インテル® Fortran コンパイラー

インテル® アーキテクチャー向けに設計された最適化されたコードを使用して、将来に向けてスケーラブルなアプリケーションの構築を支援するコンパイラーです。

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関連情報
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信頼性の高いアプリケーション・パフォーマンスの歴史を誇るインテル® Fortran コンパイラー

ハイパフォーマンス・コンピューティングに最適化されたインテル oneAPI ベース & HPC ツールキット

インテル® Fortran コンパイラーは、インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーおよびインテル® Core™ プロセッサーの組み込みテクノロジーを活用し、業界標準をサポートする最適化されたコードを生成してきた長い歴史に基づいて構築されています。インテルの進化する多様なアーキテクチャーとの整合性を保ちながら、CPU だけでなく GPU もサポートします。

詳細・新機能 技術情報

コンパイラーを利用する

インテル ® Fortran コンパイラーは、さまざまな最適化向けコンポーネントを含むスイート製品にて提供されています。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

バージョン 2023 新機能

主に以下の機能をご利用いただけます。詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。

  • Co-Array の実装により、MPI や OpenMP* などの外部 API が不要になります。また、OpenMP* オフロード機能を拡張し、DO CONCURRENT GPU オフロードを追加して、ソースレベルのデバッグでの最適化を向上します。
  • ifx は Fortran 2018 に完全準拠し、ifort と同等の機能が備わりました (Update 1)。
  • OpenMP* 5.1 の新しい機能が追加されました。
    • DEPEND 句におけるイテレーターのサポートが追加されました (Update 1)。
    • ASSUMES ディレクティブは、現在のコンパイル単位と、手続きの呼び出しによって到達できるすべてのコードについて、オプティマイザーにヒントを提供します (Update 1)。
    • ERROR ディレクティブは、コンパイラーやランタイムシステムにエラー状態を処理させます (Update 1)。
    • NOTHING ディレクティブは、条件付きでコンパイルされたコードや条件付きの OpenMP* コードにおいて、ドキュメントの明確性を提供します。プログラムのセマンティクスや実行に影響を与えることはありません (Update 1)。

複数のハードウェア・ターゲット間でコードを再利用

  • 開発の生産性: カスタムのチューニングを可能にしながらも、単一のソースコードを介して CPU と GPU の両方をターゲット
  • 言語標準のサポート: 幅広い Fortran 言語標準をサポート
  • 業界標準のサポート: OpenMP* 4.5、および GPU オフロード向けに初期 OpenMP⋆ 5.0 と 5.1 をサポート
  • 信頼できるテクノロジー: 実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーにおけるインテル社のリーダーシップを活用

ビルトイン・パフォーマンス

  • マルチコア、SIMD (Single Instruction, Multiple Data) ベクトル化、および OpenMP*、自動並列処理、Co-Array を備えたマルチプロセッサー・システムを活用
  • 自動プロセッサーのディスパッチ機能でコードを最適化

開発環境の柔軟性

コマンドラインまたはサポートされている IDE でコンパイラーを使用できます。

  • Microsoft Visual Studio* (Windows* のみ)
  • Eclipse* C/C++ 開発ツール (CDT) (Linux* のみ)

ベンチマーク

本ページに、ドキュメント一覧が表示されない場合は、ご利用のブラウザの JavaScript を ON にしていただくか、 こちらのドキュメント・ページをご覧ください。
インテル® コンパイラー・クラシックの仕様/動作環境については、こちらをご確認ください。

ハードウェア

CPU
  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・パフォーマンス・プロセッサー
アクセラレーター (ifx のみ)
  • 第 9 世代インテル® インテグレーテッド・グラフィックス以降
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (PVC)
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (ATS-M)
  • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
  • インテル® Iris® Xe MAX (iGPU)
RAM
  • 8GB
    ※ すべての機能をインストールするには 14GB の空き容量が必要です。

ソフトウェア


インテル® Fortran コンパイラーは、インテル® oneAPI HPC ツールキットに同梱されています。その他のソフトウェア開発ツールを使用する場合、インテル® oneAPI ベース・ツールキットのインストールを推奨します。

注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラムでサポートを受けることができます。商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成いただくか、エクセルソフト株式会社までお問い合わせください。


Linux*
  • Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x
  • Ubuntu* 20.04 LTS、22.04
  • Fedora* 36、37
  • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP3、SP4
  • Debian* 9.0、10.0、11.0
  • Amazon* Linux* 2、2022
  • Rocky Linux* 8、9
  • WSL 2
  • インテルのアクセラレーター (GPU) を使用した OpenMP* ターゲット (ifx のみ)
    • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (PVC)
      • Red Hat* Enterprise Linux* 8.6
      • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4
      • Ubuntu* 22.04
    • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (ATS-M)
      • Red Hat* Enterprise Linux* 8.6
      • Ubuntu* 22.04
    • インテル® Arc™ グラフィックス (dGPU)
      • Ubuntu* 22.04
    • インテル® Iris® Xe グラフィックス (iGPU)
      • SUSE* Linux* Enterprise Server (SLES)* 15 SP4
      • Ubuntu* 20.04、22.04
    • OpenCL およびレベルゼロのグラフィックス・ドライバーをインストールする必要があります。
      • Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー
        こちらの記事からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。
  • 共通: gcc、g++ および関連した Linux* 開発ツールがインストールされている必要があります。
Windows*
  • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 10
  • Microsoft* Windows* Pro および Enterprise 11
  • Microsoft* Windows* Server 2019
  • Microsoft* Windows* Server 2022
  • 共通: Windows* 上でインテル® Fortran コンパイラーを使用するには、Microsoft* Visual Studio* (「C++ によるデスクトップ開発」コンポーネント) がインストールされている必要があります。
  • 既知の問題 (インテル® oneAPI ツールキット バージョン 2022.2 時点): Microsoft* Visual Studio* 2022 バージョン 17.2 では、Visual Studio* への統合が機能しません。最新情報はコミュニティー・フォーラムの該当スレッド (英語) をご参照ください。
  • 既知の問題: 以下に表示する Microsoft* Visual Studio* のバージョン (更新プログラム) がインストールされたコンピューターでは、インテル® oneAPI ツールキット バージョン 2022.1.3 以前、およびインテル® Parallel Studio XE (任意のバージョンとエディション) のインストールやアンインストールは、実行中に強制終了され、機能しません。これによって、より新しいバージョンのインテル® oneAPI ツールキットのインストールが妨げられます。

    • Microsoft* Visual Studio* 2022 バージョン 17.1 以降 / 17.0.8 (LTSC 17.0 チャネル、2022年4月の更新プログラム) およびそれ以降
    • Microsoft* Visual Studio* 2019 バージョン 16.11.26 (2023年4月の更新プログラム) およびそれ以降
    • Microsoft* Visual Studio* 2017 バージョン 15.9.54 (2023年4月の更新プログラム) およびそれ以降

    対応方法は、次のインテルのウェブページをご参照ください。
    インテル® oneAPI ツールキットのインストールにおける Microsoft* Visual Studio* 2022 に関連した既知の問題 (英語)

macOS*

注: macOS* のサポートはインテル® oneAPI ツールキット バージョン 2023.1 のリリースで非推奨とされました。次期メジャーバージョンである 2024.0 で廃止される予定です。

  • macOS* 12.0 Monterey
  • macOS* 13.0 Ventura
  • 注: インテル® oneAPI ツールキットでは、インテル® プロセッサーを搭載した Mac* コンピューターのみサポートします。

  • Xcode への Fortran 統合

    インテル® Fortran コンパイラーに搭載されていた Xcode 統合機能は削除されました。コマンドライン・インターフェイスの機能は、引き続き提供されます。

    Xcode のインストールは引き続き推奨されますが、コマンドラインのコンパイラーには Xcode のコマンドライン・ツールが必要です。ターミナルで以下のコマンドを入力することで、Xcode Command Line Tool のみをインストールできます。

    xcode-select --install
  • コマンドライン向け Xcode
    • Xcode 11 はコマンドライン・ツールでのみ使用できます。Xcode への Fortran 統合機能は削除されました。
    • Xcode 12 と Xcode 13 はコマンドライン・ツールでのみ使用できます。
      • Xcode への Fortran 統合機能は削除されました。
      • Xcode 12.0、Xcode 12.1、または Xcode 12.2 へリンクする際、いくつかのライブラリーが見つからないことがあります。
        • 回避策

          Xcode をインストールし、以下のコマンドを実行します。

          sudo xcode-select -s /Applications/Xcode.app/Contents/Developer

          以下のコマンドを実行し、ライセンスを許諾します (実行済みの場合は必要ありません)。

          sudo xcodebuild -license
  • その他の macOS* 情報
    • macOS* 向けのインテル® oneAPI ツールキットを使用してすべての機能と最適化されたパフォーマンスを最大限に引き出すには、インテル® oneAPI ベース・ツールキットとインテル® oneAPI HPC ツールキットを両方インストールすることを推奨します。これらのツールキットを両方ダウンロードおよびインストールすることで、利用可能なすべてのインテルのパフォーマンス・ライブラリーを入手できます。
    • macOS* では、OpenMP* ターゲットはサポートされていません (例: ifx は macOS* で使用できません)

お知らせ

2023年5月2日より、インテル® oneAPI ツールキットについて、Fortran 言語ユーザー向けにサポート対象を限定 (※) することで、お求めやすい価格で購入いただけるサポート製品を販売しております。

「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」でサポートされるコンポーネント:

  • インテル® Fortran コンパイラー
  • インテル® (Visual) Fortran コンパイラー・クラシック
  • インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL)

※ インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (シングルノード) の一部です。コンポーネントの一覧は、こちらのページをご覧ください。

インテル® oneAPI Fortran プロモーション製品による有効なサポートサービスをお持ちの場合は、「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」の SSR (サポートサービス更新) 製品により、サポートサービスの期間を更新できます。

2022年12月19日、インテル® oneAPI 2023 の販売を開始します。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2023 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

インテル® oneAPI 2023 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 23.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 23.0 の英語版が含まれます。

技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

インテル® oneAPI ツールキット製品の新バージョン 2022 について、Fortran 言語ユーザー向けにサポート対象を限定 (※) することでお得な価格で購入いただけるプロモーション製品を販売いたします。

サポートされるコンポーネント:

  • インテル® Fortran コンパイラー
  • インテル® ディストリビューションの Python
  • インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL)

※ インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット (シングルノード) の一部です。コンポーネントの一覧は、こちらのページをご覧ください。


2023年5月2日より、インテル® oneAPI Fortran プロモーション製品に代わって、インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス製品を、よりお求めやすい価格で提供しています。

すでにインテル® oneAPI Fortran プロモーション製品による有効なサポートサービスをお持ちの場合は、「インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス」の SSR (サポートサービス更新) 製品により、サポートサービスの期間を更新できます。

2021年 12月 23日、インテル® oneAPI 2022 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2022 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2021年 12月 23日に提供が開始されたインテル® oneAPI 2022 の初期リリースには、最新のインテル® DPC++/C++ コンパイラー 22.0 およびインテル® Fortran コンパイラー 22.0 の英語版が含まれます。日本語版のインテル® コンパイラーをご利用いただく場合、インテル® Parallel Studio XE 製品を引き続きご使用ください。

技術サポートが提供される対象バージョンは製品ごとに異なりますので、サポート対象のバージョンに関する記載をご確認ください。

FAQ

本ページの「技術情報」タブのリリースノートをご覧ください。

インテル® Fortran コンパイラーは、インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットに含まれています。詳細は、インテル® oneAPI 製品ページを参照してください。

本ページの「製品機能」タブ、および「技術情報」タブの各種ドキュメントをご覧ください。

いいえ、単体販売はしておりません。

サポートが必要な場合は、インテル® Fortran コンパイラー向けサポートサービス製品、またはインテル® Fortran コンパイラーを同梱するインテル® oneAPI 製品の購入をご検討ください。

» スイート製品に同梱される 製品・機能一覧はこちら

いいえ、インテル® oneAPI 製品に同梱されるインテル® Fortran コンパイラーは英語版のみです。
日本語版のコンパイラーは、従来製品であるインテル® Parallel Studio XE for Windows/Linux に同梱されるインテル® コンパイラー向けにのみ提供されます。

最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。

» 製品登録 & ダウンロード