本資料は、インテルのウェブサイトで公開されている「Intel® oneAPI DPC++/C++ Compiler Release Notes」の日本語参考訳です。原文は更新される可能性があります。原文と翻訳文の内容が異なる場合は原文を優先してください。
このページには、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー 2026 のリリースノートとシステム要件が含まれています。メジャーバージョンごとに最新のノートから順にリストされており、各バージョンのセクションに個々のリリースの情報が記載されています。
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーは、インテル® oneAPI ツールキットの一部として入手できます。
インテル® oneAPI ツールキットまたはその他の oneAPI ツールキットのサポートサービスが有効な場合は、インテル® レジストレーション・センター (英語) にログインし、製品を選択してインストーラーをダウンロードできます。アカウントの作成および製品の登録が必要な場合があります。詳細は、製品登録とサインアップ FAQ (英語) を参照してください。
注: Linux でインテル® Fortran コンパイラー (ifx) を個別にインストールした場合は、互換性の問題を回避するため、icx を最新バージョンにアップグレードする際に、ifx も icx と同じバージョンにアップグレードしてください。ifx の最新バージョンは https://www.intel.com/content/www/us/en/developer/tools/oneapi/fortran-compiler-download.html (英語) からダウンロードできます。
リリースバージョン
リリース日
2026.0
2026年4月29日
need_device_ptr に対するフォールバック制御の追加と、非 SIMD ホスト並列ループのスカラーに対する新しいスキャンのサポートにより、ホストとオフロード実行の予測可能性が向上し、より堅牢になるとともに、ヘテロジニアス・ワークロードにおける正当性が向上しました。target variant dispatch やサブデバイスのサポートを削除することにより、より洗練された、将来も通用するプログラミング・モデルを実現しました。開発が簡素化され、最新の SYCL およびオフロードのベスト・プラクティスとの整合性が向上します。コンパイラーの IDE 拡張機能に Microsoft Visual Studio 2026 のサポートを追加しました (C++、DPCPP)。この機能は 2025.3.1 パッチリリースで追加され、2026.0.0 リリースにも含まれています。ユーザーは、既存のワークフローを変更することなく、引き続き利用できます。
-xapxf、-xavx10.1、-xavx10.2 を含む新しい ISA およびマイクロアーキテクチャー・ターゲット・オプション、Nova Lake✝ および Wildcat Lake✝ 固有のオプション (-xNOVALAKE、-march=novalake、Windows の /Qx および /arch) のサポートの追加により、今後登場予定のインテル® プロセッサーでのパフォーマンス・チューニングやプラットフォームに対応します。ループ最適化の細かな制御: 新しいコンパイラー・オプションにより、個々のループ変換を有効または無効にできます。
-f[no]-loop-interchange-f[no]-loop-blocking-f[no]-loop-collapsing-f[no]-loop-distribution-f[no]-loop-fusion-f[no]-loop-predicate-optimization=[enable|disable|aggressive]-f[no]-loop-multiversioning-f[no]-loop-unroll-and-jam-f[no]-loop-scalar-replacement または -scalar-rep (ICC のレガシーオプション)最適化レポートの制限: 最適化レポートを 1 つ以上の指定した関数に制限する -qopt-report-routine (Linux) および /Qopt-report-routine (Windows) オプションを追加しました。
1 つの関数名またはカンマ区切りのリストを引数として指定できます。名前のマッチングは部分文字列ベースで (たとえば、=test は test、test1、mytest と一致)、-[qQ]opt-report-names の mangled/unmangled 設定を考慮します。フィルターと一致しない関数は除外されます。インライン展開レポートは選択した関数にインライン展開される関数のみカバーします。この機能は、開発者が特定の関数の大きな最適化レポートで関数を絞り込んで表示できるように支援します。
使用例:
Linux
icpx -O3 -qopt-report-names=unmangled -qopt-report-routine=foo,bar,baz myfoo.cpp
icpx -O3 -qopt-report-names=mangled -qopt-report-routine=_Z3foov myfoo.cpp
Windows
icx /O3 /Qopt-report-names:unmangled /Qopt-report-routine:foo,bar,baz myfoo.cpp
icx /O3 /Qopt-report-names:mangled /qopt-report-routine:_Z3foov myfoo.cpp
prefer_type 構文のサポートを追加しました。need_device_ptr の OpenMP 6.1 フォールバック指定子 fb_nullify および fb_preserveのサポートを追加しました。scan のサポートを追加しました。SYCL 標準とコア言語
sycl_khr_includes のプロトタイプ実装を導入しました。sycl_khr_group_interface を有効化しました (__DPCPP_ENABLE_UNFINISHED_KHR_EXTENSIONS は不要)。<sycl/sycl.hpp> をインクルードしたときのコンパイル時のオーバーヘッドを削減するため、SYCL ヘッダーを簡素化しました。ext_oneapi_native_assert アスペクトを報告しないデバイスのフォールバック・アサーションを削除しました。oneAPI SYCL 拡張
sycl_ext_oneapi_platform_device_index を追加しました。sycl_ext_oneapi_device_is_integrated_gpu を追加しました。platform::get_devices の動作を改善しました。sycl_ext_oneapi_device_wait を追加しました。sycl_ext_oneapi_device_default_context を追加しました。sycl_ext_oneapi_submit_barrier のパフォーマンスを向上しました。sycl_ext_oneapi_usm_shortcuts を追加しました。sycl_ext_oneapi_inter_process_communication によりプロセス間で通信可能なメモリーのサポートを追加しました。sycl_ext_oneapi_enqueue_functions で USM のプリフェッチ方向の制御 (ホストからデバイス、デバイスからホスト) を追加しました。sycl_ext_oneapi_clock を追加しました。SYCL グラフ
single_task を含む、ハンドラーなしのグラフ送信とハンドラーなしのカーネル送信を追加しました。sycl_ext_oneapi_work_group_scratch_memory によるグラフノード内のワークグループ・スクラッチ・メモリー・サイズ制御を追加しました。この機能は、グラフ・キャプチャーしたカーネルでスクラッチメモリーを効率良く使用できるように、PyTorch コミュニティーからのリクエストを受けて実装したものです。modifiable_command_graph コンストラクターを追加しました。SYCL フリー関数カーネル
sycl_ext_oneapi_work_group_scratch_memory の使用を有効にしました。info::kernel::num_args を実装しました。SYCL ランタイムとパフォーマンス
SYCLBIN とビルド・ワークフロー
数学ライブラリーと数値計算
bfloat16 で tanh のサポートを追加しました。sigmoid デバイス数学関数を追加しました。bfloat16 に std::hash と std::numeric_limits の特殊化を追加しました。デバッグとツール
sycl::handler の GDB デバッグ情報を更新しました。--persistent-auto-pch および --auto-pch オプションを導入しました。INTEL_PROFILE_DIR 環境変数を導入しました。-qmkl、-qtbb、またはその両方と -fsycl を指定してコンパイルするとき、コンパイラーはデフォルトで lmkl_intel_lp64 をリンクするようになりました。SYCL ランタイムは引き続き SYCL 固有の oneMKL ライブラリーとリンクします。この変更により、ホストとデバイスのコードパス間の一貫性が向上します。kernel_bundle の使用後移動、Windows ライブラリー/ランタイムのアンロードの問題を修正しました。enum カーネル引数、早期カーネル/プログラムリリース、動的ライブラリー依存関係を含む AOT コンパイルにより引き起こされるクラッシュを解決しました (-fsycl-allow-device-image-dependencies)。tanh 集計エラーなど)。重要: このリリースには ABI/API の重大な変更が含まれます。
sycl::vec の実装が新しくなったため、バイナリー互換性は維持されていません。sycl::handler でエクスポートされるシンボルを削減しました。sycl::device と sycl::context パラメーターを削除することにより interop_handle コンストラクターを簡素化しました。これらの重大な変更に対応するための移行ガイダンスは、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー 2026.0 における SYCL の重大な変更 (英語) を参照してください。
-fsycl-device-lib-fsycl-device-lib-jit-linktarget variant dispatch 構造subdevice 節make_queue() には正しい順序の ze_command_list_handle_t のみ指定できます。G、VL など) は、ユーザー定義マクロと競合することがあります。-O0-O0 オプションを指定してコンパイルした場合でも、常に最適化されます。注: マイナーリリース (2026.1 など) は、ベースのメジャーリリース (2026.0) からすべての OS 要件を自動的に継承します。(+) はそのマイナーリリースで追加された OS、(–) はそのマイナーリリースで削除された OS を示します。アスタリスク (**) は非推奨を示します。その他の OS は変更なしで、重複して記載していません。
16GB (推奨) (CPU および GPU 開発)
注: インストール中、ダウンロードとインストールの中間ファイルを管理するため、インストーラーは追加で最大 6GB の一時ディスクストレージを必要とする場合があります。
次のインテル® 64 アーキテクチャー・ベースのシステムは、ホスト・プラットフォームとターゲット・プラットフォームの両方としてサポートされています。
注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラム (英語) でサポートを受けることができます。商用サポート (英語) を利用可能な場合は、サポートチケットを作成してください。
CPU
GPU
CPU
Microsoft Windows 10、11
Microsoft Windows Server 2019、2022、2025
GPU
Linux ドライバー
インテル® oneAPI 2026.0 でサポートされているドライバーのバージョン
インテル® データセンター GPU:
インテル® クライアント GPU:
Windows ドライバー
Windows で GPU 使用状況イベントとプロセッサー・グラフィックス・ハードウェア・イベントを収集するには、最新のドライバーが必要です。インテルのサポートにリクエストするか、ここからダウンロード (英語) してください。
DPC++ アプリケーションをコンパイルするための要件: パフォーマンス解析に必要なデバッグ情報を利用するには、-gline-tables-only および -fdebug-info-for-profiling オプションを使用して DPC++ アプリケーションをコンパイルする必要があります。
Windows インテル® グラフィックス・ドライバー
ドライバーをインストールするには、次の手順に従ってください。
インテルの最適化機能は、インテルのコンパイラーまたはその他のインテル製品を対象としたものであり、他社製品に同等の最適化を行えないことがあります。
インテルのテクノロジーを使用するには、対応したハードウェア、ソフトウェア、またはサービスの有効化が必要となる場合があります。
絶対的なセキュリティーを提供できる製品またはコンポーネントはありません。
実際の費用と結果は異なる場合があります。
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✝開発コード名
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性能は、使用状況、構成、その他の要因によって異なります。詳細については、https://www.intel.com/PerformanceIndex/ (英語) を参照してください。