Axure が提供する無償ホスティングサービス Axure Share は、Axure RP で作成したプロトタイプを HTML アウトプットで共有するのにとても便利です。Axure RP 上の [Share] 、[Publish] ボタンをクリックするだけで、プロトタイプを共有できるリンクを作成することができます。
例えば、、、
- Axure Share に同じ RP ファイルを公開し、Axure Share プロジェクト ID を複数に割り当てることができます。これにより、異なるバージョンのプロトタイプを異なるオーディエンス (デザイン チーム、開発者、ステークホルダー) に向けて作成することができます。チームプロジェクトの作業をしている場合は、確認する度に Axure Share 上の HTML アウトプットは更新されます。ステークホルダーが作業途中の完成していないページなどを見れないようにするために、スケートホルダー用のプロトタイプを作成し、異なる Axure Share ID を割り当てることができます。
- プロトタイプを新しい Axure Share ID に公開することができます。
複数の Axure Share ID 作成
複数の Axure Share ID を一つのプロトタイプに対して作成する作業は、Axure RP の [Create a new project] オプションを使用して RP ファイルを新たに公開するのと同じくらい簡単です。
- Axure RP 上でプロトタイプを開き、トップツールバーの [Share] アイコンをクリックします。
- [Publish to Axure Share] ダイアログの上部で、Axure Share が使用してほしい HTML 生成設定を選択します。これらの設定は、どのページを公開するかなどのオプションを含みます。
- [Name] フィールド内で、対象のオーディエンスが判別できるようなプロジェクト名を入力します。例えば、[Mobile App Redesign (Stakeholder Copy)] など。
- 必要な場合はパスワードを追加し、どの Axure Share ワークスペースを公開するかを選択します。
メモ: 異なるプロジェクトまたはクライアントごとに異なるワークスペースを設定することをおすすめします。開発元ウェブサイトより Axure Share ワークスペースについて詳しくご覧いただけます。
[Axure Share Basics reference guide (英語) を見る] - [Publish] をクリックし、プロジェクトを公開します。アップロードが完了すると、Project ID に対するノートを作成し、どのオーディエンスが関連するのかを明確にします。
特定のオーディエンスのプロトタイプバージョンを更新する準備ができれば、関連するプロジェクト ID を公開します。[Update and existing project] 以下に手動で ID を入力するか、プロジェクトを右にある省略されたメニューで名前から検索することができます。
HMTL アウトプットのカスタマイズ
公開したプロトタイプの各バージョンをカスタマイズするには、Axure RP の HTML Generator 設定を使用します。これらの設定を毎回使用する場合は、RP ファイルにそれぞれのオーディエンスに合わせた generator 設定を保存することをおすすめします。
Generator 設定方法:
- Axure RP で、[Publish] – [More Generators and Configurations] をクリックします。
- ダイアログの左上にある [Add] ドロップダウンをクリックし、[HTML] を選択します。
- 下にあるテーブル内の新しい generator に名前を付けます。
メモ: ターゲットオーディエンスの後またはプロトタイプのオーディエンスバージョンの Axure Share ID のあとに generator に名前を付けるようにしましょう。例えば、[Stakeholder Copy ABC123]、 [Publish to Axure Share] ダイアログ内で、正しい generator を見つけるのをより簡単にします。 (前のセクションのステップ 2 を参照してください。) - 設定を構成するために generator の名前をダブルクリックします。
そうすると、[HTML generator] ダイアログが開かれた状態となり、カスタマイズを開始することができます。
Page
HTML generaetor 設定タブ内の page 上で、どのプロトタイプページを公開するかを決めます。例えば、顧客や外部のステークホルダーに対しては、完成したページのみを公開するように設定します。
Page and Widget Notes
このタブでは、Axure RP 内のどのノートを公開するか、プロトタイプのサイドバーに含めるかを決めます。例えば、開発者だけが必要な情報を持つノートがある場合は、顧客用のプロトタイプからチェックを外します。
The Console
プロトタイプサイドバーのコンソールタブは、インタラクティブなプロトタイプを作成している Axure RP ユーザーに対して使い易いです。他のオーディエンスに公開する際は、それらを外している方がいいかもしれません。この作業は、interaction タブ上で行うことができます。
Axure Share のプロジェクトの設定
一度、プロジェクトを公開すると、Axure Share のプロジェクトの設定を活かして、プロトタイプのそれぞれのバージョンをさらにカスタマイズすることができます。
Discussions
Axure Share Discussion は、プロトタイプのそれぞれのページにコメントを追加することができます(スクリーン上に直接コメントを追加することもできます)。それぞれのオーディエンスに対して、異なるプロジェクトを用意することにより、それぞれのオーディエンスにとって適切な discussion のみを提供することができます。
Plugins
Axure Share plugins は、プロトタイプのそれぞれのバージョンに対して異なる HTML、CSS、および JavaScript を作成できます。例えば、ユーザーテストで使用しているプロジェクトバージョン上にヒートマップ プラグインを含むことができます。
30 日間無償体験版を提供しております。是非、お試しください。
Axure 製品の詳細は、弊社ウェブサイトよりご覧ください。