HPC/AI アプリケーションの最適化および高速化、マルチアーキテクチャー・プログラミングを支援!

インテル® ソフトウェア開発ツール

統合プログラミング・モデルのオープン仕様「oneAPI」に基づいた包括的なプログラミング手段を提供します。


インテル® ソフトウェア開発ツールとは?

統一されたクロスアーキテクチャー・プログラミング・モデル oneAPI

現在のデータセントリックなワークロードを効率良く処理させるためには、GPU や FPGA など演算アクセラレーターを用いることが一般的になっています。

インテル® ソフトウェア開発ツールは、Unified Acceleration (UXL) Foundation が管理する、アクセラレーター向け統合プログラミング・モデルのオープン仕様 oneAPI に基づいて、インテルが提供する現在と将来の CPU、GPU、FPGA のそれぞれに最大限のパフォーマンスを発揮させるための包括的なプログラミング手段を提供します。

C++ 言語と SYCL* および対応ライブラリーによって新しいコードを直接プログラミングできるのみならず、Fortran、C/C++、OpenMP*、MPI、Python* といった既存の標準的な手段やツールによるコードを引き続き利用して、Windows* および Linux* の各 OS 向けに高性能なアプリケーションを開発できます。

「インテル® oneAPI ベース・ツールキット」には、oneAPI に基づいて、単一のコードで複数種類のアクセラレーターに対応できる SYCL* と C++ のコンパイラー、oneAPI ライブラリー、CUDA* から SYCL* へのコード移行ツール、およびインテルのアーキテクチャーにおける性能解析ツールなどが含まれます。

詳細・新機能 技術情報

インテル® oneAPI ベース・ツールキットの他にも、開発用途に応じて 3 種類のアドオンを組み合わせた構成のツールキットをご利用いただけます。

インテル® oneAPI ベース・ツールキット データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリー
インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット ベース・ツールキットに同梱されるツール + C/C++、Fortran コンパイラーおよび MPI 開発ツール
インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキット ベース・ツールキットに同梱されるツール + レンダリング・ライブラリー

ライセンス

開発者数サポート、ノード数サポートが提供されています。
ライセンス規定の詳細はライセンスページを参照ください。

開発者数サポート

64 ノード以下の開発システムに対して、購入ライセンスで指定される数のユーザーを含む開発チームに製品を使用する許可を与えます。

ノード数サポート

65 ノード以上の開発システムを利用するすべてのユーザーに製品を使用する許可を与えます。

インテル® ソフトウェア開発ツールに関するライセンスの詳細はこちら

ツールキット

お客様の用途に応じて、3 種類のツールキットからお選びいただけます。

ベース・ツールキット

データ並列 C++ コンパイラーとパフォーマンス・ライブラリー

1 つのプログラミング・モデルで複数のアーキテクチャー (CPU、GPU、FPGA) にわたって高いパフォーマンスを発揮できるコードの開発を支援します。

ベース & HPC ツールキット

ベース・ツールキット + C/C++、Fortran コンパイラー & MPI 開発ツール

C/C++、Fortran コンパイラーと MPI 開発ツールにより、CPU およびアクセラレーターまたはそれらのクラスターへ最適化された HPC アプリケーションの開発を支援します。

ベース & レンダリング・ツールキット

ベース・ツールキット + レンダリング・ライブラリー

さまざまなレンダリング・ツールにより、優れたビジュアライゼーション・アプリケーションやソリューションの開発を支援します。

インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット、およびインテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。

  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターやレンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け

アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。


一覧

製品 ツールキット ライセンス
インテル® oneAPI ベース・ツールキット 特 / 開
ベース & HPC ツールキット 特 / 開 / ノ / サ
ベース & レンダリング・ツールキット 特 / 開
  • 特: 特定ユーザーライセンス開: 開発者サイズライセンスノ: ノードライセンスサ: サイトライセンス
  • インテル® oneAPI ベース・ツールキットおよびアドオンには、対応 OS およびプログラミング言語による製品分類はありません。各ツールキットおよびそのコンポーネントごとでサポートされるすべての OS とプログラミング言語を利用できます。

推論およびトレーニングにおけるパフォーマンスの向上

インテル® ソフトウェア開発ツールによる MLPerf™ DeepCAM のベンチマークのテスト結果は、HPC データセンターにおいて、気候データからハリケーンや大気の川を検出する際に一般的に使用されます。

ディープラーニングにおける推論とトレーニングの向上

インテル® アドバンスト・マトリクス・エクステンション (インテル® AMX) によるハードウェア・アクセラレーションと、int8 (推論) および bfloat16 (トレーニング/推論) データ型のサポートにより、前世代のインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーと比較して、AI およびディープラーニングの推論とトレーニングのワークロードのパフォーマンスが大幅に向上します。第 4 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーで実行される TensorFlow* および PyTorch* フレームワークは、インテル® AMX のサポートとインテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (oneDNN) によって拡張された最適化機能により、最先端の AI パフォーマンスを提供します。

エクサスケールにおける材料発見のスピードを向上

インテル® ソフトウェア開発ツールによる LAMMPS (液晶ワークロード) のベンチマークのテスト結果は、ライフサイエンスの分野や材料工学の分野において、一般的な分子動力学コードです。

ライフサイエンスおよび材料工学における開発をスピードアップ

このベンチマークは、DDR と高帯域幅メモリーの両方を使用して、インテル® Xeon® プロセッサー・マックス・シリーズおよびインテル® データセンター GPU マックス・シリーズの組み合わせで実行されました。脳機能マッピング向けのコードの多くは C++ で記述されているため、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー (SYCL* を使用した C++ の oneAPI 実装) を使用して並列処理とベクトル化情報を公開し、GPU を効果的に使用します。コードの他の部分の並列処理のために、コンパイラーでインテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (oneMKL) と OpenMP* も使用されました。

バージョン 2024 新機能

主に以下の機能をご利用いただけます。詳細は、リリースノートおよび インテル社公開の情報を参照ください。
同梱ライブラリー、ツールの新機能については各製品ページを参照ください。

  • インストールおよびセットアップを合理化するため、すべての製品のディレクトリー・レイアウトを変更しました。統合ディレクトリー・レイアウトは 2024.0 で実装されました。ツールキットの複数のバージョンをインストールしている場合、統合レイアウトにより、インストールしているツールキットのバージョンに対応する正しいコンポーネントのバージョンが開発環境に含まれるようになります。2024.0 以前に使用されていたコンポーネント・ディレクトリー・レイアウトは、新規および既存のインストールで引き続きサポートします。 環境の初期化方法や統合レイアウトの利点など、統合レイアウトの詳細は、「Linux* での setvars および oneapi-vars スクリプトの使用」 (英語) および「Windows* での setvars および oneapi-vars スクリプトの使用」 (英語) を参照してください。
  • インテルの開発ツールが第 5 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー (開発コード名 Emerald Rapids) およびインテル® Core Ultra プロセッサー (開発コード名 Meteor Lake) に対応し、これらのパフォーマンスを最大限に引き出すようになりました。
  • インストール・ディレクトリーのレイアウトが変更され、環境のセットアップが高速化されました。
  • インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーに SYCL* 2020 仕様が完全に実装されました。開発者の生産性および CPU と GPU のオフロード・パフォーマンスを向上させ、OpenMP* 5.0、5.1、5.2 標準への準拠が強化されます。
  • インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーに、C++、SYCL*、OpenMP* アドレス、メモリーリーク、初期化されていないメモリー、スレッドデータ競合、デッドロック、CPU 上の未定義の動作を容易に検出できる LLVM サニタイザーが追加されました。
  • GPU オフロードを容易にする C++ Parallel STL、計算ノードのリソース使用量を最適化する動的デバイス選択、GPU オフロードのオーバーヘッドを削減する SYCL* グラフ、oneTBB と OpenMP* 間のスレッド・オーバーサブスクリプションを防ぐスレッド・コンポーザビリティーを含む、いくつかの高度なプレビュー機能を利用できるようになりました。
  • このリリース以降、インテルのレベルゼロおよび OpenCL* GPU ドライバーは、インテル® データセンター GPU マックス・シリーズの各 GPU タイルを異なる方法で公開します。この変更は、これらのデバイスの SYCL* および OpenMP* での公開方法にも影響します。この変更の前は、各カードはルートデバイスとして公開され、タイルはサブデバイスとして公開されていました。現在、各タイルはデフォルトでルートデバイスとして公開されます。この変更は、ルートデバイスをサブデバイスに分割する方法にも影響します。 古い動作は、ZE_FLAT_DEVICE_HIERARCHY (英語) 環境変数で有効にすることができます。ルートデバイスの数とサブデバイスの利用が以前のリリースとは異なるため、 ONEAPI_DEVICE_SELECTOR (英語) および ZE_AFFINITY_MASK (英語) 環境変数の変更が必要になることがあります。 詳細は、『oneAPI GPU 最適化ガイド』および「GPU タイル階層を使用するためのオプション」 (英語) を参照してください。
  • インテル® レンダリング・ツールキットのライブラリー (インテル® Embree、インテル® オープン・イメージ・デノイズ、インテル® オープン・ボリューム・カーネル・ライブラリー、インテル® OSPRay、インテル® OSPRay Studio) は、CPU のサポートに加えて、インテル® Xe アーキテクチャー・ベースの GPU (インテル® Arc グラフィックス、インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズおよびインテル® データセンター GPU マックス・シリーズ) をサポートします。 (レンダリング・ツールキット)
  • インテル® Embree は、受賞歴のある CPU でのレイトレースのサポートに加えて、インテル® Arc グラフィックス、インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズおよび新しく追加されたインテル® データセンター GPU マックス・シリーズでプロダクションレベルのレイトレース・ハードウェア・アクセラレーションを実現します。 (レンダリング・ツールキット)
  • インテル® オープン・イメージ・デノイズは、CPU でのサポートに加えて、インテル® Arc グラフィックス、インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズおよびインテル® データセンター GPU マックス・シリーズで最先端のノイズ除去をサポートします。 (レンダリング・ツールキット)
  • ディスクリート GPU をターゲットにするには、インテル® oneAPI DPC++ コンパイラーおよびランタイムを使用します。(レンダリング・ツールキット)

インテル® oneAPI

ベース・ツールキット
(旧製品: インテル® VTune™ プロファイラー、インテル® DAAL、インテル® MKL、インテル® IPP、インテル® TBB、インテル® System Studio for FreeBSD)
ベース & HPC ツールキット ベース & レンダリング・ツールキット インテル Fortran コンパイラー向けサポートサービス
シングルノード
(旧製品: インテル® Parallel Studio XE Composer Edition、Professional Edition)
マルチノード ※2
(旧製品: インテル® Parallel Studio XE Cluster Edition)
シングルノード マルチノード ※2
インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー
インテル® DPC++ 互換性ツール
インテル® ディストリビューションの Python*
oneAPI ベース・ツールキット用インテル® FPGA アドオン
インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー
インテル® oneMKL
数値演算ライブラリー
インテル® oneDAL
データ解析ライブラリー
インテル® oneTBB
マルチスレッド・ライブラリー
インテル® oneCCL
コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー
インテル® oneDNN
ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー
インテル® IPP
画像処理ライブラリー
インテル® VTune™ プロファイラー
パフォーマンス分析ツール
インテル® Advisor
並列化アドバイスツール
インテル® ディストリビューションの GDB
システム全体のデバッグツール
インテル® Fortran コンパイラー
インテル® (Visual) Fortran コンパイラー・クラシック
インテル® Inspector
エラー検出ツール
インテル® MPI ライブラリー
メッセージ・パッシング・ライブラリー
インテル® Trace Analyzer & Collector
MPI アプリケーションのパフォーマンス分析ツール
インテル® Embree
インテル® OSPRay
インテル® オープン・イメージ・デノイズ
インテル® オープン・ボリューム・カーネル・ライブラリー
インテル® OpenSWR
取り扱い OS 環境 ※1 W / L W / L W / L W / L W / L W / L
※1 W: Windows* (Visual Studio*)L: Linux* (GNU*)
※1 対応動作環境の詳細は各製品のリリースノートを参照してください
※2 インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットおよびインテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターやレンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。

» 一覧を別ウィンドウで表示

ダイレクト ・プログラミングを実現するデータ並列 C++ (DPC++) コンパイラー

本製品に含まれるコンパイラーとライブラリーを使用することで、 AI アクセラレーション向けインテル® ディープラーニング ・ブースト (インテル® DL ブースト) を含むインテル® アドバンスト ・ ベクトル ・ エクステンション 512 (インテル® AVX-512) 対応の第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル ・プロセッサー等、最新のハードウェアの最先端の機能をすべて活用し、インテルの CPU、 GPU、 FPGA のパフォーマンスを最大限に引き出すことで、 計算を高速化します。

製品には、ハードウェア・ターゲット間でコードを再利用し、CPU、GPU、および FPGA アーキテクチャーで高い生産性とパフォーマンスを実現するインテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー、インテル® oneAPI DPC++ 互換性ツール、インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー、スレッド/数学/マルチメディア/信号処理パフォーマンス・ライブラリー、解析/エラー検出/並列化アドバイス/デバッグツール、数学パフォーマンス・ライブラリーを活用した Python* パッケージが含まれています。

インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー

データ並列 C++、 C++、 C、 SYCL、 および OpenMP* をサポートする標準ベースのクロスアーキテクチャー ・ コンパイラーです。実績のある LLVM コンパイラー ・ テクノロジーとコンパイラーを主導してきたインテルの経験を活用して、 優れたパフォーマンスを実現します。 主要なコンパイラー、 開発環境、 オペレーティング ・ システムとのシームレスな互換性を提供します。

OpenMP* 並列プログラミング仕様を利用して、スレッド化とベクトル化を行うことでパフォーマンスをさらに向上できます。

ツールは主要な開発環境とシームレスに統合され、開発者の生産性を高めます。また、拡張された最適化レポートとインテル® VTune™ プロファイラーおよびインテル® Advisor の統合により、開発者はコードのプロファイルを制御できます。

インテル® DPC++ 互換性ツール

CUDA ソースコードを DPC++ コードへ移行するのを支援します。

インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー

生産性を高めるアルゴリズムと関数によりデータ並列ワークロードを高速 化します。

oneAPI ベース・ツールキット用インテル® FPGA アドオン

再構成可能なハードウェア・アクセラレーターをプログラムして、特殊なデータセントリックのワークロードを高速化します。インテル® oneAPI ベース・ツールキットをインストールする必要があります。

インテル® ディストリビューションの GDB

効率良くコードをトラブルシューティングするのに役立ちます。

インテル® ディストリビューションの Python*

インテル® ディストリビューションの Python* は、パフォーマンス指向の統合型ディストリビューションで、Python* アプリケーションを高速化します。

強力なインテル® パフォーマンス・ライブラリーを使用して、最適化されたアルゴリズム、スレッド化、ベクトル化機能を活用し、NumPy*/SciPy*/scikit-learn のような Python* 計算パッケージのパフォーマンスを向上できます。
別の方法として、Numba* で (LLVM) JIT コンパイル、Cython* で Python* を C コンパイルしてパフォーマンスを引き出すこともできます。

ディストリビューションは pip および conda と互換で、Windows*、macOS*、Linux* で利用可能です。

詳細

インテル® oneMKL

数学ライブラリー

インテル® oneAPI マス・カーネル・ライブラリー (インテル® oneMKL) には、アプリケーションのパフォーマンスを向上して開発時間を短縮します。

最新のプロセッサーは、コア数が増加し、ベクトルユニットがより広くなり、改良されたアーキテクチャーを採用しています。すべての処理能力を活用する最も簡単な方法は、この高度に最適化された算術演算ライブラリーを使用することです。

インテル® oneMKL には、線形代数、高速フーリエ変換、ニューラル・ネットワーク、ベクトル演算、統計、その他の高度な関数を含む、さまざまなルーチンが含まれています。単一の C または Fortran API 呼び出しにより、最適なコードパスが選択され、これらの関数は、現在、将来のプロセッサー・アーキテクチャーに合わせて自動的にスケーリングします。

詳細

インテル® oneDAL

データ解析およびマシンラーニング・ライブラリー

インテル® oneAPI データ・アナリティクス・ライブラリー (インテル® oneDAL) は、高度に最適化されたマシンラーニングと高速なビッグデータ解析を実現します。

この包括的なライブラリーは、データ解析処理のすべての段階 (前処理、変換、解析、モデリング、意思決定) を高速化し、エッジからクラウドまで、オフライン、ストリーミング、分散型使用モデルをサポートします。

インテル® oneDAL は、スレッド化とベクトル化を最大限に活用し、最高のパフォーマンスを引き出せるようにデータの取り込みとアルゴリズムの計算を最適化します。

アルゴリズムの透明性を示しコミュニティーに貢献するためオープンソース・バージョンも提供されています。

詳細

インテル® IPP

画像、信号、データ処理アプリケーション向けに最適化されたビルディング・ブロック

インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ (インテル® IPP) を使用して、高度に最適化された画像処理、信号処理、セキュリティー、ストレージ・アプリケーションを作成できます。

この高度なツールは、最新の命令セットを活用してインテル® プロセッサーの能力を引き出す、最適化された低水準 API を提供します。これらの最適化は、多くの計算ドメイン (特に信号処理、画像処理、データ処理) を高速化します。

クロス OS のサポートおよび最良の最適化パスを選択する内部ディスパッチャーにより、複数の世代のプロセッサーで機能する移植性に優れたコードを素早く作成することができます。

詳細

インテル® oneTBB

スレッド・ライブラリー

インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) は、ループやタスクベースのアプリケーションで並列パフォーマンスとスケーラビリティーを簡単に利用できます。

このツールにより、コア数の増加に伴ってパフォーマンスがリニアにスケーリングする、プラットフォームの詳細やスレッド化のメカニズムが抽象化された強固なアプリケーションを開発することができます。

マルチコアおよびメニーコア・ハードウェアの電力とパフォーマンスを効率良く使用する最適なスレッド・スケジュールとワーク分割を自動的に決定します。

詳細

インテル® oneCCL

コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー

インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) は、最適化された通信パターンを実装して、ディープラーニングやマシンラーニング・モデルのトレーニングを複数のノードに分散します。

インテル® oneDNN

ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー

インテル® oneAPI ディープ・ニューラル・ネットワーク・ライブラリー (インテル® oneDNN) は、パフォーマンスを最適化したビルディング・ブロックを使用して、インテルの CPU および GPU 上で高速なニューラル・ネットワークを開発できます。

インテル® VTune™ プロファイラー

パフォーマンス・プロファイラー

  • 広範なプロファイル作成機能
    単純なアプリケーションのチューニングを行う場合でも、スレッド化された MPI アプリケーションの高度なパフォーマンス最適化を行う場合でも、インテル® VTune™ プロファイラーで必要なデータを取得可能。hotspot、スレッド化、ロックと待機、DirectX*、OpenCL*、OpenMP*、帯域幅、キャッシュ、ストレージ・レイテンシーなどに関する豊富なパフォーマンス・データを収集します。コンテナー内のプロファイルも可能です。
  • 生産性
    良いデータがあっても、それを役立てることができなければ意味がありません。データを考察するにはマイニングが必要です。強力な解析により、タイムラインやソースコードで結果をソート、フィルター、視覚化して時間を節約できます。
  • C、C++、Fortran、Python*、Go*、Java* に対応
    シングルコード・プロファイラーとは異なりインテル® VTune™ プロファイラーは言語が混在したコードの hotspot を正確に特定します。

詳細

インテル® Advisor

ベクトル化/スレッド化アドバイザー

最近のプロセッサーでは、ベクトル化とスレッド化を行ったコードは非常に高速に実行できます。しかし、コードがベクトル化できない理由を理解することは容易ではありません。

インテル® Advisor は、C、C++、C#、Fortran ソフトウェア・アーキテクト向けの高性能ベクトル化/スレッド化プロトタイプ生成ツールです。

新しいルーフライン解析機能は、パフォーマンスへの影響が大きく、最適化が不十分なループを特定して最適化を単純化します。安全に効率良くベクトル化できるように、反復回数、データ依存性、メモリー・アクセス・パターンなどの必要なキーデータを取得します。

インテル® AVX-512 対応ハードウェアがない場合でも、最新のインテル® AVX-512 命令セット向けの最適化を行えます。

詳細

OpenMP

標準規格に基づいた並列モデル OpenMP

標準規格に基づいた並列モデル

OpenMP* は、ハイパフォーマンスな並列化およびベクトル化されたアプリケーションの作成を単純化するディレクティブ・ベースのコンパイラー拡張機能です。OpenMP* を使用すると、SIMD 命令を活用した移植性に優れたアプリケーションを作成できます。

OpenMP* はインテル® C/C++ コンパイラーとインテル® Fortran コンパイラーにシームレスに統合されます。Windows* および Linux* でサポートされています。

OpenMP* 関連の情報については、以下を参照ください。

クラスター向けソフトウェア開発のための Fortran コンパイラー、 チューニングツール、最適化された MPI ライブラリー

ベース・ツールキットの機能に加え、MPI-3 規格に対応した MPI ライブラリーや、MPI 通信によるパフォーマンスの問題となる箇所を素早く発見する性能解析ツールが含まれています。

インテル® アーキテクチャー・ベースのクラスター向けにハイパフォーマンスなプログラム開発をするためには本製品が最適です。

ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、シングルノードではなく、マルチノードをご利用ください。

インテル® Fortran コンパイラー

Fortran と OpenMP* をサポートする標準ベースの CPU および GPU コンパイラーです。実績のある LLVM コンパイラー・テクノロジーとコンパイラーを主導してきたインテルの経験を活用して、優れたパフォーマンスを実現します。主要なコンパイラー、開発環境、オペレーティング・システムとのシームレスな互換性を提供します。

インテル® Fortran コンパイラー・クラシック

最新のインテル® プラットフォーム上で最新の Fortran 言語標準規格を実装して、アプリケーションのパフォーマンスを向上します。

Fortran 2018 標準規格をサポートし、インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) との互換性があります。FORTRAN 77 との互換性もあります。

OpenMP* 並列プログラミング仕様を利用して、スレッド化とベクトル化を行うことでパフォーマンスをさらに向上できます。

ツールは主要な開発環境とシームレスに統合され、開発者の生産性を高めます。また、拡張された最適化レポートとインテル® VTune™ プロファイラーおよびインテル® Advisor の統合により、開発者はコードのプロファイルを制御できます。

インテル® Inspector

メモリー / スレッドのデバッガー

インテル® Inspector は、C、C++、Fortran アプリケーションのメモリーリーク、異常、デッドロック、データ競合などを特定してデバッグできます。

特別なコンパイラーや再コンパイルは必要ありません。通常のビルドを利用できます。ヒープ拡張解析とデバッガー・ブレークポイントは、発見が困難な問題の診断を単純化し、修正コストが少なくて済む開発サイクルの早期に発見できるようにします。

エラーが発生する状況にならなかった場合でも、実行されたコードパスの潜在的なエラーや、断続的および非決定的なエラーを発見します。

詳細

インテル® Trace Analyzer & Collector

MPI チューニングと解析

インテル® Trace Analyzer & Collector は、強力な MPI パフォーマンス・プロファイルおよび正当性解析ツールにより、MPI アプリケーションをプロファイルおよび解析します。

MPI プロセスの対話処理、ノードとトポロジーのグループ、プロファイル統計とロードバランス、通信 hotspot を示し、開発者が並列アプリケーションの動作を視覚化して確認できるようにします。

新しいスケーラブルな軽量のプロファイルにより 100K+ ランクのプロファイルが可能です。

詳細

インテル® MPI ライブラリー

メッセージ・パッシング・インターフェイス・ライブラリー

インテル® MPI ライブラリーは、MPI レイテンシーを最小限に抑え、広範なインターコネクト・ファブリック (Infiniband*、Myrinet*、iWARP、TCP/IP など) で業界最先端のパフォーマンスと強固なスケーリングを実現します。

MPI ランタイムクラスターおよびパフォーマンスを最適化するアプリケーション固有のチューニングをサポートします。

インテル® C/C++ コンパイラーとインテル® Fortran コンパイラーに加えて、ノードレベルのメモリー、スレッド、プロファイル・ツール、インテル® VTune™ プロファイラー、インテル® Trace Analyzer & Collector などの強力なインテル® ソフトウェア開発ツールとの統合により、MPI アプリケーションの迅速な開発、プロファイル、解析が可能です。

詳細

高忠実度のビジュアライゼーション ・アプリケーション開発を実現するレンダリング・ツール

ベース・ツールキットの機能に加え、インテル® Xeon® スケーラブル ・プロセッサーやその他のインテル® CPU、そして将来的にはインテル® Xe アーキテクチャーの GPU 向けに最適化されたオープンソースのレンダリング・ライブラリーを使用して、パフォーマンス、忠実度、拡張性、コスト効率に優れたビジュアライゼーション・アプリケーションやソリューションを開発できます。

また、高価な GPU ローカルメモリーであっても最大 48 GB しか利用ができないところ、インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットを利用することで 1 ソケット最大 3TB のローカル・グラフィック・メモリーを使用できるようになります。

ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。
  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、レンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け

インテル® Embree

ハイパフォーマンスで機能豊富なレイトレーシング & 写実的なレンダリングを実現

現在の GPU レイトレーシング & レンダリングの能力では三角形や直線、B-スプライン曲線、複数セグメント・モーション・ブラー、また、クオータニオンによるモーションブラーのみサポートされていますが、 インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットを利用することでこれらの機能に加え、毛髪などの複雑な線や大幅にメモリー量を節約するマルチレベル・インスタンスなどの利用が可能となります。

機能一覧:

三角形 四角形 グリッド Catmull-Clark サブディビジョン・サーフェス 直線、曲線 & 法線に基づく曲線、線形、ベジェ、B-スプライン、エルミート、キャットムルーロム曲線 複数セグメント・モーション・ブラー
髪、毛、複雑な線 レイクエリー 最近傍点クエリー クオータニオンによるモーションブラー レイ・オリエンテッド・ディスク、球体 & 法線オリエンテッド・ディスク 大幅にメモリー量を節約するマルチレベル・インスタンス

詳細

インテル® OSPRay

スケーラブルで移植性の高い分散レンダリング API

現在の GPU レイトレーシング & レンダリングの能力ではジオメトリー、ボリューム、パス・トレーシング、化学的可視化の統合はサポートされていませんが、 インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットを利用することで結合されたジオメトリーやビジュアライズ用のレンダラー、大規模データセットなどの利用が可能となります。またインテル® OSPRay は CPU をサポートしています。  

機能一覧:

結合されたジオメトリー & ボリューム・レンダリング すべてのプラットフォームで動作 新素材 サイエンス・ビジュアライゼーション・レンダラー & パストレーサー
ジオメトリーの切断 12B パーティクル/10TB 大規模データセット 拡張性
例: SES ジオメトリー、UStuttgart
流線/パーティクル 球体/陰関数等値面
非多角形ジオメトリー

詳細

インテル® オープン・イメージ・デノイズ

AI によって高速化されたデノイザーが優れたビジュアル品質を実現

現在の GPU レイトレーシング & レンダリングの能力ではレイトレーシング用 AI Denoising フィルター (オフライン & インタラクティブ) や複数入力の機能バッファー (HDR/LDF カラー、アルベド、通常) のみサポートされていますが、 インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットを利用することでこれらの機能に加え、簡単かつ安定した C++ API などの利用が可能となります。またインテル® オープン・イメージ・デノイズではほとんどの CPU で実行が可能です。  

機能一覧:

レイトレーシング用 AI Denoising フィルター (オフライン & インタラクティブ) ほとんどすべての CPU で実行(インテル® Xeon® CPU/インテル® Core™ CPU) 簡単 & 安定した C/C++ API
複数入力の機能バッファー
(HDR/LDF カラー、アルベド、通常)
ライトマップのサポート トレーニング・ツールキット同梱

詳細

インテル® オープン・ボリューム・カーネル・ライブラリー

3D 空間データ処理のレンダリング & シミュレーション

現在の GPU レイトレーシング & レンダリングの能力では構造体や VDB (疎構造) のボリュームタイプのみサポートされていますが、 インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットを利用することでこれらの機能に加え、球形構造体やアダプティブ・メッシュ細分化などへの対応が可能となります。またインテル® オープン・ボリューム・カーネル・ライブラリーには Ray-Based Interval interation などの API がすでに含まれています。  

機能一覧:

ボリュームタイプ
構造体 VDB (疎構造) 球形構造体 アダプティブ・メッシュ細分化 非構造体 パーティクル
API

詳細

インテル® OpenSWR

ハイパフォーマンスでスケーラブルな OpenGL* 互換ラスタライザー

詳細

本ページに、ドキュメント一覧が表示されない場合は、ご利用のブラウザの JavaScript を ON にしていただくか、 こちらのドキュメント・ページをご覧ください。
インテル® コンパイラー・クラシックの仕様/動作環境については、こちらをご確認ください。

ハードウェア要件

CPU プロセッサー

インテル® 64

次のインテル® 64 アーキテクチャーに基づくシステムは、ホスト・プラットフォームとターゲット・プラットフォームの両方としてサポートされています。

  • インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーまたはそれ以降
  • インテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® スケーラブル・ プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Xeon® Core Ultra プロセッサー・ファミリー
  • インテル® Atom® プロセッサー・ファミリー(ベース & レンダリング・ツールキット)

ARM

  • Apple* M1 (ベース & レンダリング・ツールキット)
GPU
  • Skylake またはそれ以降の統合プロセッサー・グラフィックス (英語)
  • インテル® データセンター GPU マックス・シリーズ (開発コード名 Ponte Vecchio)
  • インテル® データセンター GPU フレックス・シリーズ (開発コード名 Arctic Sound)
  • インテル® Arc™ グラフィックス
  • インテル® Iris® Xe グラフィックス
アクセラレーター
ディスク空き容量
  • 3GB (最小) - コンパイラーとライブラリー (インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー、インテル® DPC++ 互換性ツール、インテル® oneAPI DPC++ ライブラリー、およびインテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック) のみをインストールする場合
  • 24GB (最大) - すべてのコンポーネントをインストールする場合
RAM

共通のソフトウェア要件


オペレーティング・システム

インテル® 64 アーキテクチャーでサポートされているオペレーティング・システムは以下の通りです。個々のツールは、その他のオペレーティング・システムやアーキテクチャーをサポートしている場合があります。詳細は、各ツールのリリースノートを参照してください。

GPU や FPGA などのアクセラレーターへオフロードするアプリケーションを開発する場合、サポートされるオペレーティング・システム用に特定のバージョンの GPU ドライバーが必要です。最新の情報は、「インテル® ソフトウェア開発ツール・インストール・ガイド」 (英語) の「インテル® GPU ドライバーのインストール」セクションを参照してください。

インテル® oneAPI 2023.1 では、以下のドライバーバージョンで Windows* および Linux* での動作テストが行われました。

Windows* 向けインテル® グラフィックス・ドライバー

ご利用中のデバイスに適したリンクの手順に沿って、ドライバーをインストールしてください。

Linux* オペレーティング・システム向けの汎用 GPU ドライバー

インテルの GPU につきましては、こちらのドキュメント (英語) からご利用中のデバイスに適した手順をご確認ください。


注: これらの OS ディストリビューションはインテルによってテストされたもの、または動作が確認されているものです。その他のディストリビューションは、動作する場合としない場合があり、推奨されません。質問がある場合は、インテル・コミュニティー・フォーラムでサポートを受けることができます。商用サポートを利用可能な場合は、サポートチケットを作成いただくか、エクセルソフト株式会社までお問い合わせください。


Linux*

ローカル・インストールとツールキットを使用するための環境設定に GNU* Bash が必要です。

CPU ホスト/ターゲットサポート

CPU ホスト/ターゲットの Linux* ディストリビューション サポートされるコンポーネント
Red Hat* Enterprise Linux* 8、9 すべてのコンポーネント
Ubuntu* 20.04、22.04 すべてのコンポーネント
Fedora* 37、38 すべてのコンポーネント
SUSE* Linux Enterprise Server 15 SP3、SP4、SP5 すべてのコンポーネント
Debian* 11 すべてのコンポーネント
Rocky Linux* 9 すべてのコンポーネント
Amazon* Linux* 2022 すべてのコンポーネント
WSL* 2 インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント
Arch Linux* (ベース & レンダリング・ツールキット) すべてのコンポーネント

GPU アクセラレーター・サポート (GPU)

GPU アクセラレーターの Linux* ディストリビューション サポートされるコンポーネント 追加のソフトウェア要件
Red Hat* Enterprise Linux* 8.x、9.x インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント カーネル 4.11 またはそれ以降
Ubuntu* 22.04 インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント カーネル 4.11 またはそれ以降
SUSE* Linux Enterprise Server* 15 SP4 インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント カーネル 4.11 またはそれ以降
ドライバーのインストール手順 (英語) に従ってください。

Windows*

CPU サポート

OS サポートされるコンポーネント
Windows* Pro および Enterprise 10、11 インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント
Windows Server* 2019、2022 インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL) を除くすべてのコンポーネント

GPU アクセラレーター・サポート (iGPU)

OS サポートされるコンポーネント
Windows* 10、11 インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント
Windows Server* 2019、2022 インテル® oneAPI コレクティブ・コミュニケーション・ライブラリー (インテル® oneCCL)、インテル® oneAPI スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® oneTBB) を除くすべてのコンポーネント

統合プロセッサー・グラフィックスは、第 11 世代インテル® Core™ プロセッサーまたはそれ以降でご利用いただけます。



開発ツール


診断ユーティリティー

診断ユーティリティーは、インテル製品を使用するためシステムの状態を診断するように設計されています。このユーティリティーを使用することで、以下のようなエラーを見つけることができます。

  • 現在のユーザーに対する権限の問題
  • ドライバーの不足や互換性のないドライバー
  • 互換性のないバージョンのオペレーティング・システム

詳細は、「診断ユーティリティー・ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。


Visual Studio* Code (VS Code) 拡張

VS Code 拡張は、oneAPI アプリケーションを作成、デバッグ、およびプロファイルする開発者を支援します。詳細は、「Visual Studio* Code とインテル® ソフトウェア開発ツールの使用ユーザーガイド」 (英語) を参照してください。

VS Code Marketplace (英語) から以下の VS Code 拡張を利用できます。

  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けサンプルブラウザー
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け環境コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け解析コンフィグレーター
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向け GDB GPU サポート
  • インテル® ソフトウェア開発ツール向けインテル® DevCloud コネクター

関連情報:


Eclipse*

Micsosoft* Visual Studio*

Microsoft* Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2)

サポートされるすべてのプラットフォーム (レンダリング・ツールキット)

  • クライアント・アプリケーションには、C++11 またはそれ以降のコンパイラーが必要です。スーパービルド、OSPRay Studio のビルドには、C++14 またはそれ以降のコンパイラーが必要とされ、一般的なサードパーティー・ライブラリーの使用でも推奨されます。
    • インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーとの互換性が必要な場合、C++17 またはそれ以降のコンパイラー (GCC-7 またはそれ以降で利用可能) を使用してください。

お知らせ

FAQ

これらのライブラリーは、oneAPI イニシアチブと連携して、コミュニティーによる仕様策定や定義が進められている oneAPI ライブラリー仕様の一部であるためです。

次世代のインテル® コンパイラー・テクノロジーは LLVM ベースで、データ並列 C++ または OpenMP* オフロードでアクセラレーター・テクノロジーをターゲットにすることができます。
インテル® Fortranコンパイラー・クラシックおよびインテル® C++ コンパイラー・クラシックは、インテル® Parallel Studio XE およびインテル® System Studio (C++ のみ) の一部として提供されているコンパイラーで、CPU に特化した開発を行うユーザー向けに引き続きサポートされます。
ベータ版インテル® Fortran コンパイラーは CPU をターゲットとする開発とインテルの GPU への OpenMP* オフロードをサポートし、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーはインテルの CPU、GPU、FPGA をターゲットとする開発をサポートします。

いいえ。サポートされている言語ごとに (C++、Fortran、または C++ と Fortran のバリエーション) 製品が販売されていたのはインテル® Parallel Studio XE までです。インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットでは、サポートされているすべての言語が製品に含まれています。

いいえ。インテル® oneAPI ベース・ツールキット、インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット、インテル® oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットの商用製品では、各ツールキットはサポートしているすべての OS に対応しており、OS による製品のバリエーションはありません。ホストおよびターゲット・プラットフォーム向けにサポートされているすべての OS にアクセスできます。OS サポートについては、各ツールキットのシステム要件を参照してください。すべてのコンポーネントがすべての OS でサポートされているわけではないことに注意してください。

インテル®oneAPI ベース & HPC ツールキット、およびインテル®oneAPI ベース & レンダリング・ツールキットでは、ターゲット・プラットフォームのメモリーシステムの種類により、シングルノードとマルチノードの 2 つの製品が提供されます。

  • シングルノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
  • マルチノード: PC、ラップトップ、ワークステーションを含む共有メモリーシステムに加え、HPC クラスターやレンダーファームを含む分散メモリーシステムのターゲット・プラットフォーム向け
アプリケーションを作成してクラスターシステムなどの分散メモリーシステムで実行する場合は、「シングルノード」バージョンの製品ではなく、「マルチノード」バージョンの製品をご利用ください。

インテル® Parallel Studio XE とインテル® oneAPI ツールキットの対応については、新旧製品名一覧を参照してください。

いいえ。これらの「アドオン」ツールキットは、インテルの最新プラットフォームを対象とする開発ニーズを満たす完全なツールスイートの一部として、インテル® oneAPI ベース・ツールキットとともに使用するものです。スタンドアロンでは購入できません。

データ並列 C++ は C++ ベースで Khronos の SYCL* を統合しており、データ並列処理とヘテロジニアス・プログラミングをサポートします。言語拡張は、データ並列プログラミングを簡素化する拡張とともに、コミュニティー・プロジェクトを通じて推進されます。これらの拡張は、短期的には SYCL* 仕様の将来のバージョンに、長期的には ISO C++ 標準規格に含めることが提案されています。

データ並列 C++ は、CPU とアクセラレーターに並列プログラミングの生産性とパフォーマンスを提供する oneAPI の主要言語です。DPC++ の目標は、プログラミングを簡素化し、さまざまなハードウェア・ターゲットでコードを再利用できるようにしつつ、特定のアクセラレーター向けのチューニングも可能にすることです。データ並列 C++ は C++ ベースで Khronos SYCL* を統合しており、データ並列処理とヘテロジニアス・プログラミングをサポートします。言語拡張は、データ並列プログラミングを簡素化する拡張とともに、コミュニティー・プロジェクトを通じて推進されます。これらの拡張は、短期的には SYCL* 仕様の将来のバージョンに、長期的には ISO C++ 標準規格に含めることが提案されています。

oneAPI DPC++ コンパイラーを含む、多くのライブラリーとコンポーネントはすでにオープンソースであるか、間もなくオープンソースになる可能性があります。オープンソースの要素は、oneapi.com (英語) で確認できます。

oneAPI の言語、DPC++、およびライブラリーの仕様は、ほかのハードウェア・ベンダーが使用できるように公開されており、インテルでは各社に oneAPI の採用を推奨しています。独自の oneAPI 実装を作成して特定のハードウェア向けに最適化するかどうかは、各ベンダーや業界関係者次第です。例えば、Codeplay* は、NVIDIA* GPU 向けのハイパフォーマンス・コードを生成するため、オープンソースの DPC++ コンパイラーに NVIDIA* コンパイラー・バックエンドを提供しています。

oneAPI 仕様は、複数のベンダーの幅広い CPU とアクセラレーターをサポートするように設計されています。ベータ版インテル® oneAPI リファレンス実装は、現在、インテル® CPU (インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、Intel Atom® プロセッサー)、インテル® Arria® FPGA、インテル® Stratix® 10 FPGA、および将来のインテル製ディスクリート・データセンター GPU 向けプロキシー開発プラットフォームとして第 9 世代および第 11 世代インテル® プロセッサー・グラフィックスをサポートしています。今後も、その他のインテルのアクセラレーター・アーキテクチャーが追加される予定です。

いいえ。直接実行することはできませんが、1 つのハードウェア・アーキテクチャーに「固定」されていると感じ、ハードウェアをより自由に選択できる言語にコードを移行したいと考えている CUDA* 開発者を支援するため、インテル® DPC++ 互換性ツールを提供しています。

oneAPI は、インテルのハードウェアだけでなく、さまざまな種類のプロセッサーとアクセラレーターの開発を簡素化するように構築されています。ダイレクト・プログラミング・コンポーネントと API ベースのプログラミング・コンポーネントの両方を含む標準およびオープン仕様に基づいており、広範なエコシステムの採用およびイノベーションを可能にします。
インテルは、コラボレーションを促進し、新しい機能と拡張機能を構築するため、DPC++ (oneAPI で使用されるダイレクト・プログラミング言語) のオープン・コミュニティー・プロジェクトを立ち上げました。イニシアチブに参加している企業は、オープン仕様を使用して、oneAPI ベースの独自の実装を構築できます。

oneAPI には、Khronos Group の SYCL* 仕様を統合した C++ ベースのデータ並列 C++ (DPC++) と呼ばれる、ダイレクト・プログラミング向けの統一された言語が含まれています。また、サポートされるすべてのプラットフォームで、並列処理を実装して高水準言語のネイティブ・パフォーマンスを実現する各種パフォーマンス・ライブラリーを含む API ベースのプログラミングも含まれています。

いいえ。oneAPI は、C、C++、Fortran、Python*、MPI、OpenMP* などの既存の言語やプログラミング・モデルと共存できます。アプリケーションが CUDA* で記述されている場合は、一部のコードの書き直しが必要になることがあります。CUDA* から oneAPI への移行を支援するため、CUDA* 開発者向けにインテル® DPC++ 互換性ツールを提供しています。移行できなかったコードは、ツールの実行後に手動で編集する必要があります。

データセントリックな分野の特殊なワークロードには、強力な CPU から専用の AI シリコンまで、多様なコンピューティング・エンジンが必要となります。現在、データセントリックなハードウェアでは、異なる言語、ライブラリー、ソフトウェア・ツールを使用してプログラムされた個別のコードベースを維持しなければならないのが一般的です。これは複雑で、開発者は多くの時間を費やす必要があり、アクセラレーションとイノベーションの妨げとなります。インテルとそのエコシステムは、oneAPI を利用して、クライアントからデータセンター、エッジ、5G 通信など、さまざまな処理エンジンをサポートする統一されたソフトウェア・アーキテクチャーを構築しています。

最新のマルチコア・プラットフォーム向けに最適化を行うことが、インテル® プロセッサーの性能を最大限に引き出すための最良の方法です。インテル® ソフトウェア開発ツールと最新のプログラミング・モデルを採用することにより、プログラミングの投資を無駄にすることなく、新しいプロセッサー・テクノロジーを導入することができます。C/C++ プログラマーは、インテル® oneAPI ツールキットに含まれているインテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル® TBB) から始めると良いでしょう。インテル® TBB は、並列処理を活用するタスクベースの抽象化を、移植性とスケーラビリティーに優れ、安定性を備えた、将来にも対応できるタスク/データ並列モデルのセットとともに提供します。これらのモデルは既存のアプリケーションに簡単に統合でき、ソフトウェアおよびハードウェアの投資を保護します。

Fortran プログラマーおよび多くの C プログラマーは、OpenMP* に注目すべきです。

インテル® oneAPI ツールキット製品の 30 日間の評価版をダウンロードできます。評価ライセンスをリクエストした後、評価版ダウンロード専用フォームから発行される 13 桁のシリアル番号を添えて弊社までお問い合わせいただいた場合、評価期間中に無料のサポートを受けることができます。

インテル® oneAPI の評価版は、 こちらからダウンロードできます。

macOS* (x86) 向けのインテル® oneAPI ツールキットは、2024.0 のリリースで提供が終了しました。

購入時の製品シリアル番号を用いてインテル® レジストレーション・センターで製品の登録を行い、ライセンス・ファイル (拡張子が .lic のファイル) を取得します。その後、取得したライセンス・ファイルを所定のディレクトリーに配置すれば製品版として使用することができます。

具体的な手順、ライセンスファイルの配置場所は 製品登録 & ダウンロードページのシリアル番号の登録方法を参照ください。

  • 評価版から製品版に切り替える際に、再インストールする必要はありません。

インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル ® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

» マニュアルはこちらから

インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル ® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

» マニュアルはこちらから