2018 年 6 月 29 日:DS-5 最新バージョン 5.29 リリース (新機能はこちら)
Arm 社は、デザイン プロセスの初期段階から最終タッチまで、64-bit 版のデバイスとソフトウェアの迅速な市場への投入を可能にする Armv8 向けの包括的なソリューションとなるツールを開発しました。Arm® DS-5 Development Studio Ultimate Edition は、何十億のデバイスを出荷する際に役に立ってきたツールのポートフォリオに基づき、Armv8 開発に必要なすべてを提供します。
業界トップの Arm の開発環境で、立ち上げ、デバッグ、および最適化を迅速に行うことができます。LLVM ベースの Arm® Compiler 6 ツールチェーンのコード生成は、初期段階から優れたパフォーマンスおよびプログラム全体のより良い最適化を実現します。
DS-5 Ultimate Edition は、Armv8 アーキテクチャ ベースの最新プロセッサを含むすべての Arm プロセッサをサポートし、最も複雑な SoC トポロジーにも対応可能な立ち上げツールおよびトレース機能を提供します。仮想化、big.LITTLE™ システム、および Arm のすべての最新のシステム IP をサポートする DS-5 Debugger により、複雑なアプリケーションの処理ができ、素晴らしいソフトウェアを簡単に作成できます。現在、Juno 開発プラットフォームで
64-bit 版の開発向けの Armv8 ハードウェアへアクセスできます。
Arm® Compiler は、Arm 社により最新の LLVM フレームワークを基にプロセッサおよびアーキテクチャ プロジェクトと綿密に連携して開発され、新しいハードウェア機能を最大限に活用します。Arm® Compiler 6 は、業界標準である Arm 社の C/C++ コンパイル ツールの最も効率化な最新バージョンです。
Arm® Compiler は、Arm®v6-M から 64-bit 版 Armv8-A におけるすべての Arm® Cortex® プロセッサとアーキテクチャ向けにコード生成の最適化をサポートし、Arm® ベースのプロセッサの最高の機能を最大限に活用する効率性に特化した製品の開発を実現します。
Arm の品質保証に加え、安全認証、および長期メンテナンスを提供します。
Fixed Virtual Platforms (FVP、固定仮想プラットフォーム) は、プロセッサ、メモリ、および周辺機器を含む Arm® システムの完全なシミュレーションを提供します。対象のハードウェアがなくても、ベアメタルのコーディング、ソフトウェアの先行開発や自動テストを可能にします。これにより、実際のデバイスでソフトウェアがどのように実行されるのか確認できます。
最新の ARM の IP アーキテクチャ機能をモデル化する Ultimate Edition で利用可能な Armv8 FVP は、Armv8 の開発プラットフォームとして使用可能なシステム モデルを提供します。ベアメタル、カーネル、およびアプリケーション開発では、シリコンが利用可能になるよりもはるか前にソフトウェアの提供を実現します。
Armv8 の Arm Fast Model Arm の IP と組み合わせた SoC を開発できます。
DS-5 Debugger は、Arm® プロセッサベースのターゲットおよび Fixed Virtual Platforms (FVP) ターゲット上のソフトウェア開発をサポートするグラフィカル デバッガです。同期されたソースとディスアセンブル、コール スタック、メモリ、レジスタ、式、変数、スレッド、ブレークポイント、およびトレースなどの包括的かつ直感的なビューにより、ベアメタルや Linux アプリケーションを簡単にデバッグできます。
弊社では、あらゆる Arm® プロセッサベースのハードウェア ターゲットにおける強力なソフトウェアのデバッグと最適化を実現する高性能なデバッグ トレース ユニットを備えた DSTREAM と DSTERAM-ST も販売しています。
Streamline パフォーマンス アナライザは、システム全体をプロファイリングし、個々のソース コードまでアプリケーションを最適化して、パフォーマンスや消費電力を視覚的に解析します。タイムライン ビュー、コールパス ビュー、関数ビュー、コード ビュー、ログ ビューなどの機能を提供します。
これまで以上の OpenCL のサポートにより、ハイエンドの Mali™ GPU から Armv8 アプリケーションのプロセッサまで、システム全体でリソースのバランスが均一であることを保証し、Armv8 アーキテクチャのスピードと Arm® Compiler 6 を最大限に活用します。
DS-5 Ultimate Edition は、FVP による初期のモデリングから DSTREAM デバッグ トレース ユニットを使用したデバイス開発および立ち上げまで、最新の SoC に対応するツールを提供します。big.LITTLE™ のデバッグおよび DynamIQ™ による Cortex®-A55 や Cortex®-A75 プロセッサの設定は、直感的に同期したインターフェイスでマルチコアの Cortex®-A9 をデバッグするくらい簡単です。
複雑なデバッグおよびトレースの設定向けに提供される DTSL スクリプトにより、デバッグ接続にあらゆる面のカスタマイズが可能となり、コード実装時に最大限の洞察を得ることができます。
DS-5 Debugger で、ハイパーバイザーのサポートを備えた複数の OS を実行し、簡単なトラブルシューティングを実現します。
Debug TrustZone® は、アプリケーションを保護し、例外レベル EL0 ~ EL3 を監視することで、機密データを保護し、お客様の信頼を獲得するために役立ちます。
強力なトレース コレクションのための高性能なデバッグ トレース ユニットを備えた DSTREAM と DS-5 を組み合わせることで、Armv8 のシステムを簡単に立ち上げることができます。迅速にコードをステップ実行し、プログラムの実行に対する包括的な洞察のために DSTREAM のバッファに最大 4 GB のトレース データを収集します。
優れた big.LITTLE™、 DynamIQ™、およびマルチクラスターのデバッグ サポートにより、最先端の Armv8 デバイスの開発時間大幅に短縮します。DS-5 Debugger および Streamline パフォーマンス アナライザは、これまでにないソフトウェアの配布速度を実現します。
LLVM インフラストラクチャに基づく Arm® Compiler 6 は、高度に最適化された Arm の C ライブラリを採用し、最新のモジュラーのフロント エンドと組み合わせ、ベアメタルのコンパイル向けに 1 つのツールチェーンで最高の Arm の機能とオープンソースを提供します。
DS-5 Ultimate Edition に含まれる Armv8 FVP は、ターゲット ハードウェアなしでカーネル、アプリケーションおよびベアメタル開発向けの完全な Arm® システムのシミュレーションへのアクセスを提供します。
64-bit 版のシステムの移植、開発、最適化向けのオープンかつ中立的なソフトウェアの開発プラットフォームです。
マルチコアの Cortex®-A57/53 は、Mali™-T624、FPGA 拡張、および 8 GB DDR3 RAM によって強化されています。 OpenCL、OpenGL ES、および big.LITTLE™ は、システムのリソースを最大限に活用する役に立ちます。
DS-5 で完全にサポートされる高度な CoreSight™ のデバッグとトレースで、システムのパフォーマンスをチューニングし、より速くて柔軟性のあるソフトウェアを開発できます。
Juno Arm Trusted Firmware を含むリファレンス ソフトウェアのスタックを備えています。UEFI、セキュアな OS、ハイパーバイザー、電源と温度管理をすべて使用できます。
技術リファレンス マニュアルおよびデータシートを含む Juno の完全な仕様は、開発元の Web ページをご覧ください。
Cortex®-A53 および/または Cortex®-A57 の Soft Macrocell Model (SMM) Arm® Versatile™ Express で SoC の開発プロセスを進めることができます。これらの FPGA 実装により、追加の LogicTile にカスタム周辺機器 IP と 64-bit Arm® プロセッサを組み合わせることができます。DS-5 Ultimate Edition は、これらの開発ボードと組み合わせて、ソフトウェア実行における最大の制御と可視性を提供します。
以下のシステムの仕様は、DS-5 Development Studio バージョン 5.28 をインストールおよび実行する際に必要です。
旧バージョンのシステム要件は、
リリースノートおよび変更履歴を参照してください。
| プロセッサ | デュアル コア 2 GHz プロセッサ (またはそれと同等) |
| メモリ | 4 GB の RAM* |
| 空きハードディスク容量 | ~4 GB |
*大きなイメージをデバッグする際、またはシミュレーション モデルを使用する際のパフォーマンスを向上するため、4 GB 以上の RAM を推奨します。
DS-5 は、以下のホスト オペレーティング システムおよびサービス パックでサポートされています。
| Windows 10 |
| Windows 7 Professional Service Pack 1 |
| Windows 7 Enterprise Service Pack 1 |
| Red Hat Enterprise Linux 7 Workstation |
| Red Hat Enterprise Linux 6 Workstation |
| Ubuntu Desktop Edition 16.04 LTS |
| Ubuntu Desktop Edition 14.04 LTS |
Arm® Compiler のツールチェーンは以下のホスト プラットフォームでサポートされています。
| 64-bit 版 Windows 8.1 (Arm® Compiler 5 および 6 のツールチェーンのみ) |
| 64-bit 版 Windows Server 2012 (Arm® Compiler 5 および 6 のツールチェーンのみ) |
Linux アプリケーションのデバッグでは、ターゲット上に gdbserver が必要です。gdbserver バージョン 7.0 以降を推奨します。DS-5 Debugger
は、 gdbserver バージョン 6.8 以前では、信頼性の高いマルチスレッドのデバッグ サポートを提供できません。
Linux アプリケーションのデバッグをサポートする DS-5 は、特定のカーネル バージョンで導入されたインフラストラクチャおよび機能に依存します。
gdbserver バージョン 7.0
またはそれ以降が必要です。 Arm Linux カーネルおよびベアメタルのデバッグでは、追加ツール (DS-5 では提供されません) を使用して、ターゲット システムへ接続する必要があります。
DSTREAM、DSTREAM-ST、RVI、ULINKpro™、および ULINKpro D デバッグ ユニットにより、物理ターゲット ハードウェアに接続できます。
VSTREAM は、RTL シミュレータとハードウェア エミュレータへの接続を可能にします。
DSTREAM、DSTREAM-ST、RVI および VSTREAM でサポートされるファームウェアの最小バージョンは、4.32.0です。DSTREAM、DSTREAM-ST および RVI の場合、付属のデバッグ ハードウェア更新ツールを使用して、最新のファームウェアを使用していること、もしくはアップデートが必要であるか確認することを推奨します。更新されたファームウェアは、<installdir>/sw/debughw/firmware ディレクトリから入手可能です。VSTREAM 向けのファームウェアは VSTREAM ソフトウェアの一部として配布されるため、ファームウェアの旧バージョンを使用している場合、新しいバージョンをインストールして取得する必要があります。
DSTREAM-ST は、USB を介してイーサネットを使用してコンピュータに接続します。DSTREAM-ST は、ネットワーク デバイスとして自動的に検出され、Windows のデバイス マネージャーでネットワーク アダプターとして表示されるか、Linux の ifconfig ユーティリティで USB ネットワーク インターフェイスとしてリストされます。そうでない場合、コンピュータの設定を行う必要があります。こちらの DSTREAM-ST トラブルシューティング ページを参照してください。
DS-5 には 3 つの異なるエディションが用意されており、単一のインストールからライセンスによって管理されます。
DS-5 Community Edition は、DS-5 Debugger および Streamline への機能制限付きのアクセスを無償で提供します。機能には、ベアメタルと Linux アプリケーションのデバッグ、Arm®v8-A Foundation Model によるシミュレーションが含まれます。
DS-5 Professional Edition は、Armv7 までのすべての Arm® プロセッサをサポートし、Arm® Compiler だけでなく、優れたデバックとトレース機能を提供します。
DS-5 Ultimate Edition は、Armv8 などの最新の Arm® プロセッサおよび技術をサポートします。
| 機能 | Community | Professional | Ultimate |
|---|---|---|---|
| IDE | |||
| DS-5 Eclipse IDE | |||
| サポートされるプロセッサ | |||
| Arm7™ | |||
| Arm9™ | |||
| Arm11™ | |||
| Cortex®-M (Armv6、Armv7、Armv8) | |||
| Cortex®-R (Armv7) | |||
| Cortex®-A (Armv7) | シングルコアの Cortex®-A9 モデルのみ | ||
| Cortex®-A (Arm8)、Cortex®-R (Armv8) | Armv8-A の基礎モデルのみ | Armv8-A の基礎モデルのみ | |
| クロス トリガーのサポート | |||
| コード生成 | |||
| Arm® Compiler 6 (Cortex® プロセッサのアーキテクチャとの互換性あり) | |||
| Arm® Compiler 5 (Armv8 以前のアーキテクチャとの互換性あり) | |||
| TÜV SÜD 認定された Arm® Compiler および適合キット | |||
| Arm Assembler | |||
| Arm MicroLib ランタイム ライブラリ | |||
| Linux 向け Linaro GNU GCC Compiler | |||
| Streamline パフォーマンス アナライザ | |||
| パフォーマンス カウンタ | セットに制限あり | ||
| プロセス/タスク トレース | |||
| フラット プロファイリング | |||
| 階層プロファイリング | |||
| マルチコア分析 | |||
| 外部電力データ解析 | |||
| スタック使用状況ビュー | |||
| アノテーション ログ ビュー | |||
| タイムラインのフィルタリング | |||
| ベアメタルのサポート | |||
| デバッグ | |||
| ベアメタルのデバッグ | 提供されたモデルのみ | ||
| Linux gdbserver のデバッグ | |||
| マルチコア Linux カーネルの停止モードのデバッグ | |||
| マルチコア ベアメタルおよび RTOS の停止モードのデバッグ | |||
| ETM 命令とデータのトレース | |||
| PTM プログラムのトレース | |||
| トレースベースのプロファイリング | |||
| ITM/STM 計測およびシステムのトレース | |||
| グローバル トレース タイムスタンプのサポート | |||
| クロス トリガーのサポート | |||
| Fixed Virtual Platform (FVP) によるシミュレーション | |||
| Arm®v8-A の基礎モデル | |||
| Cortex®-A9 (シングルコア) | |||
| Cortex®-A9 (クアッドコア)、Cortex®-R4、Cortex®-M3、Cortex®-M23、Cortex®-M33 | |||
| Cortex®-A5、Cortex®-A7、Cortex®-A8、Cortex®-A15、Cortex®-A17、Cortex®-A32、Cortex®-A35、Cortex®-A53、Cortex®-A55、Cortex®-A57、Cortex®-A72、Cortex®-A73、Cortex®-A75、Cortex®-R5、Cortex®-R7、Cortex®-R8、Cortex®-R52、Cortex®-M0, Cortex ®-M0plus、Cortex®-M4、Cortex®-M7 | |||
| ホストされるプラットフォーム | |||
| Windows | |||
| Linux | |||
| サポート | |||
| テクニカル サポートおよびメンテナンス | コミュニティ フォーラムとオンラインのチュートリアル | Arm 社および販売代理店による技術サポート | Arm 社および販売代理店による技術サポート |