2021年 12月 16日リリース
新バージョンの TestComplete 15.20 では、さまざまな改善がされています。 以下は、以前の製品バージョン - TestComplete 15.10 からの主な新機能、強化点のリストです。
他のバージョンで追加された機能の詳細については、「TestComplete バージョン履歴」をご参照ください。
クロスプラットフォームの Web テストに AI ベースの「セルフヒーリング(自己修復)」モードを搭載。 クラウドベースの Web テストが Web ページ上のある要素を見つけることに失敗した場合、AI ベースのアルゴリズムを使って類似の「置き換え」要素を見つけ、実行を継続することができるようになりました。これは、XPath セレクタや CSS セレクタを使用して Web 要素を見つけるローカル Web テストにも有効です。
この方法で、"The Object Does Not Exist" というエラーでテストが中断されることはありません。その代わり、見つかった代替オブジェクトの情報がテストに報告されるので、見つからないオブジェクトの検索条件を更新することができます。
詳細は、Self-Healing Tests をご参照ください。
ヘッドレス ブラウザーで Web テストを実行。 TestComplete の Intelligent Quality アドオンがあれば、ローカル コンピュータ上のヘッドレス ブラウザーで Web テストを並行して実行することで、より高速で安定した Web テストを実現することができます。
ヘッドレス ブラウザーを管理するためのドライバのインストールや設定は不要で、アドオンがすべての作業を自動で行います。このようなテストのために、インタラクティブなユーザー セッションを開く必要もありません。
クロスプラットフォームの Web テストにおける光学式文字認識 (OCR) のサポートを強化。 Web テストでは、テスト対象の Web ページでレンダリングされたテキストに基づいて、Web 要素に対するユーザーの操作を記録することができます。これは、TestComplete が他の手段でアクセスできない Web 要素、たとえば canvas や svg 要素に対するユーザーアクションをシミュレートする場合に便利です。
また、CrossBrowserTesting.com のデバイス クラウドで管理されたリモート環境において、デスクトップ版やモバイル版の Web ブラウザーで、このような OCR ベースのテストを実行することができます。
CEF サポートの改善。 このバージョンの TestComplete からは、CEF アプリケーションのテストに Chrome DevTools Protocol を使用した新しいアプローチを使用することができます。このアプローチは、 既存のスクリプト インジェクションベースのアプローチの制限を排除します。
今のところ、この新しいアプローチは、CEF バージョン 88 で利用可能です。
スクリプト インジェクションベースのアプローチも引き続き利用可能であり、既存のテストは有効です。しかし、テストには新しいアプローチを使用することをお勧めします。既存のテストを新しいアプローチに移行する方法については、Exposing CEF Applications (CEF アプリケーションの公開) を参照してください。
Electron および CEF アプリケーションの Alerts、Confirmations、Prompts、Open File ダイアログなどのページダイアログを TestComplete で正しく認識できるようになりました。
Site Isolation のセキュリティがすぐに有効になった状態でも、Firefox で動作する Web アプリケーションのテストが可能です。テストを作成および実行する前に Site Isolation を手動で無効にする必要はもうありません。
最新バージョンのブラウザーをサポート。 以下のブラウザーで自動 Web テストを作成、記録、実行することができます。
新しいメジャー OS バージョン基準を使用して、TestComplete が BitBar クラウドで代替モバイル デバイスを検索するために使用するルールを指定することができます。Edit Criteria for Finding Device (デバイス検索の基準編集) ダイアログを参照してください。
テストエディターの検索ボックスに短いタスクの説明やキーワードを入力することで、達成すべきタスクに最適なキーワードテスト操作を検索することができます。
Oracle Forms アプリケーションのオブジェクトをマッピングするとき、TestComplete は、より明確で短いオブジェクトのエイリアスを生成します。新しい名前には、中間オブジェクト (例えば、コンテナ、スクロールボックス、ドローパネル) は含まれません。
ユーザーフォームに ColorTheme プロパティが追加されました。このプロパティを使って、ユーザー フォームのカラーテーマ、例えばライトやダークを設定することができます。
お客様からご報告いただいたいくつかの不具合を修正しました。
TestComplete 15 の最新機能および改良された機能の詳細については、TestComplete 15 リリースノートおよびオンラインヘルプをご参照ください。