-opt-report (Linux* および Mac OS* X) または /Qopt-report (Windows*) コンパイラー・オプションは、最適化レポートをさまざまな詳細レベルで生成できます。「コンパイラー・レポートのクイック・リファレンス」で説明されている関連するコンパイラー・オプションを使用して、フェーズの指定、(stderr ではなく) ファイルへの出力指示、名前の一部に文字列を含むすべてのルーチンからのレポートを生成することができます。
xi* ツールは、IPO コンパイルの最終段階でプロシージャー間の最適化 (IPO) とともに使用されます。特定のオプションを使用して、コンパイラー・レポートを最終 IPO コンパイルで生成するように指定することができます。サポートされている xi* ツールは次のとおりです。
リンカーツール: xilink (Windows*) および xild (Linux* および Mac OS* X)
ライブラリー・ツール: xilib (Windows*)、xiar (Linux* および Mac OS* X)、xilibtool (Mac OS X)
次の表は、xi* ツールのコンパイラー・レポート・オプションのリストです。これらのオプションは、対応するコンパイラー・オプションと等価ですが、最終 IPO コンパイル中に行われます。
ツールオプション |
説明 |
---|---|
-qopt-report[=n] |
stderr に送られる最適化レポートをさまざまな詳細レベルで生成できます。n の有効な値は、0 から 3 です。コンパイラーに値を渡さずにこのオプションを指定すると、デフォルトでは中レベルの詳細が含まれるレポートが生成されます。 |
-qopt-report-file=file |
最適化レポートを作成し、指定されたファイル名 (file) にレポートを出力します。パスを指定しない場合、ファイルは現在のディレクトリーに作成されます。別のディレクトリーにファイルを作成するには、出力ファイルとファイル名へのフルパスを指定します。 |
-qopt-report-phase=name |
レポートを生成する際に使用する最適化フェーズ名 (name) を指定します。フェーズを指定しないと、コンパイラーによりデフォルトのすべてに設定されます。-qopt-report-help オプションを使用して、利用可能なすべてのフェーズのリストを表示できます。 |
-qopt-report-routine=string |
名前の一部に指定する文字列 (string) を含むすべてのルーチンからレポートを生成します。指定されない場合、コンパイラーはすべてのルーチンからレポートを作成します。 |
-qopt-report-help |
利用可能な最適化フェーズを表示します。 |
コンパイラー・オプションについては、「コンパイラー・レポートの概要」のリンクを参照してください。
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