テクニカル ドキュメント #2



Doc ID: 2
製品: WinDriver
Version:  10.31 およびそれ以降

Windows でレガシー PCI のコンフィグレーション スペースの read/write を有効にして PCI デバイスを識別する

WinDriver バージョン 6.20 では、Windows の PCI コンフィグレーション スペースの read/write メソッドをアップグレードし、より高度なメソッドになりました。稀に、このメソッドは PCI デバイスの識別に失敗するケースがあります。この問題を解決するために、WinDriver バージョン 10.31 から、以下の対応を行うことで、レガシー PCI のコンフィグレーション スペースの read/write メソッドを使用できます:
  1. WinDriver のドライバ INF ファイル (デフォルトでは、windrvr6.inf) の PciCfgRwCompat レジストリ キーのフラグを 1 に設定:
    HKR, Parameters, PciCfgRwCompat, 0x00010001, 1

    WinDriver バージョン 11.10 から、ドライバ INF ファイルでは同様の行を含むので (PciCfgRwCompat フラグを 0 に設定する)、既存の行のフラグを値を 1 に変更するだけです。

  2. コマンドライン プロンプトを開き、WinDriver\util\wdreg ディレクトリ ("WinDriver" が、WinDriver をインストールしたディレクトリのパスになります) から以下のコマンドを実行することで、ドライバを再インストールします:
    $ wdreg -inf uninstall
    $ wdreg -inf uninstall
    $ wdreg -inf install
    $ wdreg -inf install