インテル® ソフトウェア開発ツールによる MPI アプリケーションのパフォーマンス分析トレーニング

本トレーニングでは、インテル® VTune プロファイラーを始めとしたインテルのツールを用いて、MPI アプリケーションを分析する手段を説明します。

開催概要

日程

2025年7月25日 (金) 13:30 ~ 16:00

コース名

インテル® ソフトウェア開発ツールによる MPI アプリケーションのパフォーマンス分析トレーニング

コース内容

コンピューターを用いた処理の中でも、シミュレーションやデータ分析など、大規模化によって演算能力と記憶容量の要求が増大するものへの対応の 1 つに、MPI ライブラリーの採用により複数台のコンピューターによる並列計算を可能にすることが挙げられます。しかし、そうした MPI アプリケーションの構造は複雑化しやすく、パフォーマンスの評価も容易とは言えません。

本トレーニングでは、インテル® VTune プロファイラーを始めとしたインテルのツールを用いて行うことができる、MPI アプリケーションのパフォーマンス分析の手段を説明します。本内容により、インテルの CPU が主な構成要素となっているクラスターシステムを効率よく利用するための基本的な情報を知ることができます。

本トレーニング中の説明の前提として、Linux ベースのシステムの一般的な操作 (コマンドおよびシェルスクリプト) を知っているものとします。

会場

オンライン

対象者

  • 独自開発のプログラムについて、実行能力 (速度または処理量) をスケールさせる必要がある方
  • HPC クラスター向けアプリケーションを開発されている方
  • インテル® ソフトウェア開発ツール / インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットの役割を知りたい方

定員

70 名

レベル

初級

参加費

無料 (事前登録制)

問い合わせ先

ご不明点がある場合はこちらより、以下のように項目を設定の上お問い合わせください。

  • [お問い合わせの製品・業務] - [製品の種類]: その他
  • [お問い合わせの製品・業務] - [その他]: セミナー

注意事項

内容の一部および講師は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。

タイムテーブル

13:30

開始

13:30 - 14:30

パート 1: 分析の計画

目標設定、例とする MPI アプリケーション、実行するシステムについて把握すること、分析に用いるツールとその事前準備について説明します。

14:40 - 15:40

パート 2: 結果の評価

ツールによって得られるソフトウェアおよびハードウェアのプロファイルについて、MPI アプリケーションの構造と関連した見方を中心に説明します。

- 16:00

質疑応答

16:00

終了

講演者

エクセルソフト株式会社 中村 弘志

中村 弘志 (Hiroshi Nakamura)

エクセルソフト株式会社 テクニカル・サポート・エンジニア

2010年にエクセルソフト株式会社に入社し、インテル® ソフトウェア開発製品の技術サポートを担当。直接お客様へのサポート、セミナーやイベントを通じての製品紹介活動を展開している。



トレーニング関連製品/機能

インテル® VTune™ プロファイラー

C/C++、Fortran、Python*、Go*、Java* を使用する開発者向けのパフォーマンス / スレッド・プロファイラーです。

現在および将来にわたるプロセッサーを最大限に活用するように、アプリケーションを簡単にチューニングすることができます。CPU と GPU パフォーマンス、スレッドのパフォーマンスとスケーラビリティー、バンド幅、キャッシュ利用など、パフォーマンス向上のための豊富な情報を収集します。シングルコード・プロファイラーとは異なり、C / C++、Fortran、Python*、Go*、Java* が混在したコードの hotspot を正確に特定します。

インテル® VTune™ プロファイラーは、すべてのツールキットに同梱されています。

インテル® ソフトウェア開発ツール

インテル® ソフトウェア開発ツールは、Unified Acceleration (UXL) Foundation が管理する、アクセラレーター向け統合プログラミング・モデルのオープン仕様 oneAPI に基づいて、インテルが提供する現在と将来の CPU、GPU、FPGA のそれぞれに最大限のパフォーマンスを発揮させるための包括的なプログラミング手段を提供します。

「インテル® oneAPI ベース・ツールキット」には、oneAPI に基づいて、単一のコードで複数種類のアクセラレーターに対応できる SYCL* と C++ のコンパイラー、oneAPI ライブラリー、CUDA* から SYCL* へのコード移行ツール、およびインテルのアーキテクチャーにおける性能解析ツールなどが含まれます。

特殊なワークロード向けのドメイン固有のツールキット
  • インテル® oneAPI ベース・ツールキット
  • インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット

関連資料紹介

iSUS 提供資料

iSUS (IA Software User Society) は、インテル® アーキテクチャー向けにソフトウェア開発者に向けて、並列化/最適化に関する最新情報を提供しています。