英文メールで「ご連絡お待ちしております」と伝える 7 つの方法

プロフェッショナルの世界では、使い慣れたフレーズが役に立つことがあります。そのような表現では、自分のニーズや要望を広く受け入れられ、理解される形で伝えることができます。また、どこにでもある「ご連絡お待ちしております」というフレーズは、メールの最後に使える便利な省略表現です。しかし、他の省略表現と同じように、この言葉を使うことで不誠実だと思われてしまうリスクもあります。

ここでは、英文メールにおいて「ご連絡お待ちしております」(“I look forward to hearing from you”) というフレーズを使うべきときと避けるべきときを含め、このフレーズについて知っておくべきことを説明します。

“I look forward to hearing from you” の意味

“I look forward to hearing from you” (「ご連絡お待ちしております」) というフレーズは、メールや手紙で相手からの返信を期待していることを伝える方法のひとつです。この表現には句動詞 (“phrasal verb”) が使われており、動詞 “hear” と前置詞 “from” を組み合わせて「返事を受け取る」という新しい意味を作り出しています。

この表現のトーンは親しみやすいのと同時にしっかりとしていて、“I hope to hear back” ほど緩くもありません。このフレーズの親しみやすさと、相手からの返事を楽しみにしているというコンセプトが、その固い期待を和らげてくれます。

“I look forward to hearing from you” を使うべき時

このフレーズは、近いうちに返事をもらいたい相手と話しているときにいつでも使える、しっかりとしたプロフェッショナルなメールの結び言葉です。たとえば、以下のような場面で特に役立ちます。

  • 面接後のフォローアップ メッセージ
  • 協力し合っている同僚へのメール
  • リクルーターとのコミュニケーション
  • 見込み客への連絡

とはいえ、最適な選択肢でない場合でも習慣的にこのフレーズを使ってしまうこともあります。たとえば、相手からいつ返事をもらいたいか、どのようなフィードバックが必要かなど、具体的な要望がある場合は、他のフレーズを使う方が適切かもしれません。

“I look forward to hearing from you” の代替フレーズ 7 選

1. “Let me know if you have any questions — I’m happy to help” (「何かご質問があればお知らせください」)

必ずしも返事を必要としていない、あるいは期待していないものの、読み手側に必要がある場合に備えて可能性を残しておきたい、といった場合には、このフレーズが便利です。たとえば、上司やクライアントにメールを送る際には、協力態勢を示唆し、かつ彼らのニーズを優先していることを述べることにより、信頼関係を築くのに役立ちます。また、親しみやすい表現なので、初めてメールを送る相手にも効果的です。

2. “Talk to you soon” (「また近いうちに」)

このフレーズ、または “I hope to hear from you soon” というのは、“looking forward to hearing from you” と同じメッセージ性を持った代替表現として使えます。時間の要素 (“soon”) は、より具体的なものに変えることもできます。たとえば、もしメッセージの受け手と会う約束をしていて、それまでは何も連絡する必要がないのであれば、“Talk to you next week” と言うことができます。

3. “I appreciate your timely response” (「タイムリーにご回答いただけると幸いです」)

これは、返事を期待していること、一刻を争うことをダイレクトに伝える方法です。厳格な期限を定めているわけではありませんが、話題の内容によっては緊迫感があります。

もう 1 つの選択肢としては、上の例ほど強烈ではありませんが、“I appreciate a response at your earliest convenience” というのがあります。これは、相手が忙しく、「タイムリーに」返事を返せない可能性があると認識していることが伝わります。ただ、本当に早急な回答が必要な場合は、最初の言い回し (または “prompt response”) がより適しているでしょう。

4. “Unless I hear otherwise, I’ll assume we’re all set” (「ご返信がなければ、問題ないものと解釈いたします」)

このフレーズには多大な信頼が込められているため、あまり堅苦しくない職場環境や、多くの仕事を一緒にしたことのあるチーム内で使うのが最も理にかなっています。このフレーズでは、“Talk to you soon” のように、必ずしも返事を必要としていないことを伝える一方で、例えば予期せぬことが起こった場合など、特定の状況下では連絡をもらうことを期待していることが伝わります。

5. “Please keep me informed” (「引き続き情報共有をお願いいたします」)

このフレーズは短く要点を押さえており、アップデートや情報共有を必要としていることをはっきりと伝えられます。そのため、プロジェクトや従業員を監督していて、最新情報を共有してもらう必要がある場合などに最適です。また、アップデートのタイミングを明確にしていないため、相手に対する信頼感も感じられます。そういった意味では、このフレーズは新入社員や連携して仕事をする相手ではなく、以前一緒に仕事をしたことのある人などに限定して使うようにしましょう。

6. “Let me know if you’re interested and I’ll [X]” (「ご興味がおありでしたら X いたしますのでご連絡ください」)

これもまたオープンエンドな表現で、相手に返信の義務がない場合に最適のフレーズです。たとえば、これからのビジネス ベンチャーについてコールド メールを送る場合や、個人的なプロジェクトについて助けを乞う場合などにも有効です。また、受け手からの返答がどう対応されるか期待感を持たせることができ、相手も自分が手助けできるかどうか理解しやすくなります。

7. CTA をダイレクトに表現

CTA とは “call to action” の略であり、読み手に何を求めているかをダイレクトに伝えます。これは、多数の読者に配信するメールのテンプレートに使用すると有効です。たとえば、受信者にタスク (アンケートへの回答など) を完了してもらったり、コンテキストを提供してもらったり、適切な人物を紹介してもらったりする必要があるかもしれません。CTA は、あなたがリクエストした情報やアクションを提供する適切な返信のフォローアップ メールを必要とします。

代替フレーズを使った 3 つの例

  • 求人応募のカバー レター 
    Let me know if you need any additional context about my work history or have any questions. I’m always happy to help.
  • 営業のメール 
    If you’re interested, click the link below to schedule a quick 15-minute phone call to discuss the details.
  • メンターとのコミュニケーション
    Thanks again for all your help last week—it’s been invaluable. I eagerly anticipate your feedback on the next project!

“I look forward to hearing from you” という表現についてよくある質問

Q: “I look forward to hearing from you” にはどんな意味合いがありますか。
A: 良い意味で、相手から返事をもらえるという期待をしていることが伝わります。また、相手と一緒に仕事をすることを楽しんでいる、あるいは相手の時間を尊重しているというニュアンスも含みます。

Q: どのような場合に使うのが適切な表現ですか。
A: 面接後のフォローアップ、クライアントとの共同作業、LinkedIn でのリクルーターとの会話などの場面で役に立つ表現です。

Q: どのような代替表現がありますか。
A: このフレーズを使いたくない場合は、状況に応じて “I appreciate your timely response” (「タイムリーなご回答に感謝します」) 、“Let me know if you have any questions” (「何かご質問があればお知らせください」)、“Please get back to me by (date)” (「[期日] までにご返信ください」) などの表現を使うことができます。

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7 Ways to Say “I Look Forward to Hearing from You”


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