェクトの Touch および Click メソッドは、交換可能になりました。Touch でデスクトップのクリックをシミュレートできるようになりました。またClick はモバイルデバイスの画面のタッチをシミュレートできます。

  • エラー メッセージの改善。 テストエンジンがテスト実行中にマップされたオブジェクト を見つけられなかった場合、Name Mapping リポジトリのオブジェクト イメージをリストにポストして、それがどのオブジェクトを待っているかを理解するのを助けます。

  • キーワード テストの改善:

    • TestComplete 12.4 には、ファイルからの読み込みとファイルへの書き込みに役立つ 2つの新しいオペレーションが用意されました: Load from File および Save to File。 これらのオペレーションは、新しい Data Access カテゴリーにあります。以前は、このためにスクリプト コードを記述する必要がありました。

    • Data-Driven Loop オペレーションは、Test Actions から新しい Data Access カテゴリーに移動しました。

    • 新しいカテゴリーには、HTTP リクエストをシミュレートする新しい Send Request オペレーションも含まれています。 (上記参照)。

  • TestComplete は、Qt controls ver. 5.8 をサポートします。

  • Object Browser は、不可視オブジェクトをグレーで表示するようになりました。これにより、探しているアプリケーションのコントロール状態を理解しやすくなりました。

  • スクリプト拡張の変更点:

    • スクリプト拡張 を介して追加されたカスタムの記録時アクションが戻ってきました。以前のバージョンで行ったのと同じ方法で実装して呼び出すことができます:

    • スクリプト拡張機能で PNG ファイルを使用できるようになりました。 以前は、ビットマップイメージのみをサポートしていました。詳細は、Script Extension Files - Overview をご参照ください。

  • [Help > About] ダイアログに、ライセンスと Customer ID が表示されるようになりました。

  • [Find and Replace] ダイアログの検索非表示テキスト オプションが折りたたまれたセクションの名前に変更されました。

  • お客様から報告された 多数の不具合 が修正されました。

 

スクリプトの強化

  • V8  5.8。 TestComplete の JavaScript は、v8 エンジンの バージョン5.8 を利用しています。

  • JavaScript で COM オブジェクトが高速になりました。 バージョン 12.4 では、JavaScript コードで COM オブジェクトを取得するための新しい getActiveXObject メソッドが導入されました。 このメソッドを使用すると、COM オブジェクトへのアクセスが高速になり、返されるオブジェクトによって、以前使用した Sys.OleObject プロパティと比較して、目的の COM オブジェクトのメソッドやプロパティへのアクセスが高速になります。 SmartBear 内のテストでは、2 - 10倍の増加を示しています。 JavaScript のテストでは、Sys.OleObject の代わりに新しいメソッドを使用することをお勧めします。

  • Python f-strings は、現在サポートされます。また、Python 関連の不具合もいくつか修正しました。

  • バイナリ ファイルとデータのスマートなサポート。 TestComplete には、一連のバイナリデータをバイトの配列として表す新しい aqBytes オブジェクトが含まれています。また、配列項目としてバイトを扱える特別なメソッドが含まれています。

    さらに、aqBinaryFile オブジェクトには、様々な型の値をバイナリ ファイルに保存する作業を簡単にするいくつかの新しい Write…  メソッド が追加されました。これらはすべて、バイナリデータによる作業を容易にします。 aqBinaryFile.Write メソッドは、廃止されました。

  • JavaScript $get 関数の動作変更: この関数を使用してプロパティ値を取得して、プロパティ getter で例外が発生した場合、$get 関数も例外を発生します。以前のバージョンでは、このメソッドは未定義を返し、例外を発生しませんでした。注意: この変更は、以前にはなかった予期しない例外が発生する可能性があることを意味します。

  • スクリプトコードから HTTP リクエストをシミュレートするための新しいオブジェクト。(上記参照)。

 

モバイル テストの強化

Android テスト

  • Wi-Fi 経由でテスト デバイスに接続する。 以前は、TestComplete は USB 接続のみをサポートしていました。 このバージョンから、Wi-Fi を介してテスト デバイスに接続することができます。テストコンピューターが置かれた部屋にデバイスを置くことから解放します。つまり、ネットワーク上の任意のコンピューターからデバイス上でテストを作成して実行できます。詳細は、Connecting TestComplete to Android Devices をご参照ください。

  • Android 8 のサポート。 このオペレーティング システムで動作する Android アプリケーションの自動テストを作成して実行できます。

  • スマートな APK インスツルメンテーション。 APK パッケージをインスツルメントするとき、TestComplete はそれらをパッケージ化したファイルと再パックします。以前のバージョンの TestComplete は、APK 内のすべてonファイルを再パックしていました。これは、アンパックされているファイルを含む APK を壊しました。今回、TestComplete は、内部ファイルのフォーマットをチェックして、元々パックされていたものだけをパックします。

  • Android ツールバー コントロールのサポート。 TestComplete は、これらのコントロールとこれら(ActionBar のような) に基づくコントロールを認識し、これらのオブジェクトを処理するための特別なラッパー テスト オブジェクトを使用します。

  •  以前のバージョンでは、com.android.internal.view.menu.ActionMenuView と android.widget.ActionMenuView クラスのコントロールに Layout 名が使用されていました。TestComplete 12.40 は、これらのクラスのために Bar 名を使用します。エラーを回避するため、以前の TestComplete バージョンで作成したテストは変更する必要があります。

    考えられる回避策

    • Name Mapping: 対応するオブジェクトを再マップし、識別基準を更新します。
    • デフォルト ネーミング: それらのオブジェクトまたは子オブジェクトに対処するとき、対応するオブジェクトの名前を変更します。たとえば:
      • TestComplete 12.31 およびそれ以前:

        Mobile.Device("Nexus 4").Process("smartbear.example.orders")
        .RootLayout("").Layout("action_bar_container")
        .ActionBar("action_bar").Layout("NO_ID", 2)
        .SearchView("action_search")

      • TestComplete 12.40:

        Mobile.Device("Nexus 4").Process("smartbear.example.orders")
        .RootLayout("").Layout("action_bar_container")
        .ActionBar("action_bar").Bar("NO_ID")
        .SearchView("action_search")

         

 

iOS テスト

  • iOS 11 のサポート。 このオペレーティング システムで実行する iOS アプリケーションのテストを作成し、実行できます。

  • Xcode 9 のサポート。 Xcode 9 で作成したアプリケーションのテストを作成して実行することができます。

  • 新しい Certificate Exporter ユーティリティを使用して、iOS アプリケーションのインスツルメントに必要な Developer Certificate、PEM および Provisioning Profile ファイルを簡単に取得できます。このユーティリティは、TestComplete インストール パッケージに含まれており、自動的に PC にコピーされます。<TestComplete>/Bin/Extensions/iOS フォルダーにあります。詳細は、utility description をご参照ください。

 

Web テストの強化

  • Chromium Embedded Framework (CEF) ver. 3.2883.1553 のサポート。

  • Mozilla Firefox 52-55 のサポート。

  • Google Chrome 61 のサポート。

 

終了したサポート

  • TestComplete は、Firefox ver. 45–51 をサポートしません。

  • 将来のリリースでは、Microsoft Internet Explorer 9 のサポートを終了する予定です。 このブラウザーでは、テストを実行せず、パッチのリリースもありません。 もちろん、(任意のアプリケーションのテストを実行できるように) このブラウザー上で TestComplete Web テストを実行することができますが、ユーザー自身の責任で実行してください。このブラウザーのサポートが必要な場合、SmartBear Support Team (英語でのみ対応) にご連絡ください。

  • また、Checkpoint wizard の最初のページから Web サービス コマンドを非表示にする予定であることをお知らせします。(以前の通知を参照)。 ウィザードでこのコマンドを使用する場合は、ご連絡ください。

 

 

TestComplete 12 の最新機能および改良された機能の詳細については、TestComplete 12 リリースノートおよびオンラインヘルプをご参照ください。

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