テクニカル ドキュメント #80



Doc ID: 80
製品: WinDriver
Version:  6.23 and below

PLX 9050 カードを使用してますが、WinDriver の PLX 9050 診断ユーティリティでカードのメモリにアクセスできません。P9050_Read/WriteXXX() 関数を使用してます。

WinDriver のサンプル P9050_Read/WriteXXX() 関数を使用する際には、P9050_LIB.C ファイルで re-map (再マップ) レジスタの値を設定する必要があります (これは、ハードウェアに依存します)。wait-states (待機状態) を正確に設定していない場合、カードがハングする可能性があります。

多くの開発者はこの関数を気にせず、EEPROM の初期 (コンピュータを ON するとき) で re-map (再マップ) レジスタを設定します。そのため、WinDriver v3.03 以降、PLX 9050 に新しい関数を追加しました。この関数は、re-map (再マップ) レジスタを変更せずに PLX 9050 カードのアドレスにアクセスします。これらの関数は、P9050_ReadSpaceByte() 関数と同義です。WinDriver v3.03 またはそれ以降を使用する際には、WinDriver の PLX 9050 診断ユーティリティのメイン メニューから "Access local address ranges on the board" を選択する代わりに、"Access address spaces on the board" を選択することによって、これらの関数を使用することができます。
このオプションは、"regular" P9050_ReadByte() (または同等) 関数を使用する代わりに、P9050_ReadSpaceByte() 関数とその同等の Read/Write Space 関数を使用します。

WinDriver を使用せず、低レベルのアクセス (DriverWizard と PLX-MON のような) を使用して、re-map (再マップ) レジスタを設定する場合、 Read/Write Space 関数 (P9050_ReadSpaceByte() を呼んでください)。