オンライン コンテンツも印刷物もこれ 1 つで作成!オーサリング ツール「MadCap Flare」

MadCap Flare は、XML ベースのシングルソースから レスポンシブ Web、ヘルプ、マニュアル、eラーニング コースなどのオンラインと印刷用の出力を生成できるコンテンツ オーサリング ツールです。HTML や XML の知識がなくても、テンプレートと Microsoft Office ライクな GUI を使用してプロのようなコンテンツを作成できます。

Flare は、コンテンツのインポートからオーサリング、パブリッシング、アウトプット分析まで、コンテンツ開発ワークフロー全体を支援します。この記事では、Flare の主な基本機能を紹介します。

XHTML オーサリング

Flare では、XML と HTML を組み合わせた XHTML (Extensible Hypertext Markup Language) でコンテンツを作成します。XML は、World Wide Web 上でドキュメントをレンダリングする HTML の代替標準として、World Wide Web Consortium (W3C) によって開発されました。XML は HTML のような固定された要素セットではなく、メタ言語 (言語を記述するための言語) です。XML を使用すると、作成者は独自のタグを定義できます。

XHTML に馴染みのない方にとっては、難しそうに聞こえるかもしれません。しかし、XHTML、XML、HTML について何も知らなくても、MadCap Flare では、Microsoft Word ライクなコンテンツ エディター (XML エディター) を使って、簡単にコンテンツを作成できます。

XHTML マークアップはバックグラウンドで自動的に作成されます。XHTML の経験がある方は、マークアップを直接編集して XHTML の利点をフル活用することも可能です。

シングルソース

Flare の優れた特長の 1 つは、コンテンツを再利用し、同じソース ファイルから複数の出力を生成できる「シングルソース」機能です。豊富な機能を活用して、さまざまな方法でプロジェクトのシングルソース化を実現できます。

以下は、利用可能な機能の例です。

ビルディング ブロックとトピックベースのオーサリング

他のオーサリング ツールでは、コンテンツ、目次、用語集、スタイルなど、すべてが 1 つのファイルにまとめられている場合があります。Flare では、これらを含めほとんどの要素は、独立したビルディング ブロックになっています。これは、Flare の優れた特長の 1 つであり、出力の作成方法に高い柔軟性をもたらします。

コンテンツはトピック ファイルと、スニペット ファイルに保存されます (スニペットとは、さまざまな場所で繰り返し利用されるコンテンツの塊で、1 つまたは複数のトピックに挿入することが可能です)。画像は別ファイルとして存在し、トピックやスニペットから参照されます。目次と用語集はそれぞれ別のファイルで管理されます。スタイルは CSS ファイルに保存されます。プロジェクトの要件や作業方法に応じて、プロジェクトで複数の目次、用語集、スタイルシートを使用することも可能です。

索引は、トピックやスニペットに索引キーワードを挿入すると作成されるため、Flare プロジェクトには個別のインデックス ファイルはありません。これは例外的であり、Flare ではほとんどの場合、個別のファイルを構成要素として扱います。

ターゲット ファイルは、これらすべての要素をまとめ、必要な出力を生成するのに使用します。

トピックは、テキストやその他のコンテンツを入力する場所です。印刷出版の経験がある方は、各章に 1 つのトピック、あるいは PDF マニュアル全体で 1 つのトピックなど、非常に長いトピックを作成したいと思うかもしれません。Flare では、必要に応じて長いトピックを作成できますが、ほとんどの場合、トピックは理解しやすい小さなコンテンツの塊にしたほうがさまざまな出力に再利用できます。Flare で作成される PDF の 1 つの章は、通常、複数の個別のトピックで構成されます。

ただし、トピックは短すぎてもいけません。トピックは、それ自体で成立するだけの十分な内容を持ちつつ、多様な出力のさまざまな場所で簡単に再利用できる程度に短くする必要があります。

オープン ファイル アーキテクチャ

Flare プロジェクト内のすべてのファイルは、独立した XML ドキュメントです。つまり、Flare プロジェクトは完全にオープンで、透明性が高く、アクセスしやすいため、スクリプトを使ってプロジェクトとファイルを容易にカスタマイズできます。

サードパーティ製のエディターで Flare ファイルを開くことは可能ですが、Flare Desktop の実行中は、特定のプログラムでこれらのファイルを編集しないことを推奨します。たとえば、Notepad++ でスタイルシートを開くことは問題ありませんが、Flare Desktop の実行中に Microsoft Word でトピックやスニペットを開いて編集すると、問題が発生する可能性があります。

スキーマ

スキーマとは、XML ドキュメント内の要素を記述するメタデータの集合です。Flare のドキュメント スキーマは、XSD (XML スキーマ定義) と、Flare の機能をサポートする固有のタグとスタイルに対応するため MadCap Software が作成したカスタム スキーマを組み合わせたものです。そのため、Flare スキーマは、W3C が推奨する業界標準の要件に準拠しています。つまり、Flare のコンテンツは Flare の XML エディターと外部エディターのいずれでも編集でき、また両者を自由に切り替えることができます。また、Flare のコードは W3C 仕様に準拠しているため、他の XHTML アプリケーションとの統合も容易です。

まとめ

この記事では、XML ベースのシングルソースから レスポンシブ Web、ヘルプ、マニュアル、eラーニング コースなどのオンラインと印刷用の出力を生成できるコンテンツ オーサリング ツール「Flare」の主な基本機能を紹介しました。

MadCap Flare を 30 日間無料で評価できるトライアルもあります。以下のボタンからアクセスして、是非 Flare をお試しください。

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この資料は、MadCap Software の Web サイトで公開されている「General Key Features」の日本語参考訳です。

This material first appeared on the MadCap Software website. MadCap Software is the leading software provider for end to-end documentation solutions.

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