TestComplete - 技術情報

 

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Region Checkpoint の利用方法について

 

■ 機能の目的

テスト中に任意の箇所でスクリーンショットを取得し、予め用意した期待値の画像とピクセルおよびカラーによる比較検証を行います。

目視で識別しづらい画面上の差異についてチェックを行うことができます。

■ 設定方法

  1. キーワードテストの場合、対象の画像を表示した状態で、[Operations] - [Checkpoints] 内に、"Region Checkpoint" がありますので、テストシナリオの任意の箇所にドラッグしてください。

  2. Create Region Checkpoint のダイアログが表示されますので、比較する範囲を指定します。

    各機能の説明

    • Drag the target to point to the object
      ドラッグした先のオブジェクトを比較対象として登録します。

    • Point and fix
      ドラッグ操作で指定できない箇所(例:クリック後に表示されるメニューなど)を比較対象にされる場合は、こちらを使用します。比較対象が赤枠で囲われた状態で、キーボードの Shift + Ctrl + A を押下することで、比較対象の範囲を登録します。

    • Select window region
      オブジェクトに関係なく、任意の範囲をキャプチャーして登録します。

    任意の方法でスクリーンショットを取得して、[次へ(N)] ボタンをクリックします。

  3. 二つ目のステップでは、ピクセルとカラーのしきい値を設定できます。
    どちらも 0 の場合は完全一致の条件となります。

    また、画像のマスクの設定が行えます。
    取得した画像内で、一部の領域を除外する際にこの機能を利用します。

    範囲を指定して除外する場合、 のいずれかを選択して画像の任意の範囲を選択します。次に ボタンを選択することで、選択した範囲が切り取られます。
    (切り取った範囲を元に戻す場合は、除外された範囲を再度指定し、 ボタンをクリックします。)

  4. 設定が完了すると、シナリオ内に Region Checkpoint が追加されます。

    キャプチャーした画像は、左のツリーの [Stores] - [Regions] 内でご確認いただけます。

    ※ 画像ファイルとしても TestComplete のプロジェクト内に保存されます。

    テストを実行後、比較対象の画像に差異が生じた場合、下記のイメージのように、期待値(Expected Image)と、結果値(Actual Image)が表示され、Actual Image の下の、"View Comparison Result" ボタンをクリックすることで、異なる箇所が赤色で表示され、差分を確認できます。

 

スクリプトで記述する場合は、以下のオンライン ヘルプをご参照ください。
https://support.smartbear.com/viewarticle/55630/

 

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