
スズキ・オーストラリアは、日本に本社を置く自動車メーカーであるスズキ株式会社の子会社です。同社では、iSpring を活用して、各販売店の技術スタッフ向けの研修プログラムを作成、提供しています。
スズキ・オーストラリアの全国研修インストラクターである Russell Dixon 氏は、iSpring がどのようにして、スズキ・オーストラリアの研修を 24 時間 365 日いつでも利用しやすく、責任あるものにし、同時にコスト削減にも貢献したかについて語りました。

スズキ・オーストラリアについて – 導入の背景
当社は、スズキの自動車、オートバイ、船舶用エンジン、および関連するスペアパーツの輸入と販売を行っています。乗用車およびオートバイの全国研修インストラクターとして、私はディーラーの技術スタッフ、すなわちサービス アドバイザー、サービス マネージャー、スペアパーツ マネージャー、その他の技術スタッフへの研修を担当しています。
オーストラリアには 115 のオートバイ ディーラーと 96 の自動車ディーラーがあり、これらには新モデルの技術やサービス手順に関する研修を必要とする約 260 名の技術者が在籍しています。
新型モデルに関するディーラー向けの技術・販売研修は、技術者研修の一環です。コロナ禍以前は、主に対面式の研修を実施していました。新製品が発売されるたびに、私は日本へ赴き、研修内容の更新を受けていました。また、PowerPoint のプレゼンテーション資料やその他の研修資料も提供されていました。
これらのプレゼンテーション資料こそが、私たちが iSpring を導入したきっかけでした。当時、私たちは PowerPoint をオンライン対応の形式に変換するツールを探していたところ、日本の同僚の一人が、PowerPoint から Flash や HTML5 への変換に iSpring Suite を使用していると教えてくれました。私たちはすぐにそのツールキットを購入しました。
iSpring の変換機能に加え、ナレーションの録音、スライドへのメモの追加、インタラクティブなクイズの作成など、その高度なオーサリング機能にも大変感銘を受けました。

課題:研修の受講状況を管理者が把握できる仕組みの構築
以前は iSpring で変換したプレゼンテーションをエクストラネット プラットフォームにアップロードしていました。これには、オンライン研修という点で次のような欠点がありました:
– コンテンツ構造がない
– 評価機能がない
– レポート機能がない
その結果、受講者がわざわざ完了したアンケートを送信してくれない限り、研修修了の通知を受け取ることはできませんでした。研修の受講状況を手作業で記録する手間が必要でした。受講者が学習モジュールを完了してもアンケートを提出しなければ、私がそれを把握する手段はありませんでした。
対面研修の場合は、研修コースへの出席状況をもとにディーラーの参加状況や習熟度を報告できたため、これは簡単でした。ディーラー向けオンライン研修では、ディーラー ネットワークが新しい技術に遅れを取らないようにするために、迅速かつ効率的なレポート機能が必要でした。
当然のことながら、学習管理システムが必要でした。また、すでに iSpring Suite を利用しており、そのツールキットに完全に満足していたため、iSpring の LMS である iSpring LMS を選択しました。これは、私たちがすでに導入していたシステムの自然な拡張でした。

解決策:iSpring LMS を活用し、受講必須の研修を提供
私が提供している技術研修は、経営や人事向けのプログラムとは大きく異なります。新しい技術が登場するにつれ、新しいシステムの操作や機能に加え、不具合が発生した際の診断方法についても学ぶ必要があります。
これを実現するためには、技術研修において実践的な演習を行い、受講者の不安を取り除き、新しい技術に対する自信を身につけてもらうことが不可欠です。技術者向けの研修は、一般的に理論が 50 %、実践が 50 % の割合で構成されています。
私が当初 iSpring LMS を導入した理由は、前提となる研修を実施するためでした。例えば、「スズキ入門」研修コースは、情報中心の内容であるため、LMS に非常に適しています。このコースでは、スズキの全モデル、エンジン、安全機能などについて網羅的に扱っています。従業員には 1 日でオンラインで情報を学習してもらい、対面での研修では実践演習により多くの時間を割くことができます。

これが、新型コロナ ウイルスのパンデミック以前の運用方法でした。現在、国内外の出張が制限されているため、オンライン研修のみに頼らざるを得ません。現在、研修を実施する唯一の手段が LMS であるため、当社にとって LMS の導入は明らかに有益です。
以下に、当社が最も有益だと感じている iSpring LMS の機能のいくつかを挙げます:
グループ管理と受講者の割り当て
iSpring LMS を使って、組織構造をオンライン上で再現することができました。iSpring プラットフォーム上で、「スズキ本社」、「乗用車ディーラー」、「二輪車ディーラー」という 3 つの主要部門を作成しました。各販売店は、その下部組織となっています。
また、従業員を「乗用車整備士」、「二輪車整備士」、「サービスマネージャー」などの役割ごとにグループ分けしました。例えば、新型二輪車モデルに関するコースを公開する際、すべての二輪車整備士に一度に素早く割り当てることができます。

レポート機能
iSpring のレポート機能は、購入を決定する際に私たちにとって最も重要な機能の一つでした。iSpring の最大の利点は、従業員グループごとにレポートを作成できることです。例えば、スペア パーツ担当のスタッフを対象に、彼らの業績状況を確認することができます。

教材カタログ
技術者向け研修プログラムの大部分は、カタログに保存されています。新規登録された自動車またはオートバイの技術者は、プラットフォームにログインすることで、ほとんどの研修プログラムに 24 時間 365 日アクセスできます。さらに、ナレッジベースを活用して、参考資料のダウンロードを可能にしています。

カスタマイズ可能なインターフェース
iSpring LMS のインターフェースを、スズキの企業スタイルに合わせてカスタマイズいたしました。プラットフォーム上には、バナーやアイコンを配置できる箇所が多数あり、企業らしいプロフェッショナルな印象に仕上げることができます。

柔軟な料金プラン
iSpring LMS の導入を最終的に決定する前、私たちは別の LMS プロバイダーとの提携も検討していました。そのプロバイダーの料金体系は登録ユーザー数に基づいていたため、見積額は iSpring のものよりもかなり高額でした。
一方、iSpring はより柔軟な価格モデルを採用しており、登録者数ではなく、特定の月に少なくとも 1 回アカウントにログインしたアクティブ ユーザー数に基づいて課金されます。オーサリング ツールキットや LMS を含む iSpring のソリューション全体の費用は、年間約 5,000~6,000 オーストラリアドルでした。
導入効果
2020 年 8 月、スズキは「DL1050 V-Strom」という新型アドベンチャー バイクを発売しました。これが、iSpring LMS をその機能を最大限に活用して導入した初めての事例となりました。技術研修と販売研修の両方をプラットフォームにアップロードし、登録済みの各ディーラーのバイク担当スタッフに研修を割り当てました。
毎週レポートを作成し、どのディーラーが研修を修了したかを確認しました。研修を修了していないディーラーには、バイクの納車を行いませんでした。当社の研修史上初めて、販売スタッフや整備士を含む対象となるスズキ正規ディーラーの従業員全員が、必須の研修モジュールを100 %修了したと言える結果となりました。
それ以来、さらに多くのプログラムをアップロードし、自動車部門にもこのプラットフォームを展開しました。現在、当社の iSpring LMS プラットフォームには 553 人の登録ユーザーと 14 のコースがあります。COVID-19 関連の規制が解除されれば、iSpring を活用したオンラインでの必須研修と、ディーラーでの技術者向け実地実習を組み合わせた「ブレンデッド ラーニング」の研修モデルに、再び戻れることを期待しています。
まとめ
スズキ・オーストラリアは、iSpring Suite と iSpring LMS を活用し、販売店向け研修のオンライン化と一元管理を実現しました。受講者への研修の割り当てや学習状況の可視化、レポート機能を活用することで、研修の実施状況を把握しやすい環境を整えています。
エクセルソフト株式会社は、iSpring Solutions 社の LMS 製品を取り扱い、企業の研修運用や学習管理の効率化を支援しています。iSpring LMS の導入を通じて、受講管理、進捗確認、学習効果の可視化を実現し、組織の人材育成をサポートします。
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本記事は、iSpring Solutions 社が提供している以下の記事から抜粋・転載したものです。
https://www.ispring.com/knowledge-hub/suzuki-australia-we-trained-all-of-our-selling-dealers-thanks-to-ispring
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