Publishing to the App Store

Xamarin.iOS アプリケーションの配布ガイド

このガイドでは、Xamarin.iOS アプリケーションを App Store から配布するために必要な設定、ビルド、配布方法について紹介します。 アプリケーション配布の準備方法、Apple のツールを使用してアプリケーションの申請方法、そして最終的に App Store にアプリケーションを配布するまでの方法をカバーしたステップ バイ ステップのガイドが含まれます。

概要

全ての iOS デバイスに対して、アプリケーションを配布するには、Apple 社では、アプリを App Store から配布する必要があります。 これによって、App Store で iOS アプリケーションをワンストップショッピングが可能です。 ストアには、500,000 以上のアプリケーションがあり、多様なアプリケーション開発に携わる開発者は、App Store へ 1ヶ所に配布するだけでアプリケーションの販売から大きな利益を得ることができます。 App Store は、ターンキー ソリューションで、配布と支払いのシステムの両方をアプリ開発者に提供しています。

アプリケーションを App Store に申請するプロセスについては、以下の対応が必要です:

  1. App ID を作成し、Entitlements を選択。
  2. Distribution Provisioning Profile を作成。
  3. この Profile を使用して、アプリケーションをビルド。
  4. iTunes Connect を使用してアプリケーションを申請。
このガイドでは、App Store へアプリケーションを配布するのに必要なプロビジョン、ビルド、申請の全てのステップをカバーします。

アプリケーションの申請の前に

App Store に配布するためにアプリを申請した後、アプリケーションで対応しなければならない最初のことは、Apple のガイドラインに沿って品質とコンテンツに対する審査プロセスをパスすることです。 申請したアプリケーションが Apple のガイドラインを準拠しない場合、Apple はそのアプリケーションを認可せず、Apple から指摘された不適合箇所の改善が必要になり、再審査を受けることになります。 アプリケーションの品質とコンテンツのガイドライン基準が高いことから、Apple のガイドラインを良く理解し、ガイドラインに準拠したアプリケーションを作成することで、Apple の審査を利用した最高のアプリケーション配布の機会を得られます。 App Store Review Guidelines から Apple のガイドラインを入手できます。

アプリを申請する際の注意事項:

  1. アプリケーションの説明がアプリに含まれる機能と一致していることを確認してください。
  2. アプリケーションが通常の使用でクラッシュしないようにテストしてください。これはサポートしている全てのデバイスでの使用を含みます。
また Apple では Apple Store 申請のヒントのリストを管理しています。詳細は、Distributing on the App Store を参照してください。

iTunes Connect でアプリケーションを設定

iTunes Connect は App Store で iOS アプリケーションを管理するための Web ベースのツール スィートです。 Apple のレビュー用にアプリケーションを申請し、最終的に App Store でアプリを販売したり、フリーで配布する前に、iTunes Connect で Xamarin.iOS アプリケーションを正しく設定する必要があります。

以下の手順を実行してください:

  1. iOS アプリケーションをフリーで、または販売用に公開するために、iTunes Connect の Agreements, Tax, および Banking セクションで適切な最新の契約書を確認します。
  2. アプリケーション用に iTunes Connect Record を新規に作成し、Display Name を指定します (App Store で表示される)。
  3. Sale Price を選択するか、アプリケーションをフリーで公開するか指定します。
  4. App Store Icon (iTunes Artwork) を提供します。また、サポート対象の iOS デバイスでどのようにアプリケーションが動作するかスクリーンショットやビデオを提供します。
  5. クリアで簡潔なアプリケーションの Description を提供します (アプリケーションの機能や特長を含む)。
  6. Categories, Sub Categories とキーワードを提供します。App Store でアプリの検索に役立ちます。
  7. Apple が必要とする ContactSupport の Web サイトの URL を提供します。
  8. アプリケーションの Rating を設定します。App Store での Parental Control に使います。
  9. オプションの App Store technologies を設定します (Game CenterIn-App Purchase など)。
詳細は、Configuring an App in iTunes Connect のドキュメントを参照してください。

App Store への配布の準備

App Store へアプリケーションを公開するには、最初に配布用にアプリケーションをビルドする必要があります (多くのステップを含みます)。 以下のセクションでは、Xamarin.iOS の公開の準備に必要なすべてのステップをカバーします。つまり、アプリケーションをビルドし、App Store への審査と公開のための申請も含まれます。

Application Services の準備

Apple では特別に Application Services のセクションを提供し (Entitlement とも呼ばれる)、アプリケーションのユニークな ID を作成する際に、iOS アプリケーションをアクティベーションできます。 カスタム Entitlement を使用するかどうかにかかわらず、アプリケーションを App Store へ公開する前には、Xamarin.iOS アプリケーション用にユニークな ID を作成する必要があります。

App ID の作成やオプションで Entitlement の選択には、Apple の Web ベースの iOS Provisioning Portal を使用した以下のステップが含まれます:

  1. Provisioning > Development を選択します。
  2. + ボタンをクリックし、新しいアプリケーションの NameBundle ID を提供します。
  3. 画面のボタンをスクロールし、Xamarin.iOS アプリケーションに必要な App Services を選択します。
  4. Continue ボタンをクリックし、画面の指示に従って、新しい App ID を作成します。
App ID を定義する際に、必要な Application Services の選択と設定に加え、Info.plistEntitlements.plist ファイルの両方を編集して Xamarin.iOS のプロジェクトで App ID と Entitlement を設定する必要があります。

Xamarin Studio で以下を実行します:

  1. Solution Explorer で、Info.plist ファイルをダブルクリックし、ファイルを開いて編集します。
  2. iOS Application Target セクションで、アプリケーションの名前を入力し、App ID を定義した際に作成した Bundle Identifier を入力します。
  3. Info.plist ファイルの変更を保存します。
  4. Solution Explorer で、Entitlements.plist ファイルをダブルクリックし、ファイルを開いて編集します。
  5. Xamarin.iOS アプリケーションに必要な Entitlement を選択し、設定します。これで、App ID を定義した際に上記で設定した内容と一致します。
  6. Entitlements.plist ファイルの変更を保存します。
詳細な手順は、Provisioning for Application Services のドキュメントを参照してください。

Apps Icons と Launch Screens の設定

App Store へのパッケージとして、iOS アプリケーションを Apple に承認をもらうには、アプリケーションが動作するすべての iOS デバイス用に適切なアイコンと起動画面を用意する必要があります。 Xamarin Studio でアプリケーションの Info.plist ファイルを編集し、Icons と Launch Images セクションにすべての必要なファイルを含める必要があります (または Launch Screen 用には Universal Storyboard を使用して)。

詳細な手順は、Application Icon and Launch Screens のドキュメントを参照してください。

配布用プロファイルの作成とインストール

iOS は provisioning profiles を使用して、特定のアプリケーションのビルドの配布方法をコントロールします。アプリの署名に使用する証明書、Application ID、およびアプリのインストール場所に関する情報を含むファイルがあります。開発と ad-hoc 配布の場合、provisioning profile にはアプリを配布できるデバイスの一覧も含まれます。ただし、App Store の配布の場合、一般に公開するには App Store を通す必要があるので、証明書と App ID の情報のみが含まれます。

Provisioning には、Apple の Web ベースの iOS Provisioning Portal を使用した以下のステップが含まれます:

  1. Provisioning > Development を選択します。
  2. + ボタンをクリックし、App Store として作成した Distribution Profile のタイプを選択します。
  3. 作成したい Distribution Profile のドロップダウン リストから App ID を選択します。
  4. アプリケーションの署名に必要な証明書を選択します。
  5. 新しい Distribution ProfileName と生成するプロファイルを入力します。
  6. Xcode の利用可能なプロファイルのリストを更新します。
  7. App StoreBuild Configuration 用に Xamarin Studio で Distribution Provisioning Profile を選択します。
詳細な手順は、Creating a Distribution Profile and Selecting a Distribution Profile in a Xamarin.iOS Project のドキュメントを参照してください。

アプリケーションのビルド構成の設定

デフォルトでは、Xamarin Studio で新しい Xamarin.iOS アプリケーションを作成する際、Ad HocApp Store の配布の両方用にビルド構成を自動的に作成します。 Apple へ申請するアプリケーションの最終のビルドを実行する前に、一部の基本的な構成の変更が必要です。

以下を実行します:

  1. Solution ExplorerProject Name をダブルクリックして開いて編集します。
  2. 以下のように Configuration ドロップダウンから iOS BuildAppStore を選択します:
  3. ターゲットの特定の iOS バージョンが決まっている場合、SDK バージョンのドロップダウン リストから iOS のバージョンを選択することもできるし、Default のままにしておくこともできます。
  4. Linking で使用していない Method、Property、Class などを排除することで配布するアプリケーションのサイズを削減でき、多くの場合、デフォルトの Link SDK assemblies only をそのまま使用します。特定のサードパーティ製のライブラリを使用するような場合、この値を Don't link に設定して、必要なエレメントを削除されないようにします。
  5. Optimize PNG image files for iOS チェックボックスをチェックしてください。これも配布するアプリケーションのサイズを削減するのに役立ちます。
  6. Debugging は有効にしません。不必要にアプリケーションのサイズを大きくします。
  7. Advanced タブをクリックします:
  8. Xamarin.iOS アプリケーションの動作対象が iOS 8 と 64 bit iOS デバイスの場合、ARM64 をサポートするデバイス アーキテクチャの一つを選択する必要があります。 64 bit iOS デバイスのビルドに関する詳細情報は、Enabling 64 Bit Builds of Xamarin.iOS Apps section of our 32/64 bit Platform Considerations のドキュメントを参照してください。
  9. オプションとして、より小さく早いコードを作成する LLVM コンパイラーを使用してもコンパイルの時間は余計に掛かる場合があります。
  10. アプリケーションの要件に応じて、使用する Garbage Collection のタイプの調整や Internationalization の設定の調整必要な場合があります。
  11. OK ボタンをクリックして、変更を保存します。

配布するアプリケーションのビルド

Xamarin.IOS アプリケーションを正しく設定したら、App Store の審査と公開のために申請する最終の配布のビルドの用意が完了です。

以下を実行します:

  1. Xamarin Studio で AppStore の設定を選択します:
  2. Build メニューから、Archive を選択します:
  3. アーカイブを作成したら、Archives view を表示します:
  4. Archive 用にアプリケーションをビルドする際には、毎回、この View で新しいエントリーを作成します。
顧客へ配布するアーカイブを保存しておくことを推奨いたします (App Store や Enterprise の配布のいずれかでも)。後日、生成したデバッグ情報を確認できます。
配布のビルドを生成しアーカイブしたら、iTunes Connect へアプリケーションを配布する用意が完成です。

アプリを Apple へ申請

配布のビルドが完了したら、App Store の審査と公開のために iOS アプリケーションを申請する準備が完了です。

以下を実行します:

  1. Xcode を起動します。
  2. Window メニューから Organizer を選択します。
  3. Archives タブをクリックして、上記の手順でビルドしたアーカイブを選択します:
  4. Validate... ボタンをクリックします。
  5. アカウントを選択して確認し、Choose ボタンをクリックします:
  6. Validate ボタンをクリックします:
  7. バンドルに問題がある場合、問題を表示します。
  8. 問題を修正し、Xamarin Studio でアーカイブをリビルドします。
  9. Submit... ボタンをクリックします。
  10. アカウントを選択して確認し、Choose ボタンをクリックします:
  11. Submit ボタンをクリックします:
  12. iTunes Connect へのファイルのアップロードが完了したら Xcode が通知します。

iTunes Connect のステータス

iTunes Connect へ戻って、利用可能なアプリのリストからアプリケーションを選択した場合、iTunes Connect のステータスには、Waiting for Review と表示されます (プロセスが始まる一時的に Upload Received に更新されます):

まとめ

本ガイドでは、App Store への公開のためいのアプリケーションの設定、ビルド、申請方法をステップ バイ ステップで説明しました。最初に、配布の Provisioning Profile の作成とインストールに必要なステップを説明しました。次に、Xamarin Studio を使用して、アプリケーションの配布のビルドを作成する一連の作業を説明しました。最後に、iTunes Connect と the Xcode Archive Tool を使用して、App Store へアプリケーションを申請する方法を紹介しました。

 


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