インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア
(CAS - Cache Acceleration Software)
データセンター向け SSD ストレージのキャッシュ・ソリューション

インテル® SSD (Solid State Drive) とインテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアの組み合わせ
アプリケーションのパフォーマンスを最優先


作業負荷の問題に対する I/O アクセラレーション

データセンター向けインテル® SSD とインテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアの組み合わせは、他に類を見ないソリューションで、Selective Optimized Caching を使用して、物理サーバーと仮想サーバー上のアプリケーションの特定のパフォーマンスを最適化します。

ストレージのスピードが遅いと、アプリケーションのパフォーマンスを最大限に発揮できません。

最近のマルチコア、マルチ CPU サーバーでは、ストレージ I/O の遅延によってパフォーマンスを発揮できず、システムの潜在的なフル パフォーマンスを達成できなかったり、増え続ける作業負荷に対応しきれていません。ストレージ、サーバー、メモリーを増やすといったトラディショナルなソリューションは、莫大が費用がかかり、また管理も複雑です。

インテルが提供するソリューションは - 莫大な費用をかけずに、サーバー上にソフトウェアをインストールし、高速な SSD/Flash メディアを使用して “hot” データをキャッシュし、インテリジェント・キャッシングを使用して、バックエンドからストレージまで、I/O レイテンシーを削減し、ターゲットとするアプリケーション性能を向上します。

Intel SSD

シームレスにアプリケーションの高速化を実現

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、仮想マシンおよび物理サーバー上で起動するターゲットのアプリケーションをシームレスに高速化を実現します。ストレージを交換したり、アプリケーションの設定の変更に要する工数は必要ありません。

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアによって、専用サーバーや仮想マシン (ホットキャッシュを維持しながら、vMotion や Live Migration のサポートを含み) 上で起動する Microsoft* SQL Server、Exchange、BI Applications、など I/O インセンティブなアプリケーションの同時ユーザー数や仮想マシンの数を増やしたり、大幅にパフォーマンスを向上させることができます。

Intel SSD PCI

アプリケーション独自の IOPS

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、独自の Selective Optimized Caching 機能を持ち、管理者は、本当に必要なアプリケーションやデータへのストレージ・パフォーマンスを直接ターゲットにできます (企業に最大の価値をもたらすアプリケーション)。このポリシー・マネージメントは、何をキャッシュするかなど、きめ細かいコントロールを提供し、アプリケーションやファイルレベルまで落とし込みます。時には、個別のデータベーステーブルにまで落とし込みます。


ストレージのパフォーマンスを拡大し、レイテンシーを低減

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、簡単にどのストレージでも高速化できます。キャッシュ用にローカルまたはリモートの共有 SSD/Flash を使用することで、大規模なストレージへの移行や過剰に HDD を用意するなど、競合のソリューションのコストと比べて、インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアでは、わずかなコストで、大幅なパフォーマンスの向上を得ることができます。

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、以前のストレージの費用と Win-Win の関係です。プライマリー・ストレージからサーバーそのものまで、IOPS のオフロードによって、次に容量の追加が必要になった際に、過剰に用意したスピンドルを再配置することができます。


マルチ・レベル・キャッシュ

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、インテル® SSD のキャッシュとサーバーの DRAM キャッシュ間の協調的な統合を提供し、システムメモリーの使用を最適化したり、自動的にアクティブなデータを使用するアプリケーションの最適なキャッシュレベルを判定し、SSD でフルに実行するよりもインテル® CAS を使用した方が、より高速なパフォーマンスを得ることができます。 インテルのソリューションは、最も負荷の掛かる作業に対して最適化したマルチ・レベル・キャッシュの機能を提供します。


仮想マシン集約率を向上

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、仮想マシンのストレージへのアクセス方法を最適化します。ローカルのストレージ I/O を提供することで、インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、物理ホストごとにサポート可能な仮想マシンの数の主な制限の一つを排除します - 仮想アプリケーションごとにエンタープライズ・コストを低減します。


I/O アクセラレーションをターゲットとしてキャッシュの最適化を促進

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、I/O の負荷をプライマリーのストレージからローカルのハイ・パフォーマンスのメディアへ移動するので、ストレージを容量として使用でき、パフォーマンスのためにストレージを余分に用意する必要はありません。

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、OS そのものにシームレスにインストールできるので、ユーザー、アプリケーション、ストレージシステムにとって分かりやすいキャッシュ・ソリューションを提供します。

プライマリー・ストレージから最初に読み込んだデータを取得し、インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアのキャッシュへコピーします。次の読み込みで、データをシステムメモリーへ移行します。ハイ・パフォーマンス RAM や SSD/Flash の速度で、次に続く読み込みを返します。すべてのデータは、プライマリー・ストレージとキャッシュの両方へ同期して書き込まれます。

ファイルのアクティブな部分のみキャッシュされ、SSD/Flash のキャッシュサイズのパフォーマンスと使用を最適化します。

キャッシュがフルになると、新たに特定したアクティブなデータが、専用のエビクション・アルゴリズムを使用して、キャッシュから古い使わなくなったデータを追い出します。

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、物理サーバーとして、または VMware*、KVM、Citrix XenServer*、Windows Hyper-V* 以下の仮想サーバーとして (ホットキャッシュを維持しながら、VMotion や Live Migration のサポートを含む) Windows* または Linux* サーバーにインストールできます。


概要図

Intel CAS 概要図
  1. 最初の読み込み – バックエンド・ストレージからデータを読み込み、SSD 上のインテル® CAS Cache にコピー
  2. 2回目の読み込みでデータを DRAM システム メモリーへ移動
  3. 以降の読み込みでは、ハイ・パフォーマンスな DRAM や SSD スピードで返す
  4. すべてのデータは、バックエンド・ストレージとキャッシュの両方に同期化して書き込む – データの整合性を確保

インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェア製品仕様

プラットフォーム・サポート:

Windows*

  • 64-bit Microsoft Windows 7、8.1、10
  • 64-bit Microsoft Windows Server* 2008 R2 SP1、Windows Server* 2012 R2、Windows Server* 2016 (仮想マシンまたはホスト マシンで利用可能)
  • VMware* (Windows* Server 2008 R2 SP1 または Windows* Server 2012 R2 を実行するゲスト OS のみ対応)
  • Windows Hyper-V* (ホスト OS またはサポートされた OS のゲスト OS に対応)

Linux*

  • 64-bit Red Hat Enterprise Linux* (RHEL*) 6.9/6.10/7.4/7.5、CentOS* 7.2、SUSE Linux* Enterprise Server (SLES*) 12 SP2/SP3
  • その他 Linux ディストリビューション
    ※ インテル® キャッシュ・アクセラレーション・ソフトウェアは、その他の Linux ディストリビューションやカーネルのソースからインストールおよびコンパイルしますが、サポートの際、検証済みのディストリビューションで問題を再現していただく必要がありますのでご了承ください。
  • VMware* (ゲスト OS のみ対応)
  • KVM* (ハイパーバイザまたはゲスト OS に対応)
  • Citrix XenSever* (ハイパーバイザまたはゲスト OS に対応)
    ※ 準仮想化ドライバーはサポートされていません。

ストレージ要件:

Windows*

  • DAS、SAN、NAS (制限付き)、CSVFS (制限付き)

Linux*

  • local disk、RAID、iSCSI (Fibre Channel、Infiniband、Ethernet 経由) を含むプライマリー・ストレージ・デバイス
  • コア デバイス (HDD) の論理ブロックのサイズは、512 バイト以上必要です。
  • OS は、キャッシュされるコア・ストレージ・デバイスとは別のパーティションまたはドライブに存在する必要があります。

Flash/SSD 要件:

Windows*

  • 5GB 以上 16TB 以下のあらゆる PCIe*、SAS、SATA SSD をサポート。
    ※ インテル® SSD Data Center Family で検証済み。

Linux*

  • あらゆる Linux フラッシュ・デバイス (PCIe*、SAS、SATA、Fibre Channel、RAID)をサポート。
    ※ さらに、インテル ® SSD DC S3700、P3700 Series でも検証済み。
  • キャッシュ・デバイスの論理ブロックのサイズは、コア・ストレージ・デバイスのサイズと同等またはそれより小さい必要があります (60GB 以上の容量を推奨)。

アプリケーション・サポート:

  • Microsoft SQL Server*、Oracle*、SAS*、Microsoft Exchange*、などを含む I/O インテンシブ・アプリケーション

マネージメント・ユーザー・インターフェース:

  • キャッシュ・ポリシー、アクセラレーション、全体のキャッシュ・オペレーションを管理する GUI

インテル® CAS 製品 日本語カタログ

インテル® CAS 製品カタログは、こちらからダウンロードしてください。
稟議書の作成などに、ご利用ください。

インテル® CAS 日本語ソリューション・ガイド

インテル® CAS ソリューション・ガイドは、こちらからダウンロードしてください。
1冊で製品概要を理解できます。ご活用ください。


 
 

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