PhotoModeler Premium

PhotoModeler Premium は、写真ベースの 3D スキャニング プロセスを使った、高精度でクオリティの高い 3D モデルの作成や 3D 測定値の取得に必要なツールを提供します。


PhotoModeler Premium の概要


PhotoModeler Premium の主要な機能


  • Volume Object を使った高精度の容積測定
  • 測地系の処理
  • マルチスペクトル画像のサポートおよびフォルス カラー画像や NDVI 画像、類似のメトリクスを用いたオルソ画像
  • 座標系またはコントロール データとしての UAV/EXIF/GPS データの処理
  • 精密な UAV カメラの自動キャリブレーション
  • PDF によるプロジェクト レポート
  • 使いやすさ: Windows のユーザー インターフェイス、ウィザードによる容易なプロジェクトの設定、多様なマルチメディア チュートリアル (4 時間以上の動画を提供)、ユーザー ガイド、豊富なオンライン ヘルプなどが利用できます。
  • モデリング ツール: PhotoModeler のポイント、ライン、カーブ、エッジ、シリンダー、シェイプなどのマーキング ツールを使用してモデルを作成します。
  • サーフェス ツール: ポイント、ライン、カーブ、エッジで定義されるフィーチャーにサーフェスを追加します。ライン、エッジ、カーブから NURBS サーフェスを作成します。
  • フォトテクスチャ: サーフェスにフォトテクスチャや色を追加します。テクスチャを 3DS、OBJ、VRML、3DM 形式でエクスポートできます。
  • 3D ビューアー: オブジェクトを表示、測定、選択し、フォトテクスチャ付きで作成した 3D モデルをインタラクティブに回転できます。
  • 測定ツール: PhotoModeler 内でのポイント、距離、寸法、面積などの測定が可能です。
  • コード ターゲット: プロジェクトの設定 (最初のマーキングやリファレンス) を自動化し、またソフトウェアが画像から認識する特殊なコード リングを持つターゲットを使って 3D データ ポイントを抽出します。
  • Scale/Rotate/Translate: この機能では、プロジェクトに応じて拡大縮小機能を適用し、モデルに適切な座標系を設定してエクスポートできます。
  • エクスポート機能: 作成したモデルを Autodesk DXF (2D および 3D)、3D Studio 3DS、Wavefront OBJ、VRML (1&2)、IGES、OpenNURBS/Rhino、StereoLithography STL、RAW、Maya Script、Max Script、FBX、Google Earth の KML や KMZ などにエクスポートできます。
  • インポート機能: 3D データをインポートし、コントロール ポイント、アフィン座標系、メッシュの比較、フォト プロジェクションなどに使用できます。
  • 写真の処理: 写真は何枚でも使用でき、途中で追加したり、異なる画像形式のファイルをインポートすることもできます。 *画像制御: 正確なサブピクセル マーキングには広範な Zoom Tools (ズーム ツール)を、より表示しやすくするには Photo Rotate (写真の回転) を、可視性の向上には Image Enhancement (画像処理) を使用します。
  • 使用可能なカメラ: デジタルカメラ、フィルム用カメラ、ビデオカメラからの画像を使用できます。Automatic Camera Orientation 機能により、撮影時のカメラの位置を測定できます。1 つのプロジェクトで複数の異なるカメラを使用できます。
  • キャリブレーション: カメラの焦点距離、主点、アスペクト比、レンズの歪みなどを正確に計測します。
  • フォトプロジェクション 3D データを写真に投影してプロジェクトのクオリティを確認します。
  • カスタマイズ可能なインターフェイス: PhotoModeler 画面のレイアウトや外観をコントロールします。ツールバーやショートカット キー、および 3D オブジェクト、プロジェクション、3D ビューアーなどの色がカスタマイズできます。
  • SmartMatch: 自動フィーチャー検出とマッチング機能で、低密度のポイント クラウドを生成し、写真の向きを調整します。
  • DSM: レーザー、投影ライト、またはターゲットを使用することなく、写真のテクスチャーオブジェクトの高密度ポイント クラウドや細密な三角サーフェスを生成します。
  • Motion: 時間の経過に伴うデータの変更を追跡します。

PhotoModeler Premium は、ゲームや映画のバックプレート マッチングに使用される Idealize 機能も提供しています。




システム要件


PhotoModeler Premium は、次の OS でサポートされています。

  • Windows 11
  • Windows 10
  • Windows 8
  • Windows 7

最低システム要件

PhotoModeler Premium の最低システム要件 (SmartMatch や 高密度のモデリング プロジェクトの場合) は、以下のとおりです。

  • 高速の Intel または AMD プロセッサー
  • 16 GB RAM (RAM の容量が大きいほど望ましく、32 - 64 GB とされている場合もあります)
  • ハードディスクの空き領域: 20 GB
  • 新しめのモニター
  • ビデオ チュートリアル用のサウンド ハードウェア

*独自のモデルを作成するには、デジタル カメラなど画像をキャプチャする手段が必要です。

推奨システム要件

PhotoModeler の使用における最適なマシン構成およびハードウェア要件は、使用するソフトウェアのバージョンと、実行するプロジェクトの種類によって異なります。

航空写真を使ったプロジェクトを含む、PhotoModeler Premium の DSM、SmartMatch を使ったプロジェクトでは、ハードウェアに負担がかかる場合があります。大量の RAM にアクセスするには、64 ビット バージョンの Windows OS が必要です。比較的解像度の高い画像や、多数の写真を使用する場合には、Intel i7 や i9 (または AMD Ryzen 9) などのより高速な CPU を使用することにより、処理時間を削減できます。また、高速ディスクや SSD の使用は、大容量の画像データ転送時に役立ちます。



インポートできるファイル形式

PhotoModeler Premium では、次のファイル形式の画像がインポートできます。

  • JPEG (.jpg)
  • Tiff (.tif)
  • Windows BMP (.bmp)
  • PC Paintbrush (.pcx)
  • Targa (.tga)
  • Portable Network Graphics (.png)
  • Pict (.pct)
  • Photoshop (.psd)
  • Portable Pixmap (.ppm)
  • Macintosh Paint (.mac)
  • EA Interchange File Format (.iff)
  • CALS Raster (.cal)
  • PhotoCD (.pcd)
  • Silicon Graphics Image (.sgi)
  • Silicon Graphics RGB (.rgb)
  • Jpeg2000 (.jp2/.jpx)
  • MS HDphoto (.hpd/.wdp)

また、PhotoModeler Premium では、次のファイル形式の動画がインポートできます。

  • MOV
  • MP4 (mpeg 4)
  • AVI
  • WMV
  • 3GP
  • MPEG
  • 上記のいずれかを読み込む機能は、ビデオのエンコード方法と、コンピュータに一致するコーデックがあるかどうかによって異なります。 PhotoModeler には、mp4 や mov によく使われる H.264 コーデックが含まれています。

また、(コントロール ポイント、座標系の変換、透視モデルのマッチングなどに使用される) 次の 3D ファイル形式をインポートできます。

  • DXF
  • Wavefront OBJ
  • 3D Studio
  • Raw Text file
  • CSV

さらに、次の 3D ポイントクラウドのファイル形式をインポートできます。

  • LAS
  • STL
  • OBJ
  • PLY
  • BYU
  • FACET
  • DAT
  • TXT


エクスポートできるファイル形式

PhotoModeler、および PhotoModeler Premium では、3D モデルのデータを次のファイル形式でエクスポートできます。

拡張子 ファイルの種類 写真テクスチャのサポート
3ds 3D Studio
3dm Rhino
csv Comma Separated Values
dxf 2D & 3D DXF
fbx Filmbox
igs IGES
kml Google Earth
kmz Google Earth
las ASPRS LAS
ma Maya スクリプト
ms 3D Studio Max スクリプト
obj Wavefront
pts PTS - XYZ スキャン データ
stl Stereo-lithography
svg Scalable Vector Graphics - 2D
txt RAW XYZ 座標
wrl VRML 1 & 2

PhotoModeler Premium では、PhotoModeler Standard で可能なエクスポートに加え、これらのメッシュ固有の形式でポイント クラウドやメッシュ データをエクスポートできます。

拡張子 ファイルの種類 サポートされているエクスポートの種類
byu Brigham Young 三角メッシュ
facet FACET 三角メッシュ
iv Inventor ポイント クラウド、三角メッシュ
ply Polygon 三角メッシュ
stl Stereo-lithography 三角メッシュ
txt RAW ポイント クラウド xyz ポイント クラウド†

[その他のファイルのエクスポート]

アニメーション
PhotoModeler では、3D ビューのアニメーション ビデオを作成できます。これらの動画は、GIF または AVI ファイルとしてエクスポートでき、さらに YouTube に直接アップロードすることもできます。

オルソ画像
PhotoModeler では、オルソ画像 (形状や射影ひずみを除去するために再マッピングされた写真) を作成し、エクスポートできます。これらの写真は、jpg や tif、bmp、pcx、tga、png、pct、psd、iff、cal、sgi、rgb などのファイル形式でエクスポート可能です。


さまざまな数値およびテキスト データ (写真、ポイント、線、カーブ、サーフェスなど) の表もスペース区切り、タブ区切り、またはコンマ区切りテキスト ファイル (txt、csv) としてエクスポートできます。

PDF
内部プロジェクトのドキュメントやクライアントとの共有のため、さまざまな設定オプションを備えた PDF レポートを生成できます。※ この機能は PhotoModeler Premium のみで提供されています。

API/プログラミング
Windows の標準 DDE インターフェイスを介して、外部アプリケーションから PhotoModeler にアクセスできます。DDE インターフェイスは、プログラムの制御、データのインポート/エクスポート機能の両方を提供します。詳細は、ヘルプ ファイルをご参照ください。

※ PhotoModeler Premium では、PhotoModeler Standard で可能なエクスポートに加え、これらのメッシュ固有の形式でポイント クラウドやメッシュ データをエクスポートできます。

※ すべてのファイル形式が PhotoModeler のすべてのエンティティ タイプをサポートしているわけではありません。

† ポイント形式の写真テクスチャは、元の写真からの各ポイントの RGB カラー モデルとしてエクスポートできます。



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