インテル® Distribution for Python* 2018

Python* アプリケーションのパフォーマンスを向上する統合パッケージです。
インテル ® Parallel Studio XE に同梱されています。
関連情報
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Python* 向けハイパフォーマンス・ツール

インテル® Distribution for Python* (powered by Anaconda) は、現代のインテル® プラットフォーム上で Python* アプリケーションのパフォーマンスを向上するためのツールや機能を提供します。

あなたが経験豊富な開発者であろうとワークフローをスピードアップしたいデータ科学者であろうと、インテル® Distribution for Python* は、容易なインストールと厳しいパフォーマンス要件を満たすために最適化済みの Python* パッケージを提供します。macOS*、Windows*、Linux* がサポートされています。

製品概要については、以下 iSUS の記事も参照ください。

特長

Python* の最大のメリットの1つは、習得や使用が容易だということです。 しかし、インタプリター言語として、Python* は高性能な計算集約型アプリケーションではパフォーマンスが遅いということも知られています。
NumPy、SciPy、pandas、scikit-learn、Jupyter、 matplotlib、および mpi4py などの Python* の計算パッケージをすべて含み、強力なインテル® MKL、インテル® DAAL、pyDAAL、インテル® MPI ライブラリー、インテル® TBB を提供することで、大幅なパフォーマンスを改善を実現できます。

マルチスレッドの Python* ワークロードは、インテル® TBB の最適化されたスレッドのスケジューリングと、インテル® MPI ライブラリーとの効率的な通信を使用して、インテルのマルチコア・アーキテクチャーのパフォーマンスを発揮します。

インテル社から提供されているオールインワンのインストーラーによって 容易に Python* 環境をインストール、管理することができ、Python* アプリケーションのパフォーマンスを向上するとともに、インテル® VTune™ Amplifier を使うことで正確にチューニングすることができます。

インテル® VTune™ Amplifier は、ネイティブ拡張、低オーバーヘッドとソースコードの行レベルの詳細情報を使用して、Python* コードの明らかな、または明らかでないパフォーマンス・ボトルネックを特定するパフォーマンス・アナライザーです。

インテル® パフォーマンス・ライブラリー、解析ツールの詳細は以下ページを参照ください。

製品紹介資料

インテル® Parallel Studio XE

製品概要、新機能、各エディションの違いやコンポーネント、パフォーマンス、お客様の声などをご紹介しています。

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スイート製品に同梱

インテル® Distribution for Python* は単体販売しておりません。以下製品に同梱されます。

インテル® Parallel Studio XE

アプリケーションの高速化、安定化を支援するスイート製品です。すべてのエディションにインテル® Distribution for Python* が同梱されます。

バージョン 2018 新機能

主に以下の変更・機能が追加されました。
詳細は、 リリースノートおよびインテル社公開の情報を参照ください。

  • Python 3.6 サポート開始

  • マシンラーニングをスピードアップするために最適化された scikit-learn

  • パフォーマンス・ライブラリー:インテル® DAAL による FFT in SciPy、演算および超越関数、メモリーの最適化

  • カスタム・インフラストラクチャー向けの conda ビルドのレシピ

主な機能

数値解析において、グローバル・インタープリター・ロック(GIL)を持つインタプリタ言語である Python* は、一般的に HPC 向けに使用されるコンパイル言語よりも本質的に遅くなります。しかし、Python* は、そのシンプルさと開発スピードの速さで知られています。インテル ® Distribution for Python* (powered by Anaconda) は、その特性を活用して、この基本的なパフォーマンスの課題に対処します。

  • インテル® MKL とPython* 計算パッケージ (NumPy、SciPy および scikit-learn) でパフォーマンスを強化
  • Python* パッケージとしてインテル® TBB ライブラリーを使い、スレッドのスケジューリングを合理化
  • ジャストインタイム(JIT)コンパイルを通して、Numba でコード実行を高速化
  • mpi4py と Cythonおよびインテル® MPI ライブラリーを通して、パフォーマンスを向上
  • pyDAAL を通じて、インテル® DAAL との強力なデータ分析とニューラルネットワーク機能を実装
  • conda* と PIP を使用して簡単にインストール可能

容易なインストール

1回のインストールで、データーサイエンスと科学計算のためのコアパッケージを得られます。 すべてのパッケージはバイナリーで自己完結型なので、コンパイラーや追加のライブラリーをインストールする必要はありません。

相互運用性

サードパーティー・パッケージのインストールに Conda* または PIP* を使用

スケーラビリティー

インテル® Distribution for Python* を使って、インテル® Xeon Phi™ プロセッサー向けにスケールリングできます。業界をリードするインテル® MPI ライブラリーと併せて mpi4py を提供します。 NumPy と SciPy は、多くのアルゴリズム向けに自動的に複数コアを使用します。効率的なスレッドのスケジューリングのためのインテル® TBB を使用します。

パフォーマンス

Python* の使いやすさとネイティブコードのパフォーマンスの組み合わせで開発を効率化、パフォーマンスを向上。インテル® Distribution for Python* は、インテル® MKL およびその他のライブラリーを使用して、最新インテル® Core™、インテル® Xeon®、およびインテル® Xeon Phi™ プロセッサーを最適化します。インテル® Distribution for Python* を使うことで、通常はコードを変更することなくインテル® AVX とマルチコア・プロセッサーのパフォーマンスを発揮できます。

パフォーマンス・ベンチマーク

線形代数とNumPyユニバーサル関数

Intel Distribution for Python uses Intel® Advanced Vector Extensions (Intel® AVX) to take advantage of multiple cores that make key routines up to 200 times faster on servers and 10 times faster on desktop systems. This distribution uses Intel® Math Kernel Library (Intel® MKL) for BLAS and LAPACK. For universal functions, it uses compilers from Intel and a vector math library. これらの関数は、Python* での数値計算のビルディング・ブロックです。インテル® Distribution for Python* は、インテル® AVX とマルチコアのパフォーマンス特典を利用して、サーバーで最大 200 倍、デスクトップ・システムで 10 倍高速にキールーチンを実行します。 このディストリビューションでは、BLAS および LAPACK にインテル® MKL を使用しています。汎用関数の場合、インテル® コンパイラーとベクトル演算ライブラリーを使用します。

インテル® Xeon Phi™ プロセッサーでは、ベクトル - ベクトルと、ベクトル - スカラーの NumPy 算術演算と超越数演算が最大 400 倍まで高速化されます。次のベンチマークは、Black-Scholes 関数をベンチマークすることによって、算術および超越式の高速化のスケールを示しています。


これらのベンチマークは、インテル® Distribution for Python* と Black-Scholes を使用したスピードアップを実証しています。


このセットは、インテル® Distribution for Python* と Black-Scholes 式を使用したスピードアップを実証しています。これらの結果は、インテル® MKL と併せてネイティブ C を実行することによって得られたパフォーマンスを、パーセンテージで表しています。


Scikit-learn*

最適化された SciPy ライブラリーと NumPy パッケージは、機械学習の最も一般的なパッケージの 1 つである scikit-learn の広範なスピードアップを提供します。また、インテル® DAAL を利用して、scikit-learn 内の選択されたアルゴリズムに最大 140 倍のスピードを実現しています。


高速フーリエ変換(FFT)

FFTは、信号処理および画像処理において最も重要なアルゴリズムの 1 つです。NumPy と SciPy で FFT を最適化し、現実的で複雑な、一次元および多次元のインプレースおよびアウトオブプレイスの結果を得て、パフォーマンスを最大 60 倍向上させます。


乱数ジェネレーターと一般的なディストリビューションによるパフォーマンス向上

乱数を生成する際、通常、モンテカルロ・シミュレーションと暗号化でボトルネックが発生します。インテル® Distribution for Python* は、さまざまなディストリビューションの生成を最大 56 倍高速化することでこの問題を解決します。 インテル® Distribution for Python* の numpy.random_intel パッケージは、Numpy の拡張機能で、numpy.random のデザインを密接に反映し、インテル® MKL のベクトル統計を使用して大幅なパフォーマンス向上を実現します。

次の表は、一般的なディストリビューションによるパフォーマンスの改善を示しています。 (100,000 回のサンプリング、256 回繰り返し)

ディストリビューション タイミング(random)
秒あたり
タイミング(random_intel)
秒あたり
スピードアップ・ファクター
uniform(-1. 1) 0.357 0.034 10.52
normal(0, 1) 0.834 0.081 10.35
gamma(5.2, 1) 1.399 0.267 5.25
beta(0.7, 2.5) 3.677 0.556 6.61
randint(0. 100) 0.228 0.053 4.33
poisson(7.6) 2.990 0.052 57.44
hypergeometric(214, 97, 83) 11.353 0.517 21.96

全てのベンチマークのシステム構成:

Python ベンチマーク

ソフトウェア

PIP* and NumPy: Installed with PIP, Ubuntu*, Python 3.5.2, NumPy 1.12.1, scikit-learn 0.18.1 Windows*, Python 3.5.2, PIP and NumPy 1.12.1, scikit-learn 0.18.1 Intel Distribution for Python, Update 2

ハードウェア

Intel® Core™ i5 processor 4300M at 2.60 GHz and 2.59 GHz, (1 socket, 2 cores, 2 threads per core), 8 GB DRAM Intel® Xeon® processor E5-2698 v3 at 2.30 GHz (2 sockets, 16 cores each, 1 thread per core), 64 GB of DRAM Intel® Xeon Phi™ processor 7210 at 1.30 GHz (1 socket, 64 cores, 4 threads per core), 32 GB DRAM, 16 GB MCDRAM (flat mode enabled)

変更

Scikit-learn: Conda*-installed NumPy with Intel MKL on Windows (PIP-installed SciPy on Windows contains an Intel MKL dependency) Black-Scholes on Intel Core processor i5 for Windows: PIP-installed NumPy and Conda-installed SciPy

1Software and workloads used in performance tests may have been optimized for performance only on Intel microprocessors. Performance tests, such as SYSmark and MobileMark, are measured using specific computer systems, components, software, operations and functions. Any change to any of those factors may cause the results to vary. You should consult other information and performance tests to assist you in fully evaluating your contemplated purchases, including the performance of that product when combined with other products. For more complete information, visit www.intel.com/benchmarks.

Optimization Notice: Intel's compilers may or may not optimize to the same degree for non-Intel microprocessors for optimizations that are not unique to Intel microprocessors. These optimizations include SSE2, SSE3, and SSSE3 instruction sets and other optimizations. Intel does not guarantee the availability, functionality, or effectiveness of any optimization on microprocessors not manufactured by Intel. Microprocessor-dependent optimizations in this product are intended for use with Intel microprocessors. Certain optimizations not specific to Intel microarchitecture are reserved for Intel microprocessors. Please refer to the applicable product User and Reference Guides for more information regarding the specific instruction sets covered by this notice. Notice Revision #20110804

製品セミナーや関連イベントをご紹介。

米インテル社の製品情報を日本語に翻訳して公開中。

アプリケーションの高速化、安定化を支援するスイート製品です。

Python*、ネイティブ C および C++ が混同するコードのアプリケーションにおいて、パフォーマンス・ホットスポットを素早く正確に特定できるパフォーマンス・プロファイラーです。

プロセッサー

インテル® Streaming SIMD Extensions 4.2 (インテル® SSE4.2) インストラクション (互換性のあるインテル以外のプロセッサー) をサポートするインテル 64 アーキテクチャー プロセッサー

オペレーティング・システム
  • Windows 10*
  • Windows 8*
  • Windows 8.1*
  • Windows 7*
    ※ SP1 は、インテル® Advanced Vector Extensions (インテル® AVX) が必要です。
  • Windows Server* 2008 R2 SP1 および SP2
  • Windows HPC Server 2008 R2
  • Windows Server* 2012
  • Windows Server* 2016
  • Red Hat* Enterprise Linux* 6
  • Red Hat* Enterprise Linux* 7
  • Red Hat Fedora* core 25
  • Red Hat Fedora* core 26
  • SUSE Linux Enterprise Server* 11
  • SUSE Linux Enterprise Server* 12
  • Debian* GNU/Linux 8
  • Debian* GNU/Linux 9
  • Ubuntu* 14.04 LTS
  • Ubuntu* 16.04 LTS
  • Ubuntu* 17.04
  • macOS* 10.12
  • macOS* 10.13
言語

Python* 2.7 および 3.6

Python* パッケージ

インテル® Distribution for Python* に含まれるインテル® 最適化済みパッケージ・リストはこちらのページ (英語)をご覧ださい。
インテル® Distribution for Python* に含まれる全てのパッケージのリストはこちらのページ (英語)をご覧ださい。

関連ツール インテル® VTune™ Amplifier による Python*、C、C++ 向けパフォーマンス分析
  • 最新の情報は、製品または評価版に同梱されているリリースノートを参照ください。

お知らせ

2017年 9月 14日、インテル® Distribution for Python* 2018 を同梱したインテル® Parallel Studio XE 2018 の販売を開始しました。

過去にインテル® Parallel Studio XE 製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2018 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

  • インテル® Distribution for Python* は、単体製品としては販売されておりません。

FAQ

インテル® Parallel Studio XE の評価版をお申し込みいただくと、コンポーネント・ツールとして、インテル® Distribution for Python* をご利用いただけます。

インテル® Parallel Studio XE の評価版は、こちらからダウンロードできます。

インテル® Distribution for Python* は、Windows® (7 以降)、Linux*、macOS* プラットフォームと Python* 2/3 をサポートしています。特定バージョンについての詳細は、リリースノートを参照してください。

スタンドアロンのインテル® Distribution for Python* は無料で利用できます。フォーラムサポートのみ含まれています。インテル® プレミアサポートは、インテル® Parallel Studio XE のライセンスを購入すると利用できます。

いいえ。インテル® Distribution for Python* の商用/非商用利用に制限はありません。

インテル® Distribution for Python* は無料で利用できます。フォーラムサポートのみ含まれています。インテル® プレミアサポートは、インテル® Parallel Studio XE を購入すると利用できます。

インテル® プレミアサポートを利用可能なインテル® Parallel Studio XE のライセンスをお持ちの場合は、インテル® Distribution for Python* についてもインテル® プレミアサポートを利用できます。

役立つ記事およびユーザーフォーラムへのリンクは、www.isus.jp/python-distribution/ (英語) を参照してください。

インテル® Distribution for Python* は、Python* のパフォーマンスを向上してネイティブコードの速度に近づけることに焦点を当てています。そのために、ハイパフォーマンスな Python* アプリケーションを生成するための複数のツール、手法および最適化機能が用意されています。例えば、インテル® マス・カーネル・ライブラリー (インテル® MKL) のようなネイティブ・パフォーマンス・ライブラリーによる NumPy*/SciPy*/scikit-learn の高速化、インテル® スレッディング・ビルディング・ブロック (インテル ® TBB) によるスレッド化の拡張、pyDAAL、Numba、Cython による高度なデータ解析などの最適化を簡単に行うことができます。

はい。セルフブート型のインテル® Xeon Phi™ プロセッサーをお持ちの方は、追加の指示に従う必要はありません。自動オフロードが必要なインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーをお持ちの方は、インテル® Distribution for Python* の使用 (英語) の指示に従ってください。 詳細は、 リリースノートを参照してください。

インテル社のページからお申し込みください。

なお、無償のインテル® Distribution for Python* には製品サポートは含まれておりません。
ご不明点等は インテル社のフォーラム (英語)をご利用ください。

  • インテル® Parallel Studio XE を購入された場合は、インテル® Distribution for Python* についてもサポートサービスが提供されます。

インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル ® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

»マニュアルはこちら

最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。

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