インテル® DAAL 2017

ビッグデータ解析やマシンラーニングのパフォーマンス向上を支援するデータ解析ライブラリーです。
関連情報
[お知らせ一覧]

ビッグデータの解析とマシンラーニングのパフォーマンスを大幅に向上

ビッグデータは、さまざまな業界や分野で生成される増加するデータ、多様性およびその速度性から価値を見出すことにより、コンピューティングの世界を変えようとしています。ゲノム科学、リスク、ソーシャル・ネットワークと消費者の傾向の分析などは、現代のコンピューティングにおける大規模データセットのハイパフォーマンス解析のほんの一例です。

これらのタスクにおいて、計算速度は重要な要素と言えます。インテル® Data Analytics Acceleration Library (インテル® DAAL) は、ソフトウェア開発者が短い開発期間でアプリケーションのパフォーマンスを向上させ、市場へ出すことを支援するように設計されています。利用可能な計算リソースを使って大規模データセットをより高速に解析できます。

次世代プロセッサーのパフォーマンスを活用できるよう、プロセッサーが利用可能となる前に、インテル® DAAL もアップデートされます。新しいプロセッサーが出荷された時点で、最新バージョンのインテル® DAAL とリンクするだけで、コードは最新プロセッサーのパフォーマンスを最大限に活用できるようになります。

詳細・新機能 技術情報

製品紹介資料

本ライブラリーが同梱されるインテル® Parallel Studio XE の製品概要、新機能、各エディションの違いやコンポーネント、パフォーマンス、お客様の声などをご紹介しています。

PDF

  • 現在は PDF 版のみ公開しています。ブラウザ表示板は近日公開予定です。

ライセンス

特定ユーザーライセンスが提供されています。
ライセンス規定の詳細はライセンスページを参照ください。

特定ユーザーライセンス

特定の一個人に製品を使用する許可を与えます。

ライセンス詳細

OS

OS 別に3 種類の製品が提供されています。

Windows

Linux

OS X

製品一覧

製品 OS ライセンス
インテル® DAAL for Windows
for Linux
for OS X
  • 特: 特定ユーザーライセンス

スイート製品に同梱

単体販売のほか、以下製品にも同梱されます。

インテル® Parallel Studio XE

アプリケーションの高速化、安定化を支援するスイート製品です。

バージョン 2017 新機能

主に以下の変更・機能が追加されました。
詳細は、リリースノートおよびインテル社公開の情報を参照ください。

  • Python* プログラミング言語 API

  • ディープラーニング・アプリケーションのためのニューラルネットワーク

  • インテル® Xeon Phi™ プロセッサ- 7XXX(開発コード名:Knights Landing)、インテル® Xeon® プロセッサー E5-xxxx C4 (開発コード名:Broadwell) を含む、新しいインテル® プロセッサー向けに改善された最適化

インテル® パフォーマンス・ライブラリーによるマシンラーニングの高速化

インテル® DAAL は、高度な数値演算ライブラリーであるインテル® MKL と同じチームによって開発されています。このチームは、インテル® アーキテクチャー・ベースのシステムから最大限のパフォーマンスを引き出すため、インテル® プロセッサーの設計チームと協力しつつ作業を行っています。

基本的なデータ分析からマシンラーニングまで、開発で必要とするアルゴリズムにこれらの最適化されたビルディングブロックを役立てることができます。

インテル® DAAL はビックデータのエコシステムに最適

インテル® DAAL は、データ解析パイプラインの次のすべてのステージに注目します。

  • 前処理
  • 変換
  • 解析
  • モデル化
  • 検証
  • 意思決定

ハードウェア向けに最適化

インテル® DAAL の各関数は、計算速度を向上させるために、それぞれのプロセッサーの命令セット、レジスター、およびメモリー・アーキテクチャー向けに高度に最適化されています。

インテル® DAAL は、IoT ゲートウェイからバックエンド・サーバーをターゲットとするインテル® Atom™ プロセッサー、インテル® Core™ プロセッサー、インテル® Xeon® プロセッサーおよびインテル® Xeon Phi™ プロセッサー/コプロセッサーを含む、さまざまなインテル® プロセッサーをサポートし、IoT ゲートウェイとバックエンド・サーバーなどの複数プラットフォーム間で処理されるそれぞれの解析から、アプリケーション・パフォーマンスの向上を支援します。

開発作業の生産性向上

簡単に利用でき、すべての処理段階で事前に最適化が可能な、ソフトウェア開発の時間を短縮する高度な C++ と Java* 、Python* データ解析関数を利用することができます。

  • 一般的によく利用されるアナリティクス・プラットフォーム (Hadoop*、Spark*) とデータソース (SQL、Non-SQL、ファイル、インメモリー) に簡単に接続でき、高いスループットを実現
  • サポートされるすべてのバッチ、ストリーミングおよび分散コンピューティング・モデルは、アプリケーションのデータ・セット・サイズとパフォーマンス要件をカバー。

アルゴリズム (データ解析: 特性評価、集計、変換)

アルゴリズム 説明
低次モーメント データセットの基本特性 (合計、平均、2 次モーメント、差異、標準偏差など) を計算します。
クォンタイル クォンタイルの位数で等分されたデータ分布を集計するクォンタイルを計算します。
相関行列と分散共分散行列 特徴ベクトルのペアの統計的関係を定量化します。
コサイン距離行列 コサイン距離を使用して、特徴ベクトルのペアの類似性を評価します。
相関距離行列 相関距離を使用して、特徴ベクトルのペアの類似性を評価します。
コレスキー分解 対称正定値行列を下位三角行列とその転置の積に分解します。線形システム、非線形最適化、カルマンフィルターなどを解くための基本操作として使用されます。
QR 分解 一般行列を直交行列と上三角行列の積に分解します。線形逆問題と最小二乗問題を解くのに使用されます。また、固有値と固有ベクトルの計算にも使用されます。
特異値分解 (SVD) 行列を左特異ベクトル、特異値、右特異ベクトルの積に分解します。主成分分析、線形逆問題の計算、データ・フィッティングに使用されます。
主成分分析 (PCA) 入力特異ベクトルを互いに直交する主成分の新しいセットに変換することでデータの次元を減らします。
K 平均法 データセットをほぼ同じデータポイント数のクラスターに分割します。各クラスターは、そのクラスターのすべてのデータポイントの平均であるセントロイド (中心) により表されます。
期待値最大化 モデルのパラメーターの最大尤度を推定します。クラスタリング手法としてガウス混合モデルで使用されます。非線形次元縮退、欠測値問題にも使用できます。
外れ値検出 異常に離れた観測点とほかの観測点を識別します。特徴ベクトル全体 (多変量) または 1 つの特徴値 (単変量) を考慮して、外れ値かどうか決定できます。
相関ルール 特定の信頼レベルで変数の関係を検出します。
線形および放射基底関数カーネル データをより高い次元の空間にマップします。
品質メトリック 数値のセットを計算し、解析アルゴリズムによって返される結果の定量的特性を評価します。メトリックには、混同行列、正解率、適合率、再現率、F 値などが含まれます。

アルゴリズム (マシンラーニング: 回帰、分類、その他)

アルゴリズム 説明
線形回帰 線形方程式を観測データに当てはめることで、従属変数と 1 つ以上の説明変数の関係をモデル化します。
ナイーブベイズ分類器 ラベルを割り当てることで、観測値を別々のクラスに分割します。ナイーブベイズは、特徴間の独立性を仮定する確率的分類器です。テキスト分類と医療診断によく使用され、特徴間にある程度の従属関係がある場合でもうまく動作します。
ブースティング 弱分類器の正解率に応じて繰り返し重み付けを見直し、一連の重み付けされた弱分類器をまとめて強分類器を作成します。弱分類器が決定木となります。AdaBoost (二項分類器)、BrownBoost (二項分類器)、LogitBoost (多クラス分類器) を含むブースティング・アルゴリズムを利用できます。
SVM SVM (Support Vector Machine) はポピュラーな二項分類器です。観測された特徴ベクトルを 2 つのクラスに分割する超平面を計算します。
多クラス分類器 SVM などの二項分類器を使用して多クラス分類器を作成します。
ALS ALS (Alternating Linear Square) は、多くのユーザーから収集した嗜好情報に基づいて、ユーザーの嗜好予測を行うための協調フィルタリングの方法です。

製品セミナーや関連イベントをご紹介。

米インテル社の製品情報を日本語に翻訳して公開中。

アプリケーションの高速化、安定化を支援するスイート製品です。

工学、科学、金融系アプリケーションのパフォーマンスの向上を図る数値演算ライブラリーです。

プロセッサー

インテル® プロセッサー、インテル® コプロセッサー、および互換プロセッサー

オペレーティング・システム

複数オペレーティング・システム上で同じ API を使用してアプリケーションを開発できます。

  • Windows 10* (IA-32/インテル® 64)
  • Windows 8* (IA-32/インテル® 64)
  • Windows 8.1* (IA-32/インテル® 64)
  • Windows 7* (IA-32/インテル® 64) – 補足: インテル® AVX 命令セットは SP1 が必要
  • Windows Server* 2008 R2 SP1/SP2 (IA-32/インテル® 64)
  • Windows HPC Server 2008 R2 (IA-32/インテル® 64)
  • Windows Server* 2012 (IA-32/インテル® 64)
  • Red Hat* Enterprise Linux* 6、7 (IA-32 / インテル® 64)
  • Red Hat Fedora* core 21 (IA-32 / インテル® 64)
  • SUSE Linux Enterprise Server* 11
  • SUSE Linux Enterprise Server* 12、12 SP1
  • Debian* GNU/Linux 7、8 (IA-32 / インテル® 64)
  • Ubuntu* 14.04 LTS (IA-32/インテル® 64
  • Ubuntu* 15.04 (IA-32 / インテル® 64)
  • Ubuntu* 16.04 LTS (IA-32/インテル® 64
  • OS X* 10.11 (Xcode 7.0 以降)
  • macOS* 10.12
サポートするコンパイラーと開発環境
  • インテル® C++ コンパイラー 17.0
  • インテル® C++ コンパイラー 16.0
  • インテル® C++ コンパイラー 15.0 (Linux*、OS X*)
  • Microsoft Visual Studio* 2015 (Windows*)
  • Microsoft Visual Studio* 2013 (Windows*)
  • Microsoft Visual Studio* 2012 (Windows*)
  • GNU Compiler Collection 4.9 以上 (Linux*、OS X*)
  • Clang compiler (OS X*)
  • Java* SE 7 from Sun Microsystems
  • Java* SE 8 from Sun Microsystems
  • Xcode*
言語

C++、Java*、Python*

  • 最新の情報は、製品または評価版に同梱されているリリースノートを参照ください。

お知らせ

2016年 9月 7日、インテル® DAAL 2017 の販売を開始しました。

過去に製品をご購入いただき、現在有効なサポートサービスをお持ちのお客様は、すぐにバージョン 2017 を無料でダウンロードしてご利用いただけます。

2015年 8月 26日、インテル® DAAL (バージョン 2016) の販売を新たに開始しました。

FAQ

インテル® DAAL は、データを情報に変換する最適化された関数を提供することにより、ビッグデータの解析やマシンラーニングのパフォーマンスを向上する Python*、C++、Java* ライブラリーです。既存の開発環境に簡単に追加できます。

必要なインテル® DAAL のコピー数は、インテル® DAAL API を使用してコードの記述、コンパイル、テストを行っている開発者の数と、コンパイルおよびリンクを行うビルドマシン (フルセットのインテル® DAAL 開発ツールが必要です) の数によって決まります。詳細は、EULA を参照してください。

はい。インテル® DAAL を購入すると、インテル® DAAL の一部のファイルをアプリケーションとともに再配布する権利が得られます。インテル® DAAL の評価版には、この権利は含まれません。再配布できるファイルは、製品ライセンス付きのインテル® DAAL ディストリビューションに含まれている redist.txt にリストされています。

いいえ。コピーごとにロイヤルティーを支払う必要はありません。詳細は、インテル® DAAL エンド・ユーザー・ソフトウェア使用許諾契約書 (EULA) を参照してください。

一般に、リンク可能なファイル (Windows® では .DLL および .LIB ファイル、Linux* では .SO および .A ファイル) を再配布できます。インテル® DAAL を購入 (またはサポートサービスを購入して更新) すると、再配布可能なファイルのリストを含む redist.txt ファイルが提供されます。インテル® DAAL の評価版には、この権利は含まれません。詳細は、EULA を参照してください。

インテル® DAAL は Python*、C++、Java* API を提供します。

いいえ。インテル® コンパイラーを含む、任意のコンパイラーを使用して、アプリケーションのビルドおよびライブラリーのリンクを行うことができます。

  • インテル® MKL は、処理するデータ全体がメモリーに収まる場合に有用です。インテル® DAAL は、データが一度にメモリーに収まりきらない状況でも処理できます。インテル® DAAL は、アプリケーションがデータの一部分をチャンクとして処理し、最後に最終結果を取得することを可能にします。
  • インテル® MKL は、Fortran と C API をサポートします。インテル® DAAL は、C++ と Java* API をサポートします。
  • インテル® MKL を使用する場合、アプリケーションはデータの管理 (データソースに接続し読み取る) にほかのツールやライブラリーを必要とします。インテル® DAAL は、データ管理機能を持っています。アプリケーションは、各種ソース (ファイル、インメモリー・バッファー、SQL データベース、HDFS など) に直接アクセスできます。
  • いくつかのアルゴリズム (行列分解、低次モーメント、分位など) は、インテル® MKL にもあります。

インテル® レジストレーション・センターで操作します。
操作手順やよくあるご質問、トラブルシューティングは、インテル® レジストレーション・センター操作マニュアルを参照ください。

»マニュアルはこちら

最新版、または旧バージョンのダウンロードは、インテル® レジストレーション・センターで行います。
詳細は以下ページを参照ください。

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