PRTG で Zoom がダウンしているか調べる

世界の多くの人々がリモートでの作業に切り替えたため、以前は直接会って行われていた会議が、今ではバーチャルに行われるようになりました。重要なビジネスミーティングをオンラインミーティングプラットフォームで行うことに大きく依存しているため、これらのオンラインサービスの可用性を監視することがこれまで以上に重要になっています。

ビデオ会議ツールとしては、最近では Zoom が注目されています。Zoom はまさにユビキタスであり、私たちが常につながっていることを可能にする最新のテクノロジーなのです。もちろん、Zoom がいつダウンしたかを調べることは非常に重要で、企業は一時的に別のプラットフォームに切り替えるか、少なくともユーザーにサービスがダウンしたことを知らせることができます。

Paessler 社では、最近のロックダウンより前から Zoom を使用していたので、PRTG Network Monitor で Zoom を監視する方法を考えてみることにしました。これが私たちが見つけたソリューションです。このソリューションは、他のビデオ会議ソフトウェアにも応用できます。この記事の最後にあるリストをご覧ください。

概念
方法
その他のビデオ会議プラットフォーム

概念

インターネット上で一般公開されているサービスを提供している他の多くの企業と同様に、Zoom はシステムステータスの Web ページと有用な Zoom API に関するドキュメントの両方を提供しています。このページでは、Zoom のライブストリーミングサービス、Web クライアント、Web ポータル、Zoom ミーティングなど、さまざまなサービスのステータスを取得することができます。

当然のことながら、この API から各サービスのステータスを取得して評価する必要があります。そのためには、PRTG の汎用性の高い REST Custom センサーを使用するのが最適です。REST Custom センサーについては、PRTG のユーザーマニュアルに記載されている説明を参照してください。

REST Custom センサーは、Representational State Transfer (REST) アプリケーションプログラミングインターフェース (API) のエンドポイントに問い合わせを行い、その結果を JavaScript Object Notation (JSON) または Extensible Markup Language (XML) でセンサー値にマップします。

言い換えれば、REST Custom センサーを使用し、REST API から取得した値を表示することができます。このためには、API からの値を PRTG のセンサーで表示される値にマッピングする必要があります。これは、JSON テンプレートファイル (*.template) を使用して実現します。もちろん、これは非常に単純な仕組みの説明です。より技術的なことを知りたい方は、センサーについての詳細をご覧ください。

REST Custom センサーを使用して Zoom API から値を取得し、PRTG にサービス名とステータスを表示することができます。通常、すべての設定を行うには少し時間と労力がかかりますが、必要なものをすべて用意し、ステップバイステップで説明していますので、簡単に立ち上げることができます。

方法

まず、PRTG Network Monitor が必要です。まだインストールされていない方は、30 日間の試用版をダウンロードしてお試しいただけますので、ぜひご利用ください。

次に、テンプレートファイルとハウツーガイドが必要になります。これについては、ナレッジベースの記事「PRTG で Zoom を監視するにはどうしたらよいのか?」をご覧ください。そこには、動作させるために必要なすべてのファイルが入った ZIP ファイルがあります。ナレッジベースの記事の指示に従うだけで、すぐに PRTG でこれと同じようなものが表示されるようになります。