Docker Enterprise Edition (EE) は、実運用環境で稼働するクリティカルなアプリケーションをビルド、配布、実行するエンタープライズ向けの開発と IT チーム向けに設計されています。Docker EE は、コンテナ エンジン、ビルトイン オーケストレーション、プライベート レジストリ、およびコンテナのライフサイクル管理を含む完全に統合されたソリューションを提供し、セキュアなソフトウェア サプライ チェーンのビルドに役立ちます。Docker EE は、SLA に裏付けされた技術サポートや、主要なサードパーティ イメージ、プラグイン、およびインフラとの検証済みの統合に対するアクセスを提供するエンタープライズ クラスの製品として、企業が Containders as a Service (CaaS) を配布する際に役に立ち、IT 効率の向上と、パブリック クラウド向けのアプリケーションのポータビリティおよび縮小された攻撃対象領域やイメージ署名とスキャンによるセキュリティの向上を図ります。
Docker 社の Moni Sallam と Jenny Fong が注目する、Docker Enterprise Edition のキーとなるユース ケースおよび Community Edition との違いを以下のウェビナ―からご覧ください。さらに、Docker EE を通してエンドツーエンドのコンテナのライフサイクル管理をセキュアにコントロールする様子を見ることができるデモを Moni が紹介します。
以下は、ライブ セッションで最も多く質問された項目です。
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[su_spoiler title=”Windows アプリケーションを Docker 化することはできますか?” style=”fancy”] はい!Docker 社は、Windows Server 2016 でネイティブな Docker コンテナ プラットフォームを配布するため、Microsoft 社とパートナーシップを組んでいます。Docker コンテナは、Windows Server および Windows 10 上で実行することもでき、Docker ユーザー エクスペリエンスの一貫性を保つために、Linux 環境と同じコマンドを使用することができます。さらに、Docker 社では先日、.NET アプリケーションをコンテナ化するサービスである Modernize Traditional Applications (MTA) プログラムを発表しました。このサービスでは、image2docker ツールを活用し、既存の Windows アプリケーションを素早く Docker 化することができます。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”オンプレの Docker EE で Linux と Windows コンテナの両方を管理することができますか?” style=”fancy”] はい。Docker EE 管理 UI は Linux ホスト上にインストールされますが、同じクラスタ内で Windows および Linux の両方を管理する機能を DockerCon 2017 にてプレビューしました。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”Community Edition および Enterprise Edition では Windows と Linux のどのバージョンがサポートされていますか?” style=”fancy”] サポートされているプラットフォームの最新情報は、Docker ドキュメントから確認することができます。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”Docker for AWS は Enterprise Edition または Community Edition のどちらに含まれていますか?” style=”fancy”] Docker for AWS は、Community Edition および Enterprise Edition の両方で利用可能ですが、商用サポートの提供は Enterprise Edition のみになります。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”サポートする IaaS として Google Cloud を認定する予定はありますか?” style=”fancy”] はい、Docker for Google Cloud Platform のベータ版は、2017年 3月に発表されました。ネイティブな Google Cloud Platform の構造を利用することで、簡単かつ素早いインストールができるように設計され、アップグレードも簡単で、インフラの故障から自己回復および自動復元する機能が含まれます。こちらから詳細を参照するか、beta.docker.com にサインアップしてください。[/su_spoiler]
[su_spoiler title=”ダッシュボードは Docker EE の機能に含まれますか?その場合 VMware の vCenter と似ていますか?” style=”fancy”] はい、管理 UI およびダッシュボードは、Docker EE Standard および Advanced で利用可能な Universal Control Plane の一部です。Docker EE がコンテナを管理するという点では、vCenter が仮想マシンを管理するという点とある意味似ています。これにより、RBAC とアクセス ルールを設定しながら、swarm クラスタおよびコンテナを視覚的に管理できるようになります。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”Docker Trusted Registry (DTR) は Docker レジストリ上にビルドされていますか?オンプレでの実装は可能ですか、それとも Docker Hub と結び付けられていますか?DTR、Docker Hub および Docker Store 間の違いは何ですか?” style=”fancy”] Docker Trusted Registry は、アプリケーション内のコンポーネントとしてオープン ソース レジストリを使用します。さらに、DTR はセキュリティ (例: イメージ署名、イメージ スキャン) やアクセス コントロール (例: LDAP/AD 統合、RBAC) において、高度な追加機能を提供します。これは、データセンターまたはクラウド環境にインストールするためのプライベート レジストリです。Docker Hub は現在、公開されたホスト型のイメージ ライブラリである Docker Store の一部です。Docker Store は、コミュニティが提供するイメージと、認定されたイメージの両方が含まれていますが、これらはすべて一般公開されているレポジトリです。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”Docker EE は Kubernetes や Amazon ECS などのツールとどのように統合しますか?Kubertenes で DTR を使用することはできますか?” style=”fancy”] Docker EE は完全に統合されたソリューションですが、部分的に入れ替えることができます。Docker EE には、統合されたエクスペリエンスを提供するホスト クラスタリングおよびコンテナ スケジューリングのためのビルトイン swarm モード オーケストレーションが含まれています。Kubertenes の使用を選択する企業も、認定およびサポートされたコンテナ エンジンやセキュアなイメージ ライフサイクルを管理する DTR を Docker EE Basic から活用することができます。Amazon ECS は、組み込みコンテナ ランタイムを備えた独自のオーケストレーション ソリューションを提供します。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”Docker EE の開発バージョンはありますか?どのようにして Docker EE の完全な環境を試作できますか?” style=”fancy”] 現在、Docker Store から Docker EE の 30日間無料トライアルをダウンロードするか、ガイド付きのエクスペリエンスにクラウド リソースや Hands-on Lab コンテンツを活用することができます。どちらも、いくつかのノードに Docker をインストールする必要があります。Docker 社では、インストールを必要とせずに Docker EE を試用できる方法も検討しています。詳細は随時更新します。 [/su_spoiler]
[su_spoiler title=”サブスクリプションの価格はどこで確認できますか?” style=”fancy”] Docker EE の価格およびサポートのポリシーに関する詳細は、オンラインで確認することができます。 [/su_spoiler]
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次のステップ
- Docker Enterprise Edition の詳細を見る
- 30日間無料トライアルをダウンロードする
- 近日開催予定のウェビナ―に登録または近くのミートアップに参加する
記事参照:
2017 年 6 月 5 日 Jenny Fong
© 2017 Docker Inc.
「WEBINAR Q&A: DOCKER ENTERPRISE EDITION DEMO」